プロが教えるわが家の防犯対策術!

私は鳥取県に住んでいますが、こちらでは「年に数回、日曜日または祝日にどぶさらいなど、村人が各世帯より1名以上総出で地域の仕事をすること」をソウゴトと呼びますが、このソウは中学の歴史に出てくる室町時代の農村の「惣」からきているのでしょうか?

A 回答 (1件)

こんにちは。


私は、自称「歴史作家」です。

まず、回答から先に述べますと、
あなたの考えが正しいです。

「惣村」(そうそん)・・・・自治的、地縁的結合による共同組織(村落形態)を指す。
「惣掟」(そうおきて)・・・百姓らが自主的に定めた惣村内部の法令。村掟(むらおきて)、地下掟(じげおきて)ということもある。

「惣」=「総」で、

「惣村」や「惣掟」で言うと、村全体での総出の共同作業や共同の掟を指します。

従って、「ソウゴト」=「惣事」=「総事」でしょう。

(よもやま話)
1.江戸の吉原の遊郭の格付けとして、「惣籬」(そうまがき)も「総籬」とも書きます。
  「籬」(まがき)とは、遊女屋の格子戸のことです。
  「惣籬」とは、見世(店)全体を格子戸で囲んだものを言います。そして、第一級の遊女屋です。
  次が、「半籬」(はんまがき)で中見世(ちゅうみせ)。
  「惣半籬」(総半籬とも書く)が小見世(こみせ)です。

2.江戸時代、私娼(ししょう=売女=ばいた)でも、
  江戸では、「夜鷹」(よたか)。夜になるとゴザ1枚を小脇に抱えて春を売る商売。
  京都では、「辻君」(つじぎみ)。何となく風情がありますね。
  大坂では、「惣嫁」(そうか)。総じて何でも喰らいつくからとか。

3.また、現代でも「惣菜屋」といえば、総合的な「おかず売り場」と言うことでしょうか。
  
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとう御座いました。「惣」=「総」とは勉強になりました。

お礼日時:2010/03/10 21:25

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!