
実験で、自己インダクタンスの周波数特性を測定しました。
結果は10kHzまではほぼ一定の横ばいで
10kHzから20kHzまで上昇し続け、20kHzをピークに落ちていきました。
どうしてこのように一定にならなくなるのでしょうか?理想的なインダクタンスは変化しないはずですが、
なぜ変化するのでしょうか? 2時間検索しましたがわかりません・・・
私が知りたいのは
1、なぜ一定ではなくなるのか。
2、20kHzで訪れる自己インダクタンスの値のピークの原因はなにか。
3、20kHzを超えた後、減少し続けるのはなぜか。
ということです。
調べると、「共振」というワードを使う回答などもありましたが
私の測定したグラフは縦軸が「自己インダクタンス[mH]」であり
横軸は「周波数f[kHz]」であるので、線間容量による共振ではないと思います。
「3」に関しては、線間容量が無視できないほど周波数が大きくなってきたので
コイルがもはやコンデンサとして働くため、
「インダクタンス」としての性質が失われつつあるのかな?と思ってます。
どうでしょうか?
20kHzで訪れるピークの理由は全然わかりません・・・
ただし、共振ではないと思うんです。
縦軸がインピーダンスなら共振ってのもわかるのですが・・・
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
式を見るかぎり、VR/R は R, L を流れる電流 I 、VL は R, L の両端電圧みたいですね。
L = (L の両端電圧)/ωI
と読めます。
L に巻線容量があれば、L, C 並列回路のリアクタンスをωで割り算した値を算出しているわけです。
L の計算値は、20 kHz あたりで極大となったあと、減少していくのでは?
あくまで、L, C 並列回路のリアクタンスをωで割った値であり、インダクタンス L の値じゃありません。
この回答への補足
なるほどなるほど!
確かに純粋にLのみの値ではないですよね。
つまり、
10kまで一定なのはコンデンサ成分が完全に無視できるからで、
20kまで上昇するのは線間容量(巻線容量?)によって等価的に自己インダクタンスは増え
20kから減少し続けるのは、20kで共振点を迎えて、それ以降は巻線容量?のコンデンサ成分が
打ち勝つから低下していくのでしょうか??
純粋にLの値じゃないのはわかりましたが、
どういう理由で10kまで一定で20kまで上昇し、20kから減少するのでしょうか?
No.5
- 回答日時:
知恵袋(
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …)でも質問されてますが、計算式には浮遊容量は入ってないので、単なる線間容量との共振ではないでしょうか。No.4
- 回答日時:
自己インダクタンスをどのようにして測定したのでしょうか?
(直列等価回路で考えて)インピーダンスを測定してその虚部を周波数で割ったり、
(並列等価回路で考えて)アドミタンスを測定してその虚部の逆数を周波数で割って
測定していると、線間容量などの影響は現れます。
この回答への補足
この式に測定した諸量を代入しました。
L={ ( (VL^2)-(r^2)( (VR/R)^2) )^1/2}/{ω(VR/R)}
確かにインピーダンスを測定したってことなんですかね・・・
しかし、どういう原理で線間容量によって
影響が現れれるのでしょうか?
No.2
- 回答日時:
「測定したものが自己インダクタンスなので線間容量の影響はない」とのことですが、その自己インダクタンスはどうやって測定したのでしょうか。
理想的なインダクタと並列にコンデンサが入った等価回路を使って、回路に流れる電流の位相からインダクタンスを求めているのだとすれば、表皮効果による抵抗と自己インダクタンスの変化が出ているのだと思います。インダクタンスにピークが出るのは、低周波で抵抗が先に増加し始め、それより高い周波数で自己インダクタンスが、抵抗の増分より大きく低下するためではないでしょうか。
表皮効果による抵抗の周波数依存は理解できると思います。自己インダクタンスは内部インダクタンスと外部インダクタンスの和になりますが、表皮効果によって外部インダクタンスの割合が小さくなるので、周波数の増加とともに自己インダクタンスが低下します。ここ(http://sanwa.okwave.jp/qa6087449.html)に内部インダクタンスと外部インダクタンスの計算方法が出ています。
ここ(http://semicon.jeita.or.jp/hp/spt/sc_pg/pkg/data …)の13ページは、線径2mm、線間1mmの空芯インダクタの長さあたりのインダクタンスのシミュレーション結果ですが、100kHz以上で低下しています。次のページは抵抗成分の周波数依存です。ツイストペア線では10kHzくらいでこの影響が現れるようです(http://www.jmag-international.com/jp/catalog/70_ …)。
この回答への補足
電流測定用抵抗Rを直列に入れて、このRの電圧VRとLの電圧VLを測定し
L={ ( (VL^2)-(r^2)( (VR/R)^2) )^1/2}/{ω(VR/R)}
という式で自己インダクタンスを算出しました。
10kHzまではほぼ一定の値を示します。だいたい50mH。
10kHzから20kHzまで増加し続け、20kHzをピークに
インダクタンスは低下し、10kHzまで一定だった値以下まで下がってしまいます。
10kHzからずっとVLは一定の値を示しています。。
>インダクタンスにピークが出るのは、低周波で抵抗が先に増加し始め、それより高い周波数で自己インダ
クタンスが、抵抗の増分より大きく低下するためではないでしょうか
とありますが、それでは10kHzまでほぼ一定であった理由が説明できないのではないでしょうか・・?
