初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

ある大きな病院に高血圧症及び脂質異常症で定期的に通院しています。処方されている薬は「リポバス錠5」と「アムロジンOD錠5」です。先日協会けんぽより、前記の薬をジェネリック医薬品に切り替えると2,000円程度自己負担が軽減されますよと文書が届きました。早速主治医に文書を見せてジェネリック医薬品にして欲しいと相談したところ、「辞めた方が良い」と言って換えてもらえませんでした。私は薬の成分が同じであれば名称が違う薬品でも同じ物だと思うのですが、この考え方は間違っているのでしょうか?医者はそれぞれ自分の考えがあるのでしょうが、私の主治医と違う考えの先生方の意見もお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (9件)

ご回答の皆様も部分的には合っていますが、少しずつ訂正が必要な部分もあるようです。


お答えしますのでよくお読みください。

まずジェネリックとメーカー品の内容は「成分は同じだが、調剤方法や製法が異なる」ということです。成分が同じなので厚生労働省は認めています。でもカプセルの成分や薬の成分を固めている「うどん粉」の成分は異なっていたり、安いものを使っていたりですから、効き目も異なるのです。

この差は飲み薬ほど顕著です。注射薬は直接命に関わるのでジェネリックもメーカー品とほぼ同じ成分になっています。

ジェネリックとメーカー品で成分がどの程度同じであるかには順番があって、点眼薬>点滴・注射薬>外用薬>飲み薬 の順番でジェネリックとメーカー品が同じものに近いのです。

「なぜ点眼薬?」と思われるかもしれませんが、点眼薬は角膜という極めて敏感な部分に直接触れますから、ちょっとでも異常な成分が含まれていると失明につながります。そのためジェネリックもとても慎重に作っているのです。

一番いいかげんなのが飲み薬なのです。そもそも、飲み薬は吸収率や効果に個人差があるので、効果が劣っていても言い訳がしやすいのと「その薬だけですぐに命に関わる」というものが少ないからです。

このようなジェネリックの性質を理解すると、どれがジェネリックでもよいか、が判断できます。

私はもちろん医者で、高い知識をもっていますが、私がジェネリックを使ってもよいかな、と考えるものは:

点眼薬、点滴・注射薬:これらはジェネリックでも慎重に作られているので安全です。
外用薬:これは多少ジェネリックが異なることがあっても、命に関わる処方が少ないからです。

高血圧や糖尿病、てんかんに対する薬、ステロイド薬、ホルモン剤、神経作用薬など微妙な量のコントロールが必要な薬、など吸収率や蓄積が病気の治療や再発に大きく関わるものはジェネリックは避けたいと考えます。

ジェネリック薬が危険とか、効かない、とかではなく、医者の処方マニュアルや教育は全てメーカー品を基準にされています。ですから、吸収率や代謝率が異なるジェネリック薬である場合は、その標準効果が変るのです。

実際、ある程度経験があって注意深く患者さんを診ている医師なら誰でも「ジェネリック薬は、なんとなくキレが悪い(スパッと効かない)」と感じているはずです(開業医さんで、ジェネリック慣れしてしまったお医者さんにはこの感触はわからないでしょう)。

この微妙な処方の感触は成分が同じとか、厚生労働省が許可している、とかいう問題ではなく、医者のセンスに訴えかけるものなのです。理屈ではありません。

そのため、患者さんの命に関わる処方や微妙な処方では私はジェネリックは使いません。

もっとほんとのことを書いてしまうと「微妙なさじかげん」ができる医者が少ないので、その意味ではジェネリックでもメーカー品でもどっちでもよい、と言えばそれが真相かもしれません。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございました。

【ジェネリックとメーカー品で成分がどの程度同じであるかには順番があって、点眼薬>点滴・注射薬>外用薬>飲み薬 の順番でジェネリックとメーカー品が同じものに近いのです。】

上記のような点は、やはり専門家のご意見を聞かないと分からないことですから、非常に参考になりました。私もここまで突っ込んだ話しを主治医としてはいませんので、先生に近い考えなのかも知れませんね。私の通院している病院は院内薬局なのですが、主治医は院外薬局用の処方箋も書いてくれるそうです。しかしながら、薬を変えた後、これからもその先生に診てもらうとなると気まずい思いもありますから…

