プロが教えるわが家の防犯対策術!

とある小学校のPTAをしています。
今日のことですが、あるお母さんから電話があり、小学校2年生の男子が大変凶暴で、対処の仕方が分からず大変困っています。
たとえば、首を絞め刃物で「殺す」と言ってみたり、旧友のみならず上級生だろうが下級生だろうが、殴る蹴るは日常だそうです。また、学校の児童に死ぬように要求して、あやうく教室の窓から自殺しようとする子もいたそうです。
そこまでされなくても、精神がおかしくなってきている子がかなりの数に上っており、緊急に対策をする必要があると考えています。

現状、先生はもちろん知っていて、授業中は先生はその子にかかりきりになってしまっているそうです。それでも収まらず、先生とその子の怒声で学級崩壊状態だそうです。
また、教育委員会ももちろんこのことを知ってます。来週、学校や被害を訴える親を交えて会議を開きます。私はこのときに、皆様からいただいた対処法をすべて報告するつもりです。

その子の親の態度は、「自分の子は自分で守れ」と、まったく対処するつもりはないそうです。
その子は、現在とある武道塾に通っていて、その技を学校で使うので、怪我も半端な状態ではなく、また口での脅しもすごいらしく、明るかった子どもたちも異常な行動をとるようになっているそうです。

少林寺の師匠に関しては、できるだけ早く特定して連絡を取るつもりです。
また、その子自体も一説によると自閉症を患っているらしい。
したがって、専門医のカウンセリングを、学校からしてもらいたいと要求するつもりです。

親の中には、授業中も参観して、我が子を守りたいと思っている人もいます。
学校帰りは特に要注意で、冗談ではなくその子におそわれて、登校ができなくなりかかった子が複数います。

法的なことも含めて、皆様のご意見をどうかお願い申し上げます。
また、会議の結果も報告をいたします。

A 回答 (5件)

はじめまして。


障害児教育に携わっています。

質問にあるような子と、似たような事例を見聞きしたことがあります。

親御さんとしては、気が気ではないでしょうね。
学校は親が関わりづらい面もある以上、どうしたらいいか分からなくなるでしょうし…。

そのお子さんが自閉症だったとして、小学校で学習ができる程度のお子さんであれば、高機能自閉症とかアスペルガー症候群とか、そういったタイプになるでしょうね。

ただ、自閉症かどうかは、普段から自閉症児と接している立場でも判断できるものではないので、推測で語ることは危険です。専門医による診察が必要です。
例えば、アスペルガーのお子さんが社会のルールやその場の状況を理解しきれずに、暴力で状況を自分の思うようにしようとすると見ることもできますが、育児環境や本人が普段から目にしている刺激などの影響によって、同様の行動を示すこともあるからです。

対応としては、
1.日々起こっている状況・事実を、正確に記録していく。
2.被害を受ける側で自衛手段を講じる。
3.警察への通報、集団訴訟などを検討する。
4.家庭内の育児環境によっては、児童相談所への通報を検討する。
といったことが挙げられるかと。

明らかに何らかの障害があることが背景にあると推測されるのであれば、学校から養護教育センターや養護学校などから専門家に相談していただいて、対処についてアイディアを頂くことも必要でしょう。

あと、
問題を起こしているお子さんをどうにかするためには、何らかの手段をもって、その保護者が問題意識をもつことが、非常に大切です。

今の段階でその保護者がどうお考えなのかは分からないのですが、医療面でのカウンセリングなどの提案をストレートに伝えても、おそらく聞く耳を持たないのではないかと。

なので、学校と保護者だけでなく、警察や弁護士、児童相談所などの協力なども得ながら、保護者自身が「どうにかしなければ」と思えるように(裏から手を回して)誘導していくことも、一つの手段ではないかと。
武道塾の先生に(気づかれないように)コンタクトをとる、というのは、よい方法ではないかと思います。


