スマホに会話を聞かれているな!?と思ったことありますか?

土用の丑の日にちってどんな風に決まっているんですか?
誰か教えてください

A 回答 (2件)

暦の上で「土用の丑」とは何かというと、「五行説」からスタートし、太陽黄経と二十四節季と十二支を組み合わせて決めた日取りです。



「五行説」とは、古代中国から伝わったもので、天地間のすべての出来事は「木火土金水」(もっ・か・ど・ごん・すい)の5つの要素から成り、その盛衰、消長などによって定まるという考え方です。

五行説では、あらゆるものを「木火土金水」の5つに分類して当てはめるのですが、四季もこれに当てはめようとしました。春を「木」、夏を「火」、秋を「金」、冬を「水」に対応させました。それぞれの漢字のイメージと季節のイメージは確かに一致しますよね。

ここまではよかったのですが、「土」が余ってしまいました。四季はその名のとおり4つしかないのに5つに分類するのが無理な話です。ただ、五行説ではすべてを5分類で説明できるはずですので、無理やり春夏秋冬からそれぞれ終わりの18日を削り、合計72日を「土」の分として割り当てることにしました。つまり、これらの余った部分が「土用」です。したがって「土用」は夏だけではなく、春、秋、冬にもあります。
 
現在は、もう少しカッコ良く、天文学的な定義が用意されています。すなわち、太陽黄経が、春は27度、夏は117度、秋は207度、冬は297度に達した日を「土用の入りの日」とし、この日から、それぞれ立夏、立秋、立冬、立春の前日までを「土用」としています。そのため、それぞれの土用の日数は必ずしも18日ではなく、19日のこともあります。
http://www.nao.ac.jp/koyomi/yoko/pdf/yoko09.pdf
(↑暦要項≒日本の公式暦。5枚中2枚目の右下部分に各季節の「土用の入り」の日があります。また、同ページの他の部分には二十四節季があります。)

もちろん、元々五行説からきたものであり、天文学的な意味は全くありません。
 
一方「丑の日」は、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の十二支を1日ごとに割り当てていくだけのものですから、12日ごとに回ってきます。「土用」の期間は18~19日ですので、年によっては「丑」の日が1回だけの年と、2回ある年とがあります。

2009年は、夏の「土用の入り」が7月19日で、たまたま「丑」の日。立秋が8月7日ですので、その前日の8月6日までが「土用」です。よって、7月19日が「土用の丑」、7月31日が「二の丑」となります。
http://www.sej.co.jp/products/doyoushi0907.html

夏の「土用の丑」の日に鰻を食べる習慣は、江戸時代の鰻屋さんのキャンペーンが由来と言われています。昨今では、節分に「恵方巻」を食べる習慣がジワジワ普及してきているようなものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%B5%E6%96%B9% …
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まず「土用」についてはWIKIPEDIAを参照ください。

いわく、
「土用(どよう)とは、五行思想に基づく季節の分類の一つで、各季節の終りの約18日間のことである。
一般的には夏の土用を指すことが多く・・」
「五行思想では、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割当てている。残った土気は季節の変わり目に割当てられ、これを「土旺用事」「土用」と呼んだ。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E7%94%A8
そして、また「陰陽五行」という思想では年や日にちに十二支が割り当てられており、「土用」の期間の中で「丑の日」に当たるのが「土用丑の日」となるのです。
陰陽五行思想↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%99%BD% …
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