一回も披露したことのない豆知識

二酸化塩素 ClO2 の結合をわかりやすく教えてくれませんか?

こないだのことですが、我が家の風呂場に吊り下げているカビ防止剤を見ると
「内溶液:二酸化塩素」と書いてありました。
自分は高校化学程度の知識しかなく、「非金属元素同士の結合だから共有結合だよな?」
と思い、色々考えてみました。・・・・・が、
価電子7個の塩素1個と価電子6個の酸素2個を結合させるのに共有結合や配位結合を組み合わせてみても、上手く価電子がお互い8個にならないのです。
(まぁこれは単に、私のオツムが足りないだけかもしれませんが)
そこでWikipediaで調べてみるとそこには「不対電子」や「ラジカル」なる謎の言葉が・・
さらに「不対電子」を調べてみると、電子の「1s軌道」と「2s軌道」やら「スピン」
なる用語まで出てきて私の頭ではチンプンカンプンです。
電子の軌道ってK殻とかL殻のこととは別のものなんですか?
スピンってなんですか?
一体全体「二酸化塩素:ClO2」がどう結合しているのか気になってしょうがありません。
どなたかバカな私にわかりやすく教えてくれるとうれしいです。

A 回答 (2件)

ClO2の全結合は共有結合性です。


各Oは8電子でオクテットを満たし、Clは7電子でオクテットを満たしません。
Wikipediaに載っている通りClO2はCl上に不対電子を1個持ったラジカルであり、
この不対電子というのは反応性が高く、そのためにClO2は殺菌剤などに使われています。
ClO2の全結合次数は3.5で、各Cl-O結合次数は1.75重結合ということになります。
この辺りは分子軌道法を学べば理解できるでしょう。
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この回答へのお礼

結合次数に分子軌道法ですか。正直、初めて聞く用語です。
化学の勉強は奥が深いですね。勉強不足を痛感いたしました。
色々調べて勉強したいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/06/09 01:08

>価電子7個の塩素1個と価電子6個の酸素2個を結合させるのに共有結合や配位結合を組み合わせてみても、上手く価電子がお互い8個にならないのです。



「半端な数の電子があって最外殻の電子の数が8個にならない」
・・・そういう結合を含む原子、または原子団をラジカルと言います。
Cl1つでは不安定だが2つ組んでCl2になると安定になるというのを習います。
何かの事情でCl2が2つのClに分かれると電子の数に半端が出ます。これがラジカルです。
H2Oは安定な物質です。これからできるイオンOH^-もオクテットを満足しています。安定なイオンです。
H:OHがH・と・OHに分かれたとするとラジカルになります。特殊な条件でないとできません。
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この回答へのお礼

結合の際にオクテットを満たさない結合があるんですね。
そんな結合でできた原子や分子が「ラジカル」ですか。
なるほどです。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/06/09 01:12

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