なんにせよ、その問題を起こすお子さんも「困っている」のです。
学校内の努力だけで適切な指導ができる状況でないなら、外側から圧力をかけていくことも必要になるでしょう。

よりよい状態に導くことができますように願っています。
詳しいことなど、何かご質問があれば補足致します。
それでは。
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この回答へのお礼

回答者様へ。まことに示唆に富んだご回答をいただき、まずは厚く御礼申し上げます。
必ず会議に、皆様のアドバイスを届けさせていたできます。

まず、病気かどうかを確認したいと思います。私がいただいた電話では、自閉症らしいということしか分かりません。アスペルガーというのを、私も今回の件で知りましたが、症状的にはぴったりですが、仰るように素人判断は差し控えたいと思います。

また、具体的な対処法が詳しく書いていただいてあるので、これは心強いアドバイスだと思いました。
いろいろ、手を尽くすことの必要性の高いことを再認識しました。
私もここにアップしてすぐ、さまざまな機関に連絡をしましたが、直徹底する必要がありそうです。

明日の会議で、ほかの参加者から、どんな意見が出るのか分かりませんが、それも含めて対処したいと存じます。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/16 16:36

支援級の情緒級にいるこをもつ親です。

1年間は普通級にいましたが2年生から入りました。その子は学校が嫌いなんでしょうね。どこの場所に行っても、ちょっとどうなのでしょうね。その子もそういう状態になるのはストレスがかなりたまっているとも思えるし、周りの子供たち親たちもストレスがたまるしで、どちらにもよくないですね。その子の親が少しでもスクールカウンセラーやいろんな先生の話に耳を傾けてくれるようにしてもらえばいいですね。
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この回答へのお礼

アドバイス、まことにありがとうございます。
確かに、学校が嫌いという側面は否定できないと思います。
それもそうですが、やはり親ですね。

親が追い詰められている気がします。
だから逆に、ちゃんと話をすれば、親もすがる気持ちがあると思うので、聞いてくれるような気がいたします。

貴重なご意見だと思います。ほんとに、ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/20 01:20

NO.3です。


すいません、一か所訂正です。
9行目あたりですが、

>籍を移すこと自体は、前年度末くらいまでには決まっていない
→籍を移すこと自体は、前年末(つまり、12月~1月)くらいまでには決まっていないと
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こんにちは。


うちの学校にも、似たような子がいます。程度はもう少し軽いですが。

さて、その子は、通常学級在籍なのでしょうか。
そうなら、まずは、特別支援学級へ移籍してもらうように、学校側に対して働きかけていったらいかがかと思います。

特別支援学級というのは、知能の遅れがある子だけが通うところではありません。
特別支援学級が複数クラスある場合には、知的障害児学級、情緒障害児学級、肢体不自由児学級、など、
障害の程度に応じて子どもが振り分けられている場合もあります。
人数が少ない場合には、いろいろな障害の子が一クラスにいる場合もあります。

籍を移すこと自体は、前年度末くらいまでには決まっていないと無理なのですが、
4月以降、来年度は、籍だけ通常学級のままで、通級を頻繁にしてもらう、
うまくいけば、再来年度からは籍ごと移る、ということもできます。

質問者様が書いているように、専門医の診断が下りれば、親だって、特別支援を考えやすくなるでしょう。

ただ、学校側からであっても、特別支援学級に「強制移籍」はできません。
当該児童の保護者の了承が必須です。

しかしそこは、学校側から、上手に説明してもらって、時間をかけて説得してもらって、実際に見学もしてもらって、
まずは物理的に他の児童と「離す」ことです。
そして、その児童に教員がかかれる時間を増やすこと、が大切だと思います。

もちろん、特別支援学級へ行っても、問題は起こすでしょう。
特別支援にいる、他の、情緒的に問題のある子と一緒になることで、大きな問題が起こるかもしれません。
しかし、それでも、教員がその子にかかれる時間ははるかに多いわけですから、
今よりははるかに良い状態になるであろうことは間違いないです。

