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13世紀にイタリアで生まれたソネットという定型詩の形式が、なぜ多くの言語で書かれるようになったのか知りたいです。
日本で生まれた俳句や短歌は他言語には広まっていないのに、なぜソネット形式はイタリア、ドイツ、フランス、英語圏、日本、中国にまで広がったのか疑問に感じました。

少しでも御存じの方がいらっしゃいましたら、知恵を貸してください。
もうすぐ大学の講義で発表なので、なるべく色々な意見が聞きたいです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

kanou_2011様、



ご質問を見つけたのが最近だったので遅まきながら回答させていただきます。

まず誤解してらっしゃる様なので一言。

俳句も短歌も多言語に広まっています。現在世界の小学校で最も盛んに俳句を
教えているのは日本ではありません。英語は言うに及ばず、
ドイツのレクラム文庫には、ドイツ語の俳句集、短歌集がありますし、
それも単なる意訳ではなくれっきとした芭蕉、蕪村、万葉集のドイツ語版
が収められています。奥の細道や万葉集の中国語版もありますし、
研究サイトも沢山存在します。先日、スティーブ・ジョブズが亡くなった時、
すぐにその死を悼む句が英語俳句サイトに掲載されたのには驚きました。
私たちは自国の伝統文化にもっと誇りを持って良いと思います。

ソネットについて。
ご質問では日本語も挙げてらっしゃいますが、
日本語ではソネットといっても単に14行であるというだけのものが多く、
言語的制約からか、他の条件を満たしている事例は見たところとても少なく、
先述した俳句や短歌のドイツ語版がきちんと五七五、五七五七七になっている
事と比較すると、音節数はばらばらですし、脚韻すら踏んでいない、
というものがほとんどです。ですから日本語は除外した方が良いと思います。

他の欧州系言語への波及について。当初長文になってしまったので
箇条書きに直しました。

 ・時代を代表する大詩人が自国に紹介した
  ・ここから本家を真似して沢山のソネットが作られた
   (シェイクスピア版のようなバリエーション)
  ・本家にはない特徴を持ったソネットも作られた
   (もともと愛がテーマだったのが多目的で書かれるようになった)
 ・歌曲になったり演劇のセリフに取り込まれたりして音として広がった
 ・欧州では常に流行していた訳ではなく「時代遅れ」感から作られなかった時期もある
というのが大きな特徴ではないかと思います。
音としての魅力は朗読を聞いてみないとわからないかもしれません。
その他、調べれば色々出てくると思いますので
もしまだ格闘中でしたら頑張ってみてください。
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   これは単に言葉の問題でしょう。



1。ソネットと言うのは「小唄」と言うほどの意味で、韻の踏み方で、イタリア式、シェイクスピア式、スペンサー式、などと流儀があり、同じ形ではありませんが、インドヨーロッパ祖語に源を発し、ロマンス系のラテン語が、中世の共通語であった訳ですから、その流れは今も教会用語、学術用語に残っており、広がる素地があったと思われます。

2。ところが、日本語が使われているのは日本だけで、朝鮮語、中国語、などとは地理的な距離は近くても、「やまとことば」の語彙は日本固有のもので、周囲とは違います。俳句や短歌が広がらなかったのは、お互いに親縁関係のない言葉だったからではないでしょうか。その証拠に、日本語と親縁関係を有する唯一の言葉である沖縄語では「おもろ」があります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!

分かりやすくて納得できました。発表資料作成時のヒントにさせて頂きます。

助かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/10 18:55

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