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よく下が高いといけないとか言いますが、
収縮期血圧と拡張期血圧は、血行動態力学的にどう違うのでしょうか?
それぞれが高いとき、その病的な意味の違いを理解したくお願いいたします。

A 回答 (3件)

血圧を規定する因子は、心拍出量と末梢の血管抵抗です。

そのどちらか一方、もしくは両方が上がれば、血圧は上がります。ただし、いわゆる本態性高血圧症では、心拍出量はあまり変わらず、主として末梢血管抵抗の上昇がその主たる原因です。血圧に関係する因子には、血管の弾性、心拍出量、循環血液量、血液の粘性、血管の反応性、昇圧物質、神経系の支配など多くの要素がありますが、基本的にはこのどちらかを介して、血圧に関係していると言えます。
一般的に言って、心拍出量が増加する時は、収縮期、拡張期どちらも上昇しますが、拡張期血圧に比して、収縮期血圧の上昇が大きく、末梢抵抗が上がってくる場合は、収縮期血圧に比して、拡張期血圧の上がりが大きいと言えます。したがって、甲状腺機能亢進症などの心拍出量が増大する疾患では、収縮期高血圧となり、動脈硬化による血管弾性の低下では、主として拡張期高血圧になります。ただ、高血圧はそれほど単純ではありませんので、特に収縮期、拡張期とも高く、より収縮期の上がりが大きい場合には、動脈硬化による血管壁の弾性低下だけではなく、他の要因の関与も考えられます。
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この回答へのお礼

すかっと納得できました。有難うございます。

お礼日時:2001/04/26 10:21

これはレポートでしょうか・・・?



直接的な回答ではありませんが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?
「高血圧とのおつきあい」

さらに「血行動態」に関しては、以下の成書が参考になりますでしょうか?
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循環器病/唐川正典,五十嵐勝朗…/金芳堂/1998.
図解先天性心疾患/高橋長裕/医学書院/1997.9 
ドプラー心エコー図による心血行動態の定量的評価/吉川純一,Rick …/文光堂/1997.4
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「Hemodynamics」に関しては洋書の方が覆い様ですが・・・?

ご参考まで。

参考URL:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamph/pamph_04/pan …
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高血圧症の判定には、収縮期血圧も拡張期血圧も考慮されます。


収縮期血圧:140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上
一般的に、このどちらかを満たしていると、「高血圧症」と診断されます。

収縮期血圧とは、心臓が収縮したときの血圧で、
心臓が全身に向けて血液を送り出す力ともいえます。
拡張期血圧は心臓が拡張して心臓内に次に送り出す血液をため込んだ時の血圧で
そのときに心臓に酸素・栄養を補給する「冠動脈」に血液がながれてきます。

血圧が高いと言うことは、血管に血液が流れにくくなっているということです。
例としてタバコをすうと、ニコチンの作用で血管が収縮し、血圧が上がります。
タバコを吸ったあと、指先が冷えたりするのは、血行が悪くなっている証拠です。
また、高血圧を長いあいだほっておくと、体の各臓器に十分な血液が行き渡らなくなり
虚血状態になります。代表的な疾患としては脳梗塞、心筋梗塞、狭心症など。
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