お礼日時:2011/01/16 17:25

回答への補足の件、ご指摘のとおりです。

入力をミスしてしまいご迷惑をおかけしました。
計算の結果、いかがでしたでしょうか。少しの値段の差なのでそれよりも安心を選んだほうがよいと受け取るのか1円でも安いほうがよいと考えるのか、ご判断はおまかせしますね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。おっしゃるとおり、少しの値段の差なので安心を選んだほうがよいという考え+今後の先生との関係(先生を変更するため別の病院に転院する考えなし)を考えると、今のままでよいかと思います。

お礼日時:2011/01/21 07:53

アムロジン5mgの薬価は1錠が64円、成分がアムロジピンのジェネリックの薬価はだいたい40円くらいです。

リポバスは1錠の薬価が128.9円、成分がシンバスタチンのジェネリックの薬価はだいたい60円くらいです。
となると先発品の場合1日で64円+129円→193円、後発品の場合、1日薬剤費が約100円、
1か月に換算すると先発品が1割負担の場合5790円の1割を窓口で支払うわけですので1カ月で579円の支払い、後発品の場合は薬局に後発品加算として130円~170円プラス薬剤費(3割負担の場合は3000円の1割で1か月300円の支払い)なので430円~470円ということになります。
アムロジンとリポバスを1日1回1錠飲まれる場合の月の支払い額の差は100円ですので1日(1回服薬するたびに)3円しか違わないことになります。
あとは、開発メーカーが製造販売しているものを飲むのか後発品を選ぶのかあなたの好みだと思います。

私の知人は進められた後発品をのんだら効かなくなって不思議に思っていると、あるときプラスチックのような錠剤のかたまりがそのまま排便にまざって出てきたらしくそのあと先発品にもどしてもらったといっていました。

この回答への補足

>後発品の場合は薬局に後発品加算として130円~170円プラス薬剤費(3割負担の場合は3000円の1割で1 か月300円の支払い)なので430円~470円ということになります。

ここの箇所が良く理解できません。3割負担であれば、1割負担(579円)の3倍の1,737円+後発品加算となるではないのでしょうか?また、後発品加算というのは処方1回当たりの金額でしょうか?
実際のところは、私は3割負担で1日アムロジン5mg1錠、リポバス2錠服用しています。

補足日時:2011/01/17 08:45
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この回答へのお礼

具体的な金額及び計算方法に至るまで、ご丁寧な回答ありがとうございました。
私の通院している病院は院内薬局なのですが、主治医は院外薬局用の処方箋も書いてくれるそうです。しかしながら薬を変えた後、その効用が同じようになるのかは分かりませんよね。思ったような効果がでなかった時、これからもその先生に診てもらうとなると気まずい思いもありますから…

お礼日時:2011/01/18 11:34

 


リポバスの後発メーカーは13社
http://www.okusuri110.com/cgi-bin/dwm_yaka_list_ …

アムロジンの後発メーカーは39社
http://www.okusuri110.com/cgi-bin/dwm_yaka_list_ …

本当に品質に問題があるならこれらの会社は淘汰されてるでしょうね。
医者の勉強不足を品質不安との言葉で隠してるだけでしょう。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/17 08:24

ジェネリックは”似て持って非なるもの”です


確かに主成分は同じかもしれませんが配合や成分の差があると思います
主治医の先生にとって「リポバス錠5」と「アムロジンOD錠5」は使い慣れた
薬であり自信をもって処方できるからでしょう。
これらの薬は治療にとって重要なものではないのでしょうか。

いまの世間では何かあったら医者が袋叩きになります、

誓約書を書いて持って行けばあえて危険を冒すか、
よそに行ってくださいと言われるかでしょう。

安くなってよかったとなるのか
後悔するかのどっちかです
薬との相性もあるでしょうし、選ぶのも結果も自分自身です、
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この回答へのお礼