確かに、周波数を上げていくと電圧VRは低下しました。(つまり抵抗の増加?)
しかし、内部抵抗が表皮効果で増加したからと言ってインダクタンスに影響を与えるのでしょうか?
No.1
- 回答日時:
基本的にはコア材料の周波数特性によります。
空心ではなく、なにかをコアにして、線を巻いているでしょう? 通常コアは磁性材料の鉄板や、フェライトとよばれる酸化鉄を焼き固めた物です。それがある周波数以上になると、透磁率が変わり、L値も変わってきます。また、損失も大きくなります。
通常はその影響のない周波数範囲で使います。例えば、貴方が測定したコイルは10KHzまでの信号の流れる所で使うことになります。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 物理学 共振周波数と尖鋭度の測定値と理論値の誤差について RLC直列共振回路の実験で共振周波数fと尖鋭度Qの 2 2022/05/22 23:45
- 物理学 測定値と理論値の誤差について 交流回路の実験でRL回路、RC回路、RLC直列回路の周波数を上げた時の 1 2022/05/22 23:37
- 工学 半導体 光減衰法による少数キャリアのライフタイム測定で周波数を変えたときの検出波形(縦軸出力電圧、横 1 2023/05/16 19:15
- 工学 相互インダクタンスの大きさMとコイル間の距離に関して質問です。 先日、2つのコイルを用いた実験をしま 1 2022/12/27 14:10
- 工学 本来、コルピッツ発振回路はコイルとコンデンサのみで成立するはずである。実際の回路では、トランジスタを 1 2023/01/19 19:14
- 物理学 自己インダクタンスについて 導線回路に電流が流れているとき、電流とその電流によって発生する導線回路を 1 2023/05/22 15:02
- 物理学 電磁気学 次の文の①②③に当てはまるものを教えてほしいです。 自己インダクタンスLのコイルと抵抗値R 2 2023/01/30 22:13
- 物理学 下の図についての問題です。 (2)ソレノイドの中心に半径b、巻数Nの微小円形コイルを互いの中心軸がθ 3 2023/05/28 23:11
- 工学 CR発振回路 C1=C2=C=0.001【uF】 R1=R2=R3=16【kΩ】 R4は出力電圧が正 2 2023/05/10 19:13
- 工学 実行減衰量([遮断域の損失]-[通過域の損失])30dBのHPF、LPF、BPFの損失-周波数特性を 1 2023/07/05 10:51
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
LCRメータ
-
π型回路のZパラメータ
-
電気回路 電圧と電流が同相に...
-
共振周波数を2つもつ共振回路
-
合成インピーダンス
-
このブリッジ回路の電流の求め...
-
共振回路のある問題。
-
正方形の形をした回路の合成抵...
-
合成抵抗の求め方を教えてくだ...
-
可変抵抗の移動による電流の変化
-
LC共振回路
-
R=40Ω、XL=40Ω、Xc=70Ωの合成イ...
-
直列共振回路について
-
400V? 420V? 440V? 規格は?
-
⊗ (○内に×)記号の意味
-
定格電圧とはどういう意味ですか?
-
接地側電線は、なぜ検電できな...
-
電圧があるのに電流がない状態...
-
正弦波交流回路の電圧波形vと電...
-
電圧と周波数の関係を教えて下...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報