経理初心者です。
よく書籍に減価償却をする場合、定率法の方が初期に費用化する金額が大きいので節税効果があるとあります。
昨年(2008年)秋に開業し、今年初めての確定申告(青色)を控えていますが、固定資産を定率法で減価償却すると、控除前所得が15万程度となり、青色申告特別控除(65万)を受けられない金額となります。
また、固定資産を定額法で減価償却すると、控除前所得が100万程度なり、青色申告特別控除を受けられる金額となります。
私の素人考えでは、このケースでは、特別控除を受けられ、かつ2009年以降に経費化できる金額を多く残せるという意味で、定額法の方がメリットがあるのではないかと思っているのですが、将来について何かデメリットなどはあるのでしょうか?
今、思いつくデメリットは、償却資産税が少し高くなるということぐらいなのですが。
なにぶん経理初心者なので、的外れな質問をしているかも知れませんが、よろしくご教授下さい。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
定率法と定額法とでどちらがメリットがあるかは企業の事業内容や規模などによります。
多くの場合、企業は新製品を開発し、生産設備の投資を行い、ばん!と売り出してババっと売りさばき、その商品が市場に飽きられるか競合他社が対抗する製品を売り出して自社製品のマイナーチェンジ(新規設備投資が必要な)をしなければならなくなるまでに投資資金を回収したいわけです。
こういう場合には、初年度に売上を伸ばしたいわけですから、償却金額も増やして課税所得を圧縮したいわけです。とすると、最初に大きな金額を償却できる定率法がお得、ということになります。
そういう事業が多いので、一般的には定率法の方が有利だ、ということが言われます。
さて、これを書いている私の職業は実は歯科医師です。歯科医院という業種は、新装開店したからといってお客さん(患者さん)がどっと来るような業種ではありません。最初は患者さんはほとんど来ず、徐々に患者数が増えて行きそれに伴って売上も徐々に増えてゆく、という特性の業種です。ですから、定率法にすると質問者さんと同様に青色申告の特別控除が受けられなくなる可能性があります。ですから私は定額法にしました。
結局、事業内容と規模によってどちらが有利かが決まるわけですから、ご自分の会社にとって有利な方を選べば良いのです。
No.3
- 回答日時:
平成19年に税制改正がありました
取得日が平成19年3月31日以前と同年4月1日以後で償却方法が違います
平成19年4月1日以後に取得した資産の償却方法は
定額法、定率法(250%定率法)、生産高比例法、の何れかだと思います
早く償却したいのでしたら、定率法(250%定率法)だと思います
税理士に相談されてはいかがでしょう
No.1
- 回答日時:
経理は専門外なのですが、
固定資産減価償却で定率法を選択する理由は償却を加速させることです。
はやく身軽になりたい場合は定率法が適しています。
そして早く身軽になりたいのは固定資産に賞味期限がある場合です。
ですので固定資産が何であるか、そこが分かりませんと回答しにくいかも知れませんね。
資産はなるべく流動性の高い形で増やさなければなりませんし、使えもしない資産をいつまでも抱え込むのは利口ではありません。
一般的には可能であれば償却は加速する方向で考えられた方が良いとは思います。
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