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需要-供給曲線のシフトの要因について


大学(経済学部)のレポートで困っています。

ある財の実際の価格の上昇/下落について、価格変化の要因を検討し、
需要-供給曲線の図を用いて価格変化を説明して
レポートにまとめなければならないのです。

そこで最近の石油価格の上昇についてにしようと思ったのですが
要因はオイル投資で良いのでしょうか?
つまり財に対する期待が変化したということでしょうか?
あとオイル投資についてもいまいち明確に理解できていません。

まだ入ったばかりの1回生で経済学についてほとんど無知なので
もう少しラクに要因が論じられる財を選べば良いのかもしれませんが、
石油について興味があるので頑張ってみようと思います。

少しでもヒントくださる方、どうかよろしくお願いいたします(><)

A 回答 (1件)

原油の需要、供給曲線のシフト要因ということですね。



あくまで1例として書きます。
1例なので以下で使われている用語は正しいと限らないし普遍的な解釈でもないので、その点を踏まえてお読みください。

【需要曲線のシフト要因】
1.実需
原油をエネルギー原料や石油製品原料に使うための需要と定義します。
これには例えば、新興国の急激な発展により石油の消費量が増大するというような変化があります。
その場合、需要曲線は右側にシフトし、原油の取引量の増大と価格の上昇の要因となります。

反対に、例えば石油に変わる新しいエネルギー源が開発されると、車などに使われるガソリンなどが減るので、原油の需要
も減少します。
この場合、需要曲線は左側にシフトし、石油の取引量の減少と価格の下落になります。

2.投機的需要
石油相場を利用し、売買差益(安く買い、高く売る)を追求するための需要と定義します。
例えば新興国需要による今後の石油相場上昇が見込まれるのであれば今のうちに(安いうちに)買っておき、
後で(高くなった頃合いに)売れば利益が出ます。
反対に、新興国景気に何らかの変調が生じ、原油の実需が減るという観測があれば、今のうちに空売りして後で
買い戻せば利益が出ます。

従って、投機的需要は原油の現在価格ではなく将来の予想価格に応じて、需要が増えたり(需要曲線が右にシフト)
需要が減ったり(需要曲線が左へシフト)します。

これら実需要因や投機的需要要因により、需要曲線はシフトすることが考えられます。
2008年7月に原油価格は最高値をつけましたが、当時の状況は好調な実需に加え、投機的需要がかなりあったためと
推測できます。

【供給曲線のシフト要因】
こちらは産油国の供給体制が大きいと言えます。
OPECが原油の生産量を調整しますが、例えば生産を絞れば市場に出回る原油が減るために価格が高騰します。
これは、供給曲線の左へのシフトと言えます。
この他にも、中東産油国で戦争が起きるなどすれば、正常な原油供給ができなくなり価格が高騰することも考えられます。
(これも左へのシフト)

反対に、生産を拡大すれば、市場で石油が潤沢に出回り価格が下落します。
これは供給曲線の右へのシフトです。

こんな感じでしょうか。ご参考までに。
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