最悪、特別支援でもうまくいかなくなったら「隔離」でしょう。
その児童と、担任外の教員1名が、つきっきりで別室で一日過ごすのです。
放課も掃除も、一人で外へは出しません。
これも、学校側が、そうしてもよい、そうするしかない、と思えるように、被害にあっている多くの児童の保護者から、要望すると良いと思います。

中学校の不良の場合は、そういう隔離ができませんから(体格的にも精神的にも、もはや大人がどうにかできるレベルではない)、
あまりに迷惑をかける場合には、「出席停止」という措置をとることも、マレですが、あります。
(まぁもっとも、そういう出席停止になっている不良が、バイクで乗り込んでくるなんてこともあるわけですが)

学校内で隔離の場合は、その児童に対して、つきっきりになる教員が、勉強も教えてやるわけですから、
その子の教育を受ける権利を、半分は保証できるわけです。
残りの半分は、友達関係を築くとか、行事で培う自主性だとか…そういう面ですが、
それも、様子を見ながら、最初は教師と一緒に、少しずつ再開することもできるわけですし。

私は、こう思います。
第一に、死傷者がでないこと。
第二に、他の子が教育を受ける権利を妨げないこと。

その二つが絶対条件だと思います。

その二つが破られない範疇で、その児童にとって、一番良い選択肢を、我々大人ができる限りサポートしてやるべきだ、と。

たとえば、今の時期なら、卒業式シーズンですよね。
自閉でも何でもない、不良の中学生だって、この時期は気持ちが揺れる時期です。
教員としては、その子を、卒業式に出させてやりたい気持ちはある。
でも、その子を卒業式に出させることで、けが人が出たら意味がない。これが、第一の条件を破る、ということです。
そして、その子を卒業式に出させることで、他の子たちが一生懸命練習してきた卒業式が台無しになったら、意味がない。
これが、第二の条件を破る、ということです。

また、自閉症といっても、いろいろあります。
アスペルガー症候群は、高機能自閉症ともいいます。
お友達と上手に関係が築けない子は、アスぺの子が多いです。
広汎性発達障害といって、いろいろな要素を、少しずつ持ち合わせている子もいます。
「発達障害の疑い」程度の診断でも、校内では、殴る蹴るの問題を起こす子もいます。

登下校については、教員は、残念ながら、全行程を見守るというわけには行きません。
会議があったり、居残りで勉強させる子がいたり、放課後の活動がある学校もあります。

出来うるなら、保護者同士で結託して、その子の通る帰り道のポイントごとに、
交代で立つなどの配慮ができれば良いのですが…。

次に、法的なことに関して。
14才未満の児童の場合、無条件で、刑事的責任は問えないのだそうです。
中学校2、3年生の不良と日々戦うある教員から聞いた話ですが、不良が脅しをかけてきたとき、彼らは、決して、
「殴れるもんなら殴ってみろ」とは生徒に向っては言わないそうです。
それは、
教師がそう言って、もし生徒が本当に殴った場合、警察へ被害届を出しても、
生徒が、「だって先生が殴れって言った」と言えばそれでおしまいなのだそうです。

だから、「殴れ」とは言わずに指導して、殴られたら、警察へ被害届けを出す。
そして、言葉は悪いですが、「引き取ってもらう」のだそうです。

小学生の場合は、そういうことができません。
他の児童や教員を傷つけても、児童相談所行きになるだけです。

もう一点、
その子がアスペルガーである場合、
>先生とその子の怒声で
では、余計にヒートアップするだけです。

これは私もよくやってしまうのですが、
ああいう子たちに対して、頭ごなしに理由も聞かずに怒ると、相手は余計に興奮して、手がつけられなくなります。
間違ったその子なりの言い分を、冷静に聞いてやり、その子の気持ちを認めた上で、
間違った行動については、ゆっくりと目を見据えて諭してやると、案外聞けることも多いものです。