ありがとうございました。私の主治医もこの回答に近い考えなのかなと思います。今の先生との関係が悪いわけではないのでリスクを侵して強く主張するかとなるとちょっと考えてしまいます。最終的には自分で決める事になりますね。

お礼日時:2011/01/16 17:32

国(厚労省)は同等の効き目の薬だという見解です。

実際溶解の試験はしていますが(内服薬)、製法や添加されているものまでまったく同じと言うわけではありません。
そのため医師によっては意見が分かれるということになります。

ただどちらがいいか、必要な情報提供した上で患者さんが決めると言うのが本筋なんじゃないのかなと、私(一般人です)は思ってます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。おっしゃるとおり、先生によって考え方の違いがあるわけで、最終的には自弁で決める事になりますね。

お礼日時:2011/01/16 17:17

アムロジンといえば、大日本住友(旧住友製薬)のドル箱製品です。


もちろん大手製薬会社の営業(MR)と病院(特に大病院)の付き合いは濃く、後発品(ジェネリックメーカー)とは比較的薄く、営業力としての力関係や取引き実績の面では、大手製薬会社の方が上です、又、過去からの実績のある薬品を医師は処方します。
特に日本はジェネリックメーカーの認知度が低く(欧米諸国に比べると)やはり実績にこだわったり、医療過誤防止の為、医師はより安全策を講じているのです。
かといって、貴方の考え方は、間違ってないですよ、もっと強く主張しても良いのです、但し、医師が処方箋を書かなければ、薬は処方されません。医者を変えてみては如何ですか。
薬価差益については、先発品の方が上ですが、昨今は、欧米諸国に並び日本でもジェネリック品(特に内服薬)に追い風が吹いていて、それらを患者の方から強く要請して少しでも金額負担を軽減する働きが出ています。ジェネリック品(以下:後発品と称す)とは、先発品の特許が切れた後に同じ成分・効能があると厚生労働省も承認済みなので、先発品と比較しても遜色はありません、では先発品はなぜ高価かというと、開発費用が後発品の数倍、つまり後発品は、主原料を先発品と同等の原料を使用し添加剤等一部相違点があるだけです。
大病院ほど、後発品に抵抗感があるところがまだ多く、個人医院なんかは、後発品を出してくれます。他はカルテに記入等の手間等も考えられます。
注射剤等でも後発品に問題はありませんが、生命にかかわることで、先発品で実績のある薬品の方が無難といえばそうですが、今後、後発品をシェア30%を進めています。とりわけ内服剤を中心に据えて普及率は向上すると考えられます、しかし、先発品でも数十年も前からある薬剤は薬価もかなり安価になっているものもあります。
私だったら、内服剤なら後発品を選びますが、調剤薬局で在庫がないということも少なくありません注射剤でしたら先発品を選びますが出来る限り注射や点滴は断り、飲み薬にしたいですね。
注射剤とか点滴は即効性があるのと、内服薬は、消化吸収後に効くといったところが相違点です。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございました。通院している病院は院内薬局なのですが、私の主治医は院外薬局用の処方箋も書いてくれるそうです。しかしながら、薬を変えた後、これからもその先生に診てもらうとなると気まずいですよね。

お礼日時:2011/01/16 17:14

ジェネリックだから、ということではなく、ジェネリックの中には品質に問題があるケースがありえるので、使いたがらない医師もいる、ということです。



成分が同じであっても、当然ながら製薬会社によって品質管理が異なります。
医薬分業によって医師が製薬会社まで確認できなくなってきていますので、リスクが少ない方を医師が勧めるのは悪意やもうけ主義ではありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。製薬会社によって、問題となるような品質管理の違いがあるなどということは全く考えませんでした。

お礼日時:2011/01/16 17:11

 


私は主治医の勧めでアムロジンの後発薬であるアムロジピンを服用してます。
医者が嫌がるのは医薬品販売会社との関係が理由です。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。やはり、少なからず販売会社との関係があるのですね。通院している病院は、院内薬局なのですが、私の主治医は院外薬局用の処方箋も書いてくれるそうです。しかしながら、薬を変えた後、これからもその先生に診てもらうとなると気まずいですよね。

お礼日時:2011/01/16 16:52

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