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離合詞は、動詞一文字+名詞一文字の形ですが、センテンスとしても動詞一文字+名詞一文字の形はあるわけで、両者をどう区別してよいのかよく分かりません。

そうなると辞書頼りになるわけで、実際に辞書を引くと、離合詞は、ピンイン表記で、// や ▲ で分けられて表記されています。

ただ、いくつかの辞書を引いてみましたが、例えば、「上車」は、離合詞として載っているのですが、「下車」はそれ自体載っていません。
もしかして、「下車」は、離合詞ではなく、動詞+目的語なのでしょうか?

離合詞の見分け方を教えてください。

A 回答 (2件)

「離合詞」というのは文法的には近年に導入された概念で、動詞、名詞といった正式な用語と違って、定義などが定まっていないようです。


そのために何が離合詞で、何が離合詞ではないのか、似たような組み合わせの「動詞+名詞」であるのに一方が離合詞で、もう一方が離合詞でないのはなぜなのかといった問題に関して、答がないようです。
たとえば、このようなものが離合詞であるという例が列挙されているだけだと言っていいのかもしれません。

参考
漢語の“是~的”構文における目的語の位置
―中台の相違について―
http://l118.let.kumamoto-u.ac.jp/ariake/10-04.pdf
↑92ページ(pdfファイルでは10ページ)に離合詞について書かれています。

動詞(明海大学のサイト内の文書)
http://kite.meikai.ac.jp/yufa/01WEB/7gen/dong.htm
↑ただし、残念ながら中国語のコード、おそらく「cWnn」が使われているので文字化けして表示されると思います。

と言うことで、離合詞と言われるものは、一般的には「動詞+名詞」の組み合わせで使われる句が、その「二文字」単独で動詞として使われることが多ければ、離合詞となりえます。
「下車」も離合詞の資格はあると思いますが、「下車」自体が辞書の見出し語になかったり離合詞と表記されていないのは、「下」という動詞と目的語の名詞「車」という近いが一般的であるからでしょう。

一方、わざわざ離合詞だと表記されているものは、「帮忙」(bang1mang2)=「手伝う」のように、言葉の意味からは「動詞+名詞」だと意識しにくく、切り離せない2文字の動詞だと誤認されるようなケースです。
「吃酢」の場合も「酢を飲む」のであれば誰でも「動詞+名詞」だと理解できるとしても、「やきもちを焼く、嫉妬する」という意味の場合、一つの「動詞」であると認識される恐れがあるので、離合詞の表記がなされていると考えられます。

まとめますと、辞書の見出し語に出ていない2文字の動詞のような単語は「動詞+名詞」のようなケースなので離合詞と同じ扱いをすべきです。(「下車」)
一方、辞書の見出し語で離合詞の表記があるものは、離合詞として扱う。
そして、離合詞の表記のないものは、これが難しいと思いますが、2文字の動詞として扱うのが適当ですが、明らかに「動詞+名詞」のようなケースであれば離合詞と同じ扱いをすべきものもあると思います。(上車)
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございました。
近年導入された概念なんですね。意外でした。
答がないとのこと、なんとなく、もやもやしていたものが、すっきりしました。
動詞を構成している各単語の意味を踏まえて、離合詞と同じ扱いにするかどうか自分で考えたいと思います。

お礼日時:2010/11/09 23:39

もう一つ、北京大学漢語語言学研究中心のサイトにあった文書を紹介し忘れていたので追加します。



离合词
http://ccl.pku.edu.cn/doubtfire/Log/30.htm
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