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人類より、先に誕生している文明があれば
数百万年で銀河系全体に植民の並みが広がっているはずで、これは矛盾していないか
ある方に質問しましたら「これは人口が無限に増え続けることを前提にしている」としてありえないと言われ、納得しましたが
植民地ではなく、増殖する探査機を送り続ければ
銀河系全体に広がるのに、もっと簡単で早いはずだと後から思いました。
この考えは、いかがでしょうか?

A 回答 (4件)

 フェルミのパラドックス(逆説)を知って、地球外文明の電波が受信されていないから宇宙には地球外文明は存在しない証拠だと考えるのは短絡的です。

フェルミのパラドックスには非常に深い意味が隠されています。

 フェルミのパラドックスから推測される事実は、地球のように生命や文明がある惑星が非常に珍しい存在でないとパラドックスが起こらないのを意味しています。つまり、我々はありふれた存在ではなく、珍しい部類に入る存在だという事実です。

 実際、系外惑星の探査でも、太陽系と全く同じ惑星系は見つかっていませんし、地球のような惑星は1つも見つかっていません。地球も人類も珍しい存在であり、希少生物、希少文明というわけです。

 しかし、単に珍しいだけならば、無尽蔵に星が存在する宇宙では他にも見つかるはずです。ところが、それも見つかっていないのは、なぜでしょうか。

 フェルミのパラドックスが成立するには、地球文明以前の過去に文明が存在した事実がないという、そういう前提条件が必要になります。

 これは、宇宙に文明が数多く生まれる黄金期よりも遥か以前に地球文明が誕生したのを意味しています。フェルミのパラドックスは地球文明が宇宙最初の文明でなければ成立しないのです。

 フェルミのパラドックスが成立するとすれば、地球に生命や文明が誕生する以前の宇宙は生命も文明も存在出来ない性質を持つ宇宙であった可能性を意味します。地球に生命や文明が誕生する時期になるまでは、宇宙のどの場所でも生命や文明が存在出来ない環境しか生まれないような物理現象が続いていたと考えられます。

 そうだとすると、その頃の宇宙は異常な高温か、強い放射線で満たされていて、生命が存在出来なかった事になります。

 フェルミのパラドックスは太陽系が誕生した46億年以前の宇宙は生命や文明が絶対に存在出来ない環境が続いていたのを意味しているのです。
  
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「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由」(スティーブン・ウェッブ著)という本があります。



真面目に問題に取り組んだ本ですが、最初の解は冗談です。
解1「宇宙人はすでに来ている。ハンガリー人と自称している。」というものです。
これは、フェルミの職場の楽屋落ちで、当時の研究所にいた天才数学者フォン・ノイマンたちハンガリー人学者を火星人と呼んだジョークです。

しかし、その中に自己増殖無人探査機を送る説もあります。

解12 ブレイスウェル=フォン・ノイマン探査機(自己増殖探査機)
探査機は、到達した星で調査をしながら自己と同じ、もしくは母星からの改良プログラムでより優れた探査機を作り次の星へ向かいます。光速の40分の1という控え目なスピードでも、400万年で銀河系に行き渡るという計算があります。
これがなかなか面白いのは、生物っぽいんです。
母星からの改良で進化したり、勝手に複製ミスしてオリジナルと違ってきたりすると考えられています。
最初は、進出する方向が決められていたのに途中でわからなくなったり、母星に戻ってきても気付かず母星の建物や設備を材料にして増殖したらいい迷惑です。

この説は、われわれがエイリアンを見ない理由として結構人気があるそうです。
つまり、エイリアンは自分たちで出かけないで探査機に行かせているから地球に来ないのだ、と。
しかし、それはまったくの見当はずれです。
じゃあ、その探査機はどこにあるのか?
結局、フェルミのパラドックスをより刺激的にするだけなのです。
何の説明にもなっていません。

本当の解は、一つではなくて複数の解がからんだものではないか、というのが一般的です。

私のお奨め解
解9(星はあまりに遠い)×解27(L:文明の寿命が短い)をかけあわせたものはが私は正解じゃないかと思っています。
400万年でもいいですけど、人類がうまれて100万年程度で、哺乳類の種として200万年もったらいい方でしょう。
文明の寿命など1万年とも言われています。
推進機関の問題だけでなく、文明の寿命の方が先に尽きてしまうことが多いのではないでしょうか。

昔、ホーキングが来日したときに某都知事が質問したことがありました。
「銀河系に文明を持った生物のいる星はいくつあるか?」
「200万」ホーキングは即答しました。

ドレイクの式をご存知でしょう。SETI計画の推進者の一人であるコーネル大学のフランク・ドレイク考案した式で、天文学、有機化学、生物学・進化論、歴史、政治、異常心理学までカバーしたというスグレモノ。
N=N*×fp×Ne×fl×fi×fc×fL
N*:銀河系の星の数(4000億個)
fp:惑星系を持つ恒星の割合(3分の1)
Ne:生物が存在しうる環境にある惑星の数(2)
fl:実際に生物が存在する割合(3分の1)
fi:知的生命が存在しうる割合
fc:通信技術を持つ宇宙人の存在する割合(fi×fc 100分の1)
fL:技術文明が存在する寿命(100万分の1%~1%)

ドレイクはLを1万年と考えました。
宇宙スケールでの1万年は、ほんの一瞬です。
その一瞬に巡り会わなければ、宇宙で人類は孤独感を味わうことになるのでしょう。
現在のように。
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今、ニュートンではワープ航法の可能性が報じられています


条件的に、これが探査機ならその可能性は棄てきれません
宇宙人との遭遇もありえない話でないと思います

宇宙年齢からすると地球人類年齢はあまりに短すぎて、時空の壁を突き抜けない限り
は銀河系どころか太陽系外にも脱出不可能かと思います
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> これは人口が無限に増え続けることを前提にしている



私はこれでは納得しません。生物である以上はなんらかの増殖傾向があり、また進化の力が働くので、増殖傾向の少ない種族は増殖傾向の大きな種族に置き換えられます。今の人類でもいわゆる草食系の人たちは肉食系に置き換えられていくと思います、

私は、生命の誕生の確率とそれが人間のような文明を持つにいたる確率があまりにも小さすぎて銀河系には地球にしか文明は無いのだと言う説明が一番なっとくできます。あるいは、恒星間の飛行の技術に非常な困難があるのかもしれません。
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