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「貸してくれてありがとう」と「貸してもらってありがとう」後者のほうが言いにくい感じがするのはなぜでしょうか?

「お貸しいただきありがとうございます」のように「~てもらう」の謙譲語「~ていただく」を使うと自然に聞こえるのは何故なんでしょうか?

ー自分の考えー
後者は最後に「ございます」がくるとシックリする感じがする。
「~てくれる」「~てもらう」は同じ恩恵表現だが後者の方が高い待遇(尊敬が強い)である。

A 回答 (6件)

「やり・もらい関係」の論題ですね。



「~てくれる」は「あなたが」であり、
「~てもらう」は「私が」であるから、
恩恵を与えてくれたヒトのことを考えている「心」が
前者には有り、後者には無い。
両者を敬語で表せばそれぞれ
「くださる」と「いただく」となり、
それぞれ、尊敬と謙譲の表現となる。

ここで
礼を述べる際にどちらを使うべきかと言うと、
当然にも前者である。なぜならば、恩恵に対しては
「二人称のヒト(=相手=聞き手と読み手)に対する」敬意
を表さなければならぬからである。

逆にも言っておくと、
「・・・していただいてありがとう」=
「私がもらった(=頂いた)ことについて言うならば、
それはなかなか起こりえぬことである。」
と言うならば、発生確率について述べただけであって
相手という人間に感謝したことにはなっておらぬのである。

完全文としては、理想的には、
「ありがたい」(ことである=be動詞)を使わずに
他動詞「感謝する」を使って
「・・・してくれたことに対してあなたに感謝する」と言わねば成らぬ。

追記:
赤塚伊三武著「許すな!悪文と不正確発音」にもあるように、
人称関係を考えることなく、
機械的に「いただく」を使っておけば敬語を使ったことになると
気軽に考える者が近年大増殖している。
これは義務教育で論述文を書かせる訓練をせぬという
日本語教育の欠陥が露呈したのである。
この語を不適切に使うことで無教養がばれてしまうのである。

論述文を書かせる訓練では文の構造を考えねばならぬゆえ、
分析力が養われるが、しかし、
それをせずに済ませたことが原因となっているからである。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます!

丁寧で分かりやすく、大変参考になりました!

本当にありがとうございます!!

お礼日時:2009/01/12 23:43

ふたたび、自信がおありの専門家に対してものを言うのは恐縮ですが、質問者に誤解させるといけないので、敢えて発言します。



>「お貸しいただきありがとうございます」のように「~てもらう」の謙譲語「~ていただく」を使うと

 という質問者のお考えはもっともです。このことは下記サイトをごらんになれば、明らかです。(補助動詞の項)
 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …

 他の辞書もほとんど、謙譲語と書いています。No.3の方がおっしゃっているのは「お貸しいただいた」の動作主体が話し手本人であるから、本人自身に本人が「ありがとう」と謝意を表するのはおかしいということで、その点については、わたしもNo.1の回答で触れておきました。(動作の主体について)

 しかし、下記サイトにある「文化審議会・国語分科会・敬語小委員会」の答申「敬語の指針」の中に、この問題についての専門家の意見が書いてあります。

 http://www.bunka.go.jp/1kokugo/pdf/keigo_tousin. …

>【17】いつも,「御利用いただきましてありがとうございます。」と言ったり,書いたりしているのだが,「御利用くださいまして」の方が良いのだろうか。どちらが適切なのだろうか。(答申の40ページ、関連して26ページも参照)

