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超伝導体上で磁石が浮く現象について、マイスナー効果とピン止め効果の2つが起こっていることは分かるのですが、調べていた本にマイスナー効果は、電磁気学からも説明がつくとありました。そこに、
「超伝導体は電気抵抗がゼロであるから、外部磁場をかけた瞬間に誘導電流が発生して、その誘導電流がつくる磁場が外部磁場を打ち消すという現象が起きているため、超伝導体から磁場が排除される」とありました。

知識が浅くお恥ずかしい質問なのですが、誘導電流は、磁束が時間的に変化すると起電力が起きると理解しており、コイルなどの中を磁石が動くと、その磁束を打ち消すように磁場ができ、結果、電流が流れるというものが誘導電流と思っていました。そこで生まれた質問は以下の2つです。
(1)上記のマイスナー効果(打ち消す磁場が生まれ、超伝導体から磁場が排除される)の誘導電流からの説明の意味がうまく理解できません。磁場は時間的に変化しているのですか?しかも、超伝導体の上にはコイルではなく磁石を置いています。
(2)超伝導体は抵抗が0であるから、という文からでは抵抗が0であるのが誘導電流が起こる条件のように解釈してしまうのですが、別に抵抗が0である必要はないのですよね?

どなたかよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

とりあえずその文に関して言えば、


導体(必ずしも超伝導体でなくて普通の導体でも)外部磁場が変化した瞬間、それを打ち消すように誘導電流が流れる。で、超伝導(完全導体)でなければ、その電流が抵抗によって制限されてしまうので、外部磁場の変化を完全打ち消すことができないんですが、超伝導(完全導体)であれば、外部磁場の変化は誘導電流で完全に打ち消される
ってことですね。

ただし、この説明だと、ご質問の(1)に当たる場合、つまり、超伝導になる前から、そこに静的な磁場があった場合(超伝導になった後で磁場が変化したわけではない)でも、超伝導になった瞬間に磁場が排除される、という現象を説明できません。
というわけで、マイスナー効果は、古典電磁気学では、半分しか説明できません。
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなり、大変申し訳ありませんでした。大変参考になるご意見ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/24 11:02

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