プロが教えるわが家の防犯対策術!

お世話になっております。

子の誕生に併せて、教育資金の積立方法を検討しております。

その方法のひとつとして「低解約返戻金型の利率変動型終身保険」の利用を考えております。
しかし一般に、保険と貯蓄は分けるべきとの意見が大勢を占めており、悩んでおります。

保険と貯蓄を分けるべき理由としては、
(1)余分な手数料がかかる。
(2)保険会社倒産のリスク。
(3)解約返戻金を受取ると同時に保険も失ってしまい、保険としても中途半端。
などが主に挙げられております。

(1)について
検討中の保険は年利1.75%が最低保証されており、払込み期間を16年に設定すると、解約返戻金は17年目で109.6%、18年目では111.0%に達します。
利率変動型ですので、世の中の金利上昇に取り残される心配も少ないかと思います。
何より問題なのは、今のところ元本保証のリスクがなく、かつこれ以上の利率が保証される方法が他に見つからないことです。

(2)について
他の金融商品についても同じことが言え、特に保険商品に関して注意すべき点ではないように思います。
保険会社の格付けに気をかける、積立方法として定期預金などを併用するなどの方法で、ある程度リスク軽減は可能かと思います。

(3)について
本保険をあくまで解約前提の貯蓄目的と考えて、保険のための保険(変な言い方ですが)は別で用意するつもりです。

加えて、万が一の場合に、当然のことながら生命保険としての役割(一時金)を果たしてくれる点もメリットです。
以上のように考えると、途中解約のリスクさえしっかりと認識しておれば、教育資金の積立方法としては最適な商品のように思えるのですが、いかがでしょうか?

識者の皆様の幅広いご意見をお待ちしております。

A 回答 (5件)

保険と貯蓄は分けたほうが無難だと思っていますので書かさせていただきます。



(1)について
 利率変動型ということですが決定権は保険運用側にあります。金利上昇時にも利ざや予定利率の変動を抑える可能性があります。以前逆ざやが問題になったのはご記憶されているでしょうか。保険会社は予定利率を上げてなかなか下げられなかったのも要因であります。なので今後予定利率の設定はより慎重になるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

(2)について
 預金の場合は預金保険制度が1000万円+その利息までは全額保護されます。一方保険の場合だと契約者保護機構が責任準備金の90%を保護し、同時に予定利率が引き下げられます。つまり貯蓄性が高い保険では破綻後の運用で利率が低い運用がされるので削減幅は大きくなります。また他の保険に転換しようとすると早期解約控除制度に引っかかる可能性もあります。これを同じと見るかどうかです。なお定期保険の場合はそもそも責任準備金が少ないので終身保険ほどは影響を受けません。
 あと保険会社の格付(というか格付け自体)はあまり過剰に信用しないほうが良いと思います。格付け会社が正しく格付けできている保障はありませんし(サブプライムローンの格付けはかつてAAAだったことがあります)、現在の会社運営状況をもとに判断しているだけで未来のことまでは責任を取りません。また格付けに変動が出るのは破綻直前になりやすく対応が難しいということもあります。

(3)について
 保険の付加保険料の割合は大きいので一時払いなどで割引がないのであれば、貯蓄効率はあまり良くないです。また保険を複数加入するのはのちのち把握が面倒になります。個人的には定期保険に教育費込みの保障額を設定しつつ、終身保険の保険料との差額分を教育資金として貯蓄されたほうが良いかと思います。
 また生活が苦しくなった場合、貯蓄はいざとなれば直ぐに引き出せるなど柔軟な運用ができますが、保険は中途解約のデメリットが大きく硬直的になりがちです(自由に出来る金額が減る流動性リスク)。また保険料を支払いできないもしくは支払いに苦しむ事態になったら目も当てられません。

と、書きましたが、ご質問者様が十分貯蓄を持っている、もしくは収入面に不安がないのであれば杞憂とも言えるかもしれません。結局はご質問者様の資産状況とリスクとリターンを天秤にかけて悔いの無いように決められれば良いのではないかと思います。

この回答への補足

telesienna様
大変丁寧なご回答を頂戴し、誠にありがとうございます。ご意見大変参考になりました。
重ねて質問となり恐縮ではございますが、telesienna様のお考えの貯蓄とは、例えば定期預金になりますでしょうか?
お忙しい中恐れ入りますが、ご回答いただければ幸いに思います。

補足日時:2011/02/09 13:00
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この回答へのお礼

telesienna様
大変丁寧なご回答を頂戴し、誠にありがとうございます。ご意見大変参考になりました。
重ねて質問となり恐縮ではございますが、telesienna様のお考えの貯蓄とは、例えば定期預金になりますでしょうか?
お忙しい中恐れ入りますが、ご回答いただければ幸いに思います。

