

ラグランジュを使って二重振り子の固有振動数を求めたいです。
運動方程式をつくることは出来ました。
しかし、ここからどうやって固有振動数を求めていいのかがわかりません。
1つ目の振り子が長さl1重さm1角度シータ1
2つめの振り子が長さl2重さm2角度シータ2で
微小なゆれなので
(m1+m2)l1シータ1(ドット2つ)+m2l2シータ2ドット=ー(m1+m2)gシータ1
l2シータ2(ドット2つ)+l1シータ1(ドット2つ)=ーgシータ2
ググルと色々出てくるのですが、
運動方程式→ω=
みたいにすぐ出ているので、ωを出す過程がわかりません。
1つだけ次の振動数方程式を解く、と
(m1+m2)(ーω^2l1+g)(ーω^2l2+g)ーω^4m2l1l2=0
という式が乗っていたのですが、
何でこれをとくのかがさっぱりです。
これは他のでは使えませんよね??
万能な振動数方程式というのは存在するのですか?
あと超初歩ですが
シータ(ドット)=ω
シータ(ドット2つ)=ωドット=角加速度
だと思っているのですが、振動数方程式には角加速度は出てきません。どうしたらいいのでしょうか?
色々質問がありますが、解く過程が知りたいです。
詳しくお願いします!!!!
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>何でこれをとくのかがさっぱりです。
とりあえずこの部分のみ。
固有振動数とは,系全体(今回の場合2つの質点)が同一の振動数で振動する状態(規準振動=モード)の振動数をさします。したがって,
θ1 = Acosωt
θ2 = Bcosωt
とでもおいて,2つの運動方程式に代入します。すると,振幅AとBの方程式が2つできるわけですが,これら2つの方程式によって得られる振幅比B/Aが同じである必要があります。B/Aが両式で同じになる条件をつくると,ω^2に関する2次方程式が得られるのです。この解が規準振動の角振動数となり,あらためてA,Bの方程式に代入すると,振動数が小さい方がB/A>0で同じ方向への変位,振動数が大きい方がB/A<0で逆方向の変位となります。
以上の手順を,No.1さんがおっしゃるようにθ1とθ2の適当な1次結合に関する単振動としてみつけることもできるということです(結果的に必要な計算は同じです)。
系の任意の微小振動は,2つの固有振動数をもつ振動の重ね合わせになるのです。
参考として,等質量,等長の2重振子の規準振動の動画を添付します。
http://www14.atwiki.jp/yokkun/pages/354.html
No.4
- 回答日時:
>ググルと色々出てくるのですが、運動方程式→ω=
みたいにすぐ出ているので、ωを出す過程がわかりません。
固有振動解析は、語弊を恐れずに言えば、フーリエ分解です。どんな複雑な振動だって、AcosωtとBsinωtの足し算で表せる、というのが基本的な発想です。特に線形系の場合、AcosωtとBsinωtも、もとの運動方程式を満たすという、都合の良い状況になっています。
そこで皆さんの仰るように、とりあえずx(t)=Acosωtなどと「おいてみて」、運動方程式に代入します。線形振動の場合、運動方程式は大抵、
Mx(ツードット)+Kx=0
の形をしてますが、これにx=Acosωtを代入すると、単純な微分計算で、
(ω^2×M-K)A=0
が得られます。A≠0なので(A=0だったら、計算する必要すらない)、固有振動方程式(振動数方程式)として、
det(K-ω^2×M)=0 (1)
が得られます。
冒頭の理由から、(1)を満たす全てのωを求めれば、系の任意の振動を分解する単振動の角速度が得られるはずだ、となります。万能の振動数方程式はありませんが、以上の「やり方」は、線形系に限れば万能です。
あんまり悩まないで下さい^^。
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