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No.6ベストアンサー
- 回答日時:
No.4、5です。
分割投稿、何度もすみません。「目論見」の語源は諸説あるのだと思いますが、ご質問の主旨としては、前回の1,2でほぼ回答できていると思います。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
1)「目論見」の語源は動詞「目論む」であり、
「目論む」は「目論」を活用させてできた動詞である。
( 参考:『大辞泉』)
2)動詞「目論む」の連用形「目論み」を名詞化したものが
「目論見」である。 ( 参考:『大辞林』)
*連用形の語尾変化:~ます(目論み・ます)
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
>漢字では『目論見』で『もくろんみ』ではなく、なんとなく『目論んで見る』みたいな感じです。
と、疑問に思われたように、素直に考えるとそんな感じがしますよね。
一番お知りになりたかったのは、その部分だったのではないかと思い、色々推測して書いたのが前回の3番以降に当たる部分なのですが、結局のところ推論でしかなかったので、不要な内容だったのではないかと申し訳なく思っています。
また、手直しばかりになってしまい、もう少し時間を置いて きちんと整理してから投稿すれば良かったと反省しています。
今回も、これから書くことは推論でしかありませんが、前回の説明では明らかな難点がございましたので、もう一度補足させてください。
* * * * *
>となると、「目論」が動詞に変化する際に、何故「ん」が抜け落ちてしまったのかと言うことになりますが、日本語では動詞も名詞も「ん」の音は重複しません。
例えば、「反応」と書いて「はんおう」とは読まずに「はんのう」と読むようにです。
>また、「噛む」の現在形が過去形では「噛んだ」と変化するように、m(マ行の音素)は、n(ん)に対応しています。
>これらの法則に倣って、「目論」を動詞として活用させるのに、「もくろんんだ」 にはならずに、「ん」が抜け落ちて「もくろんだ」となり、「もくろむ」 「もくろみ」の様に使われるようになったのではないかと思います。
仮説とはいえ、この説明も今ひとつ良くなかったので、一部訂正させてください。
『大辞泉』にある、(目論むは)《「目論」を活用させた語》という補足を信頼するならば、「もくろん」 の「ん」の部分が動詞として活用する際に変化して行った、つまり、“「ん」が抜け落ちたのではなくて、「ん」(n)が動詞の活用形を作るときに「ま行」(m)に変化したのではないか”とする方が説明としては良かったと思います。
「n」が「m」に対応しているという点については、実際にその様に変化する言葉がたくさんあるので、仮定としては問題ないと思います。
なお、“「噛む」の現在形が過去形では「噛んだ」と変化するように”と説明してしまいましたが、動詞の活用形の説明としては紛らわしいので、語尾の変化は同じでも過去形を持ち出すよりは、「連体形」(~とき:噛んだ・とき)とした方が良かったと思い直しました。
* *
やはり「目論」は「和製漢語」(漢語の「目」と「論」で、それぞれを併せると「目論」の意味を説明できることから)で、元々の大和言葉でも本式の漢語でもないと私は思うのですが、No.1さんのご説明に漢語形式の「目算」は動詞化出来ないとあるので、「目論」を漢語形式(和製漢語)と捉えると、これも動詞化できないということになってしまいますが、ご説明には「目論」の方が後から出来た言葉だとあるので、その頃には動詞化の決まり事は、あまり厳格ではなかったのかもしれません…ね。
――こんな回答しか出来ませんでしたが、何か少しでも役立つことがあれば幸いに思います。 それでは失礼いたします。
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No.5
- 回答日時:
No.4です。
纏まりが良くなかったので、再投稿です。
《国語辞書『大辞泉』『大辞林』からのまとめ》
1)「目論見」の語源は動詞「目論む」であり、
「目論む」は「目論」を活用させてできた動詞である。
2)動詞「目論む」の連用形「目論み」を名詞化したものが
「目論見」である。
《推論》
3)「目論」は漢字の意味を重視して作られた和製漢語だと思われる。
4)動詞「目論む」の連用形「目論み」を名詞化する際に、
元の意味を損ねない「見る」(試みる・判断する)の字を当てて、
「目論見」となった。
―― ここまでの詳細はNo.4をご覧下さい。
* * * * *
となると、「目論」が動詞に変化する際に、何故「ん」が抜け落ちてしまったのかと言うことになりますが、日本語では動詞も名詞も「ん」の音は重複しません。
例えば、「反応」と書いて「はんおう」とは読まずに「はんのう」と読むようにです。
また、「噛む」の現在形が過去形では「噛んだ」と変化するように、m(マ行の音素)は、n(ん)に対応しています。
「噛んだ」 → 「噛む」 命令形:「噛め」
「汲んだ」 → 「汲む」 :「汲め」
「摘んだ」 → 「摘む」 :「摘め」
これらの法則に倣って、「目論」を動詞として活用させるのに、「もくろんんだ」 にはならずに、「ん」が抜け落ちて「もくろんだ」となり、「もくろむ」 「もくろみ」の様に使われるようになったのではないかと思います。
(するとNo.1さんが仰っていた「目算」のことも気になりますが、これは、「もくさんだ」とか、「もくさむ」 「もくさめ」では、動詞化や名詞化するときに、語感が日本語には馴染まないから、変化しなかったということではないかと思います。
なお、1,2以外は全て私見であり、蛇足であったかも知れません。これ以上は、皆目見当も付きませんでした。)
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No.4
- 回答日時:
そもそも「目論」自体が中国語ではなく、「和製漢語」(日本製漢語。
日本語の語彙・語法・文法の影響を交えた造語)であるようです。中国語の翻訳サイトで調べても、「目論」そのままでは日本語として翻訳されませんでしたので、「目論」は日本語とみていいと思います。
また、「目論」という言葉が生まれた背景は、No.1、3さんの仰る通りだと思います。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
*参考*
【目論む】[動マ五(四)]《「目論」を活用させた語》 『大辞泉』
[可能] もくろめる 『大辞林』
【目論見】動詞「もくろむ」の連用形から 『大辞林』
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
これらのことから、動詞「目論む」の連用形「目論み」に、漢字の「見」を当てて出来たのが「目論見」という言葉だと思われます。
と申しますのは、「目論見」の意味が「計画、企て、考え」で、「見る」には「試みる、ためす」の意味があるからです。
他にも見るには、「観察し、判断する」 「うらなう」という意味があり、「見解や見識」の「見」がそれに当たります。
よって、元の意味を損ねない「見る」が妥当なので、「目論み」に「見」を当てて、【目論見】となったと考えられます。
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