お礼日時:2011/02/10 11:11

 わが家でも、この超低金利のご時世、こどもの教育資金などの積立や運用先に苦慮しています。

保険商品の利用も、正直、頭をよぎります。でも、わが家では、結果的に、保険商品の利用には踏み切れていません。たしかに今は超低金利ですが、この先、金利情勢がどうなるかわかりませんので、契約時の条件で資金を比較的長期間固定することになる保険商品は、どうも乗り気がしないのです。
 見付けられた商品は、予定利率の最低保証がある変動金利型とのことですが、かりに世の中の金利が上がったときに、それと「同程度に」上がるものなのかどうかもわかりませんし。
 ただ、ご高説のように割り切ってお考えになることができるのであれば、保険商品を利用されてもいいのではないでしょうか。それも一つの考え方かと思います。また、もし、他に保険に入っておられないのであれば、所得税の生命保険料控除を受けて実質利回りを高めることもできますし。
 参考になれば幸いです。

この回答への補足

kappa8555様
同じ悩みを持つ方のご意見をお伺いすることができ、大変有り難く思っております。参考にさせていただきます。
お差し支えのない範囲でご教示いただきたいのですが、kappa8555様は主にどのような方法で教育資金を積み立てておられますでしょうか?
お忙しい中恐れ入りますが、ご回答いただければ幸いです。

補足日時:2011/02/09 13:33
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この回答へのお礼

kappa8555様
同じ悩みを持つ方のご意見をお伺いすることができ、大変有り難く思っております。参考にさせていただきます。
お差し支えのない範囲でご教示いただきたいのですが、kappa8555様は主にどのような方法で教育資金を積み立てておられますでしょうか?
お忙しい中恐れ入りますが、ご回答いただければ幸いです。

お礼日時:2011/02/10 11:11

>お考えの貯蓄とは、例えば定期預金になりますでしょうか?


 安全性重視であれば定期預金になるかと思います。ただ定期預金での運用も色々方法があります。個人的には1年毎に預け入れし直すようにするのが良いと思っています。長期に預け入れた場合、金利上昇に追いつけない場面が出るためです。また金額が増えてきた場合は口座数を増やし、預入時期を分けたり、預入期間を複数にするなどの運用があります。
 なお預入はネット銀行の利用や夏・冬などのボーナスを目当てにした金利キャンペーン等を利用してみてください。

 運用効率を上げたいとのことでしたら貯蓄ではないですが、貯蓄の一部を金融商品への投資という方法もあります。ただ投資を行うのであれば、金融商品(株式・債券・投資信託・金etc)はどういうものかを把握してから行ってください。例えばリターンが高い商品はリスクが高いこと、手数料が高い商品には手を出さない、単年で大きく損をすることがあるので投資額を調整するなどを考慮して行ってください。
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この回答へのお礼

再度のご回答、誠にありがとうございます。
ご指摘の通り、ネット銀行のキャンペーン金利の定期預金+α運用効率を上げたいと思い、表題の商品を検討しております。
運用効率を上げる手段として、ご教示いただきました通り、リターンとリスクを考えると、教育資金という性格上、元本割れのリスクを負うわけにはいきません。
元本保証かつ運用効率を上げる手段として、表題の商品が適しているかと思えてくるのですが。。。なかなか難しいですね。

お礼日時:2011/02/13 22:04

 No.2の回答者です。

わが家では、銀行の円定期一本です。たしかに超低金利ですが、減らないだけマシと割り切っています。外貨とか投信とか銀行から奨められますが、元本割れの可能性があるものは、一切排除しています。あんまり賢くないのかもしれませんが、値動きとかにヤキモキしないで済みますし、なにより減らすわけにはいかない資金ですから。ただし、ネット系など新興の銀行の円定期は、若干金利がいいので積極的に利用しています。預金保険で保障されていて、リスクがないですからね。
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この回答へのお礼

再度のご回答をいただきまして誠にありがとうございます。
我が家でも定期預金のみでやりくりできればと思うのですが、あまりにも金利が低すぎてどうしてもそれだけでは必要な教育資金を貯めることができません。
ただし、ご指摘の通り決して元本割れさせてはいけない資金であり、運用効率を上げる方法がなんとかみつからないかと苦慮しております。
私もネット銀行のキャンペーン金利の定期は積極的に利用したいと思います。

お礼日時:2011/02/13 22:10

こういう長期積立商品に共通するリスクは、為替変動リスクです。


例えば積立後半(積立開始から15年後など)に、一気に円安に動いた場合、
(例えばドル150円、1ユーロ200円、1豪ドル150円などとなった場合)
15年前に積立てた円と現在の円とで価値が異なるわけですから、円建てでは元本保証でも、
実際にお金を受取る時には、15年前よりも世の中の物価の大半が値上がりし、
解約にも動けず、実質的に大きく損をする可能性は念頭に入れておくべきでしょう。

したがって、こういう解約しにくい長期積立の資産を多額に持つ場合、余裕のある資産の一部は外貨、金、円安好感企業の株などで円安に対するヘッジをしておいた方がいいかもしれません。長期積立を好む方は、ここ10年デフレが続いたせいもあって、お金の価値は変わらないと信じすぎている傾向があるような気がします。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございます。
これまでに気づいていなかったリスクを知ることができ、大変参考になりました。
確かに15年も先のことであれば、円の価値が大幅に下がる可能性も考えておかなければなりませんね。
ありがとうございます。

お礼日時:2011/02/13 22:19

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