しかし、教師も人間です。
子ども相手とはいえ、こちらも気が狂いそうになることもあります。
よく言いますよね?
鬱の人を看病していると、こちらも鬱になるとか、精神科の医者は、よほどタフでないと務まらないとか。
カッとなってしまって、「しまった…」と思うこと、私もときどきあります。

しかし、大変ですね。
心中お察しいたします。

まずはともかく、取り返しがつかない事態(つまり、死者が出るということ)になる前に、その児童と他の児童を、まずは離してほしいこと。(特支への通級、隔離も含めて)

それを第一に考えるよう、学校へ要請されたら良いと思います。
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この回答へのお礼

たいへん詳細にアドバイスいただき、こころからお礼を述べたいと思います。
また、このアドバイスも明日の会議に持ってゆく所存です。

さて、文面から私も困っていたのが、その子の親の気持ちです。
おそらく捨て台詞のようなとげのある言葉を発する背景には、親自身も追い詰められていて、対処の仕方が分からずにいるのが実情かと思います。
特別支援に前向きになれる方法を模索いたします。

もちろん最悪の場合、隔離というのも緊急性と照らし合わせれば、残念ですが選択肢の一つと思量します。

まずは、安全の確保かつ、授業の権利確保。
次の段階として、その少年のためにカウンセリングの道を探りたいです。

たいへん具体的なアドバイスなので、説明もしやすいと思いました。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/16 16:48

実際にそういう子を保育したことがある幼稚園教諭です。


私の場合幸いにして相手は4歳児だったのでまだ非力でありある程度こちらが制することでケガや事故に至る事態は防げたのですが、正直彼があのまま専門のカウンセリングや適切な治療を受けなかったら、質問にあったお子さんのようになっても不思議じゃないと思いました。
キレた彼はホントに人間じゃないなと思うくらい我を忘れて噛みつく、殴る、蹴る、叫ぶ、そんな状態でした。私も生傷が絶えませんでした。
専門のカウンセラーによる治療を受けることが出来て、本人がそうなった原因もはっきりし、具体的な対応策を聞いて、園と家庭と双方で接し方を実践したところ、徐々に徐々に落ち着いて、1年後に全く問題なく学校に行けるまでになりました。

何より怖いのは、まだ低学年のその子が、学校からも友達からも見放され誰も救ってくれない状況になることです。
傷つけられたくないし、厄介ものなのはすごくわかるのですが、本人の善の部分がそれによってすべて消えてしまいそうなのです。
自分も実際、前述の子に対して正直何度いなくなって欲しいと思ったことかわかりません。そしてその思いが本人に伝わってますます荒れていったと今になって確信してます。
お母さんも当時「人に迷惑ばかりかける子でなんでこんな子を産んでしまったのかと思った」と言ってました。
そういう負の思いが周囲にある限り、本人が本当の意味で改善することはないんだと思います。

悪として抑え込むのではなく、根本的な解決のため、学校と家庭と専門家、そして周囲が本当の意味で連携して対応を考えてくれたら、きっと改善すると思うのですが…
具体的解決策でもなんでもなくて、すみません。
ただ、荒れるお子さんを間近で接してきた人間として、感想を書かせていただきました。

この回答への補足

大変遅くなりました。まず持ってお詫びをさせて下さい。

とても丁寧かつ思いやりに満ちた文面を拝見し、大変辛い気持ちを逆に抱いてしまいました。それは回答者さまにではなく、その子どもの置かれた状況に対して。

また、大変救われるのが、原因を特定し改善策を続けた実践し続けた結果、問題なく学校に行けるようになったという部分です。

緊急性はともかく対処して、その後はそういう方法もあるということを伝えたいと思います。

心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

補足日時:2009/03/16 16:25
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この回答へのお礼

昨日、今日と時間がありません。
明日あらためまして、感想などをさせて下さい。

お礼日時:2009/03/15 10:48

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