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金融危機による、サムライ債など円キャリードの投資撤回が円高につながっているとの指摘がありますが、そもそも円の金利が他国通貨に比べて安いのは何故ですか?
今回の円高が円キャリードなどの影響を受けたものだとしたら、そもそも金利施策が失敗だったということではないのでしょうか。

A 回答 (1件)

1990年代に、バブル崩壊後の金融緩和策をご存じですか?


不況だから金利を下げる、と言う単純な方法なわけですが、
他にも不良債権による相次ぐ金融系企業の倒産を避けるために、企業の金利所得が減るが、評価損による累積債務をなくす目的もあり、
金利をゼロ近くに設定したわけです。

いまさら急に金利を上げると、
・国債の金利が上がり、同時に国際価格が下がり、銀行が倒産してしまう
・金周りが悪くなり、デフレ、不景気が進む
ということになります。
あと、変動利息での住宅ローンを抱えた人は地獄でしょうね。
国と地方の抱えた借金も、利息が高いと絶対に返せません。
日本国(地方含む)の債務は千数百兆円です。これを税金で返さないといけませんが、1年で税金徴収額30万アップだとしても、かなりの時間がかかると思います。

金利施策が失敗というか、あらかじめ予測できる範疇ではなかったと思うので、失敗かどうかは別です。
ただし、今年金をもらっている馬鹿老人たちのせいである事は確かです。こんなに債務作ったら、金利も上げられんだろう。。

また、貯めたお金を安易に貯金してしまう国民性が、金利を下げても金周りが良くならないという、政策の効果を出にくくしてもいます。
銀行預金金利はマイナスでもいいと思うのですが。。
(物価が下がってるから、実質金利はゼロだよーって言えるし)
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この回答へのお礼

非常に勉強になります。ありがとうございました。日本は、1990年代の金融危機で立ち直った事例として紹介されているようですが、こうした金利施策を見ると、実際は未だに完全に立ち直っていないようにも見えます。

お礼日時:2009/02/22 14:06

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