 【解説1】「御利用いただく」は謙譲語I,「御利用くださる」は尊敬語である。つまり,「(自分側が相手側や第三者に)御利用いただく」,「(相手側や第三者が)御利用くださる」という基本的な違いがある。しかし,立てるべき対象は,どちらも同じであり,また,恩恵を受けるという認識を表す点も同様であるため,どちらの言い方も適切に敬語が用いられているものである。
 【解説2】謙譲語Iの「御利用いただく」の使い方には,問題があると感じている人たちもいる。その理由としては,「利用する」のは相手側や第三者なのだから,尊敬語である「御利用くださる」を使うべきだということなどが挙げられているようである。しかし,「御利用いただく」は,「私はあなたが利用したことを(私の利益になることだと感じ)有り難く思う」という意味を持った敬語である。「利用する」のは相手側や第三者,「御利用いただく」のは自分側,という点がやや理解されにくい敬語であるが,自分側の立場から相手側や第三者の行為を表現した敬語であり,敬語の慣用的な用法として特に問題があるわけではない。ただ,このような「いただく」の用法に対しては,その受け止め方に個人差があり,不適切な用法だと感じている人たちもいる。
 また,「御利用いただきまして…」と「御利用くださいまして…」のどちらが適切か,どちらが丁寧か,という判断や感じ方についても個人差が大きいようであるが,基本的には,どちらもほぼ同じように使える敬語だと言ってよい。(引用は以上)

 質問者が、「ありがとう(有り難うございます)」と、感謝の気持ちをつたえたのは、あくまでも「貸す」というわたしに恩恵を与える相手の動作に対してであり、当然自分の動作に対してではないと考えます。
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No.3の方の回答に似てしまいますが…


「てもらう」の謙譲語(謙譲語?)が「~ていただく」ではありません。

というのも、質問者様のいう「不自然な」「貸してもらってありがとう」の尊敬の形が「貸していただき~」だからです。
これは自分で頼んで貸してもらったわけですね。

「貸してくれて~」でしたら「貸して『くださり』ありがとう~」となるはずです。
こちらは相手が好意で貸してくれたわけです。

尊敬度が強いとかではなく、働きかけをどちらで行ったかの違いであり、意味がまったく異なります。

昨今なんでも「いただき」をつける傾向にあり、みんな日本語のニュアンスがわからないのだな、と悲しく思っています。
相手の好意に対してお礼をいうのですから、質問者様が「貸してもらってありがとう」に違和感を感じるのは当然であり、同様に「貸していただきありがとう」にも違和感を感じるものです。
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専門家のご発言の後で恐縮ですが、「貸していただきありがとうございます」のときだけ「あることが難しい」という語源的な意味でうけとられるのか、ちょっと解せません。

「ありがたい」は、現代ではもはや感謝の気持ちを表す語となっていると思いますが。
 http://kodomo.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/ …
 にある「敬語の指針」はその後どう取り扱われた存じませんが、そのp.40に、「下さる」と「いただく」は同様に使用されるという説明があり、しかし、その使い方に異論もあるという意味の事も述べられています。

 実はわたし自身も「いただく」を安易に敬語として使うことを快く思っていません。けれども、別の考え方も存在するようですね。
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回答ではありませんが。



「貸す」のはあなたで、「もらう」のは私なので「貸してもらう」という日本語はおかしいと私の韓国語の先生が言っていましたが、日本語としては正しいです。韓国語にはこういう言い方がないだけです。「~してもらう」は多分他の言語でもあまりしない言い方だと思います。

「貸してもらってありがとう」は私も若干違和感を持ちますが、Web 検索をすると結構引っかかりますので違和感をもたない人も大勢いるようです。「貸してもらってありがたい」なら私もぜんぜん違和感がありません。「ありがとう」と「ありがたい」にどういう差があるのでしょう。
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「貸してくれる」の動作の主体は相手です。


「貸してもらう」の動作主体はわたしです。
これらを敬語にすると、「貸して下さる」(尊敬語)「貸していただく」(謙譲語)となり、この二つを区別する必要があります。

>「貸してくれてありがとう」と「貸してもらってありがとう」後者のほうが言いにくい感じがするのはなぜでしょうか?

 そんなに言いにくい感じはないと思いますが、どうでしょう。

>最後に「ございます」がくるとシックリする感じがする。

 そのとおりだと思います。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました!

分かりやすく、リンクまで張っていただいて大変参考になりました!

本当にありがとうございます!!

お礼日時:2009/01/12 23:41

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