dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

音楽の盗作問題・基準に詳しい方に質問します。


私には、BIGBANGの「LOVE SONG」という曲が、
どうしても、U2の「With or without you」の盗作の様に聞こえます。
韓国語が全く分からないぶん、メロディーやアレンジの仕方が、ダイレクトに耳に入ってきます。
確かに、細部まで同じではありません。
(BIG BANGの方には、ラップのような部分が入っていて、その辺りは、全くU2とは違います)
そして、よく聞くと、メロディーも多少違います。

しかし、初めて耳にした時には、あまりにもそっくりな印象を受けたので、
思わず、ビックリして仕事の手が止まってしまいました。
以来、何度聞いても、U2の盗作に聞こえてしまいます。
このレベルの類似なら、盗作にはならないのでしょうか・・・?


そこで、気になったのが、盗作の基準とは何なのか?ということです。
ネットで調べましたが、いまいちよく分かりませんでした。



最後に・・・
こういうことを書くと、すぐに日韓の問題に託けようとする方がいるので、
念のために付け加えますが、私は、BIG BANGを中傷しようとしているわけではありません。
分かりやすい具体例として挙げたまでです。


誰か詳しい方がいらっしゃたら、宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

現代音楽はコード進行という、曲の進行表のようなものに従って構成されています。


コード進行にはいくつかのパターンがあり、それによって曲の印象などが変わります。
詳細については楽器店などにいくらでも専門書があるので見てください。
解説しているサイトもいろいろあります。
http://valse.lolipop.jp/mr-bear-crash/method/cho …

楽曲というのはコード進行が似ているだけでもかなり似たような印象を受けます。
コード進行の組み合わせにおいて、現時点で見つかっていない
組み合わせはほとんどなく、たいていのコード進行のパターンは
使い尽くされています。ですから、同じコード進行になる曲は探せば
いくらでも出てきます。
また、アーティストによって自分が好きな、あるいは使いやすい
コード進行のパターンというものを持っていることが多く、よく使う
パターンが他の誰かがたまたま使ったパターンと一致すればやはり似た印象に
なる可能性があります。
今の人はわからないかもしれませんが、90年代には「小室進行」なる
言葉もありました。小室哲哉氏がプロデュース業に盛んな頃に、氏の使う
コード進行がだいたい同じであったのでこのコード進行がヒットの鍵だ
みたいなことを言われていました。
その当時に学校などで現代音楽について学んだことのある人は
耳にしたことがあったかと思います。

メロディラインについても先にコードを考えてから作詩するような
場合は同じコード進行の曲同士だと似た印象に聞こえます。

ほぼ同じコード進行と同じメロディラインが何小節かに渡って
あるという場合は盗作の可能性もありますが、楽曲の制作において
「サンプリング」という手法があり、特定のメロディラインなどを
そのまま引用、あるいは展開しつつ曲に組み込んで使うことがあります。
その場合は著作権の切れているクラシックなどを除いて引用元の許可を
もらっていることが多いので、使っているフレーズが同じであっても
盗作とはなりません。交流のあるアーティスト同士がフレーズをサンプリング
して使っていることもよくあります。

他には影響を受けた作曲家が同じ場合などにも制作楽曲が似るようなこともあります。
様々な要因によって「似た感じに聞こえる」ということがあります。
ですから素人が単純に聞いて「これ似てる」と思っても、意図的に似せなくても
似る可能性があるということから、それが盗作であることを証明することは難しいのです。

シューマンの楽しき農夫というピアノ曲の中には「崖の上のポニョ」のメロディライン
に似た所がありますが、久石譲さんが真似をしたかといえばそうではないでしょう。
音符の組み合わせは無限じゃないのでごく一部が重なることはよくあることですから。

文章を書くときにたまたま文節の内容が出版された書籍と重なることがあったら
それは盗作か?というのと似ています。
他の誰とも言い回しが被らないように文章を書くというのは無理な話です。
ですがいくつかの文節に渡って似たような言い回しや文型が使われていたり
話の筋が似ていればそれは文章として盗作の疑いが出てきます。
楽曲についても、何小節にも渡って似たようなコード進行とメロディラインがあり
前奏だとか間奏も似ているというのであれば後に作られたほうが模倣の可能性も
高くなってきます。

上海万博の件はまさしく転調であるとか主要メロディラインを
構成する音符の長さなども一致していましたので、素人が聞いても同じに
聞こえるもので、盗用の可能性が浮上したわけです。

この時話題になった岡本真夜さんの曲を含め、多くの曲とコード進行が
一致する有名な曲として「バッハルベルのカノン」があります。
クラシック曲にはコード進行という概念はない(和声というものにあたる)
のですが、和音の進行を現代音楽のコード進行に当てはめると一般によく使われて
いるコード進行に一致します。
コード進行が同じだったら盗作、ということになればこれらの曲は全て
カノンの盗作になってしまいます。

明確にこれという基準はないはずです。総合的に判断されます。
基本的には盗用されたとする側が「意図的に盗用された」と感じて
それを悪質と捉えることがなければ訴えを起こすようなことはないでしょう。
前述のように盗作である証明は楽なものじゃありませんし。
    • good
    • 0

ざっくりした基準だと、2小節以上一致していたらとかってのがありますが。



最終的には、盗作されたって方が裁判を起こした結果、裁判所で専門家なんかの意見を踏まえ、具体的、合理的な根拠に基づいて判断されるとかって事になると思いますが。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!