映画のエンドロール観る派?観ない派?

読売新聞の社説(2009年6月4日付)で下記の英訳がありました。

(日本語)
出生数の増加も、昨年がうるう年で1日多かったことが要因である。
(英訳)
In addition, the increased number of babies born in 2008 is mainly attributable to the extra day gained due to it being a leap year.
http://www.yomiuri.co.jp/dy/editorial/20090604TD …

このセンテンスの「it being a leap year」は理由を表す分詞構文だと思うのですが、前のdue toと(意味的に)重複するような気がしますが、このような文章は一般的な用法なのでしょうか?

例えば、「due to it was a leap year」とするのは間違っていますか?
どなたか解説していただければ助かります。
宜しくお願い致します。

A 回答 (5件)

due to ~は to が前置詞であるため,due to +名詞が基本で,


due to ~ing とすることもできます。
この ing 形は動名詞です。

今回の場合,due to being a leap year
としてしまうと,being のもととなる be の主語が
全体の主語 と同じとか,人々一般とか,「私」に感じられてしまいます。

ここでは it was a leap year
という「時」を表す主語 it が必要になります。

それを「動名詞の意味上の主語」として,動名詞の前に置くことになります。

一般的には所有格・目的格のいずれかと説明されています。

「私が勝つ可能性」
the possibility of my winning
と所有格になるのは,日本語で「私の勝つ可能性」とも言えるのと同じで,名詞の前に所有格がくる,という単純な感覚です。

ところが,この ing が現在分詞と混同されたのか,
of me という前置詞+目的格 に ing がついたのが
of me winning という形です。

the man のような名詞の場合はわざわざアポストロフィ・エスをつけて所有格にするより,そのまま the man(一応,目的格です)で意味上の主語とするのが普通です。

it の場合も,its という所有格よりは,it という目的格の方が多いと思います。

それが due to it being a leap year
です。
分詞構文ではありません。

前置詞 to の後に節(SV)は来ませんので,
due to it was a leap year は間違いです。

due は形容詞で,本来,be due to ~
「~のためである」と述語的に用いるべきで,
今回のように,副詞的に「~のために」とするのは誤用だったのですが,現在では使えるようです。

because it was a leap year
とすれば簡潔で,わざわざ用いるような言い回しではありません。
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この回答へのお礼

wind-sky-wind 様

大変詳しい解説をどうもありがとうございます。
(分詞構文ではないということも含め)だいぶクリアになりました。
文法が苦手で、常にこうして疑問が途切れないのですが、これからも1つづつクリアしながら理解していこうと思います。

助かりました。本当にありがとうございます。

お礼日時:2009/06/08 10:52

>前のdue toと(意味的に)重複するような気がしますが、


「due to」が「~のために」に対応し、
「it being aleap year」が「2008年が閏年であった」に対応しますので、
これら両者の意味が重複しているということはないと思います。

>「due to it was a leap year」とするのは間違っていますか?
「due to」の後には名詞を受けますので、「it was a leap year」といった表現をここに使うのは適切ではないと思います。
「because it was a leap year」ならば、問題ないと思います。
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この回答へのお礼

elmclose さま

アドバイスどうもありがとうございました。
これまでの他の方々の解説もあり、大変助かりました。

お忙しいところわざわざお答えくださり感謝いたします。

お礼日時:2009/06/08 10:58

すみません,最後に「わざわざ用いる言い回しではない」というのは,日常会話とか,私たち日本人が,という意味です。



日本語の「~が為である」とか,「~であるが故に」のような言い回しだと思ってください。
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due to it being ~~~ は それが~~~である為 



と訳します。

due to の後は名詞しか持って来れませんのでこういう形を取ります。

他にも due to my being ~~~ (私が~~~である為) や
due to her being ~~~ (彼女が~~~である為) などと応用できます。 

それらに鑑みると、文法的には due to its being ~~~ の方が
正しいのではないかと思いますが、一般的には it の場合は it being ~~~ で使われることの方が多い様です。 

その説明を他の方がして下さるなら私も興味があります。 
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この回答へのお礼

FurbyS_OK 様

このような用法を今まで知りませんでしたので大変参考になりました。
自分でもまた文法書で調べてみます。

わざわざありがとうございました。

お礼日時:2009/06/08 10:48

文法にはあまり明るくはないのですがこのtoは前置詞で前置詞+動名詞という組み合わせではないでしょうか。


The accident was dwe to his carelessness.
(その事故は彼の不注意に帰因する)
のように次に名詞、名詞相当句が来ますよね。
なので動名詞の意味上の主語をつけて「その年がうるう年だったことに
帰因する・・・」だと思います。
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この回答へのお礼

ohboy729 様

早速アドバイスをありがとうございます。
例文で解説していただき納得できました。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/06/08 10:45

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