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アルミなどは一応引っ張り試験をおこなうと一応塑性変形すると思うのですがなぜ降伏点があまり見られないのでしょうか?焼き戻し炭素鋼などは、はっきりとわかりますよね。どういった構造の違いで現れたりするのか教えてください。

A 回答 (1件)

> どういった構造の違いで現れたりするのか



その金属に対して他の金属原子などが添加・含有されたときに、
「置換型固溶体」になるか、「侵入型固溶体」になるかによる
そうです。

wiki・アルミニウム(「機械的性質」の項を参照)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB% …

wiki・固溶体:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BA%E6%BA%B6% …


大雑把に説明すると、『置換型固溶体』(アルミなど)では、
 A)「並びの隙間を互いに埋めあう並び」から
  ●○○○○○     ○:アルミ
   ○○●○○○     ●:その他
  ○○○○○●
 B)「互いの隙間を埋めない並び」
  ●○○○○○
  ○○●○○○
  ○○○○○●
の間の変化は、「並びのずれ」ですみます。
つまり、どれだけ変形させても「ずれの連続」ですむため、
変形に必要な力も「ほぼ一様」になります。

一方、『侵入型固溶体』(鋼など)では、他の元素が隙間に
入る形となることで配列が乱れるため、横一列・縦一列と
いった規則正しい並びではなくなります。
(テキストでの簡略図では、行単位(=横一列)にしかならない
 ので図示は不可能(汗))
このことにより、「ずれ」ではなく「組織の破壊」という形での
変形にならざるを得なくなるため、「組織が破壊されて初めて
変形する」、いわゆる「降伏点」が現れる、ということです。
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