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進化や発展というのは、単純から複雑化だと思います。
言語もそうで、最初期の人類は、単純なアーだのガーだのから始まったのでしょう。
しかしながら、印欧語族の言語は遡るほどに複雑化していきます。
日本人が習う英語は名詞に性がなく格変化がなく、動詞の活用形もものすごく単純です。
あるいは、イタリア語では名詞は男女に別れ動詞も人称によって活用します。が、その先祖のラテン語には中性名詞があり格変化もっと多様で、動詞ももっと複雑になります。
さらに、古代ギリシア語、サンスクリット、果ては印欧祖語において、もっと格変化、動詞の活用が多様になっていきます。
言語において推察できる最古の印欧祖語から、文法的変化において退化していっています。
叫び声から始まったものが、突如複雑な印欧祖語がボンとできあがったようにみえ(移行する過程が存在しません、いわゆるミッシングリンク)、英語にまで退化していっているのは不思議です。
どういうことなのか分かりやすく説明いただけないでしょうか?

A 回答 (5件)

この質問に回答するには、言語学者でも難しいと思います。



確かに、ごく初期の言語は非常に単純なものだったでしょう。

それが、次第に語彙が増え、時間を表現し、自分や相手を区別するために、複雑化して行ったと思います。

ところが、言語(に限らず)は複雑化すると、覚えるのに苦労したり、間違えないように使うには神経を使います。
そこのバランスで複雑化にはある程度の歯止めがかかるのだと思います。

一方では、違う言語を話す民族が接触するとお互いに意志を疎通するために互いの言語を覚えることになりますが、
あまりに複雑だとやはり覚えるのに努力が必要なので、簡略化が起こるのではないか思います。

複雑化と簡易化は両刃の剣で、複雑だと細かい点まで表現できますが、覚えるのに苦労するし、逆に簡易化すると、
聞く側が推理を働かせないと(裏を読まないと)意味がわからないということになります。

言語を使う人が増えるほど、覚える努力が大変と感じる人が増え、簡易化の道を進むのではないかと思います。
ただし、英語については多くの民族が移住したため、屈折部分を除いた語幹部分を使うという人為的な力が働いたという説があります。

さらに、日本語では「パーティ」「タトゥー」「チェック」など近年になって新しい発音が導入され複雑化しています。
それ以前には「ジ」と「ヂ」の発音が同じになるという簡易化が進んだ時期もあったわけですけど。

ついでに言うと、質問者さんの「移行する過程が存在しません」は音声は記録として残らないので仕方がありません。
しかし、ボンとできあがったのではないと思いますよ。
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 興味深いテーマですね。

ラテン語文法をかじったことがありますが、なぜあのような複雑な文法体系が必要だったのか、本当に不思議です。
 ただし、現生人類は10万年以上前に誕生しており、言語も当時からあったと思いますので、せいぜい1万年しか遡れない印欧祖語は言語の原始形とはいえないでしょう。何らかの理由で複雑化したのだと思います。また、西ヨーロッパ言語で発達した冠詞や英語でみられる進行形など、あらたに加わった要素もあり、かならずしも一方的に単純化しているわけでもありません。
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こんにちは


推測になりますが、
大昔、人類は小さな群単位で生活していて、そのころは新しいものに出会う度にそれをどう相手に伝えるのか、どう呼ぶか模索していたと思います。そうして言葉が生まれ、例えば日本で今でも地域によって呼び名が違うものが、虫や、魚であるらしいです。そう言った言葉は方言とされていると思います。
時代が進むにつれ小さな団体から大きな団体へ。より意思の疎通を簡単にするために、より表記し記録を残しやすくするために言葉は整理されてゆきます。(これとこれは同じものを表す。それではより使用者の多い方を使ってゆきましょう。選択されなかった方は古語、とか文語、とか方言になって残るものと忘れられるものが出てくるでしょう。)
こうして、今ではより簡素になったのではないかと…そして、これからもどんどんその傾向は強くなると思いますよ。私としては言葉の持つ由来なんかも興味深いですし、ほっぽってしまうにはもったいないので遺産のように大事にしていきたいところです。
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興味深いご質問ですね。



専門家ではありませんので想像でしかないのですが。

おっしゃる通り人類(類人猿レベル))は最初単純な音でしかコミュニケーション
しなかったと思います。
長い時間かけて身体が変化し、他者と共生するようになりコミュニケーションの必要が生じます。
文明の発達に伴って必要な単語や言葉の機能が増えていきます。
日本人が見るとあの複雑な格変化、動詞変化、そして意味があるのかわからない
名詞の性別など、印欧祖語の時代には何かしら意味があったのだと推測します。
何故なら道具は時代が進化したから生まれるのではなくて、必要だから生まれるからです。
例えば狩猟時代においては数を厳密にする必要があったとか、人称を
厳密に区別しなければなかったなど。
その結果複雑な「言語」というものになったのではないかと思います。
途中段階で整理されていて書き言葉上は例外がない言語も生まれたでしょう。
さらに文明が進化し、その過程でいらない機能や語彙が捨て去られたの
ではないでしょうか。退化と呼ぶか進化と呼ぶかはその人の視点によるでしょう。

複雑化といっても規則が複雑なことと、例外ばかりの複雑さがあります。
日本語の場合、動詞の変化は単純で文法的には簡単かもしれませんが、
動詞の変化がないのに主語が省略される為、コミュニケーションには暗黙の了解が必要です。
個人的には日本語の曖昧さが現代では加速しているように思えます。
これも日本語を母語としない人々の間には複雑に見えるかもしれません。
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的外れない回答かもしれませんがすみません。


あくまでご参考に。

聖書の中で、人間たちが、バベルの塔という、天にも届く塔を作ろうとしたお話があります。たしか、神に反逆しようとしていたんだと思います。

怒った神様が、それまでみな同じ言葉を話していたのを、協力できなくするために、人間の言葉をバラル(混乱)させた(バラバラの言葉を話すようにした)、というお話です。
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