プロが教えるわが家の防犯対策術!

脂肪細胞の数は赤ちゃんのときに決まるといいます。
赤ちゃんの頃、その脂肪細胞が増えてしまうと将来太りやすい体質になり、
逆に脂肪細胞が少ないままであると将来食べても太りにくい体質になるといいます。
そこまでは納得しているのですが、

「その脂肪細胞は赤ちゃんの頃にたくさん食べさせて太らせることで増える」

と、テレビでもネットでもあちこちにみかけます。

しかし、これは本当でしょうか。

「食事の回数を減らすと太る」というのと同じような考え方になるのですが、
赤ちゃんを太らせるようにすると、つまり、たくさん栄養がある状態を長く続けさせると、人の体の判断としては「栄養は足りているので蓄える必要なし」となり、「脂肪細胞を増やす」ということはしないと思うのです。

栄養が足りてない痩せた赤ちゃんの体の方がむしろ「栄養を蓄えなければならない」と体が判断し、脂肪細胞を増やすように成長していくと考えるのが自然ではないかと思うのです。

もちろん人類の歴史を考えると、こんなに食べ物が常にある状態のほうが不自然であり、人の体は栄養の取りすぎを想定していない部分が多いというのは理解しています。
しかし、だからといって「栄養不足の赤ちゃんのほうが栄養を蓄えいくくなる」というのはどうも納得いかないんです。

実際、そんなデータとかあるんでしょうか??
そんな研究結果がないにしろ、なにかそうなると考えられる理屈でもあれば、と思います。

宜しくお願いします。

A 回答 (6件)

この分野は専門じゃないのでちょっと調べただけのことを書きますが、


妊娠中の母体が栄養不足状態になると、子供の脂肪細胞や腎臓の発達が顕著に増大するそうです。また、この効果は思春期頃まで影響するそうです。
出生後のことは見つかりませんでしたが、この傾向が逆になるということは考えにくいと思います。
結論としては、senzyuさんの考えのほうが正しいと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

誰も回答してくれないんじゃないかとハラハラしてました。
回答ありがとうございます!
専門外ということですが、調べていただいてありがとうございます。
妊娠中の母体でもそうなるのですね。
そちらは考えていなかったですが、聞いて納得です。
しかし、ネットで調べると逆の意見もあったりするようです…
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/01/post_ …
なにか情報のソースみたいなものはあるでしょうか?
私としてはmyuki1232さんの情報が正しいと思っているのですが、やはり精確で確実な情報として知りたいと思っています。もし、なにか御存じでしたらまた教えてください。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/24 00:56

ご紹介のサイトも見て考え直したのですが、「多いと太る、でも少なくても太る」というのは別に矛盾していないと思います。


というのも、自然界では「栄養がありすぎて困るから蓄えないようにしよう」という状況はまず起こらないため、「太らないようにする」という方向には、我々は進化していないからです。ブレーキは無くて、アクセルしか無いのです。
というわけで、「食べられるときに蓄えよう(多いと太る)」と「食べられないからもっと蓄えよう(少ないと太る)」という別々の現象が両方発生するということは、十分ありうることだと思います。
論理的に言っても、「たくさん食べると太りやすくなる」が成り立っても「あまり食べないと太りにくくなる」は必ずしも成り立ちませんし、そのサイトでもそう主張してはいません。また同じく、「あまり食べないと太りやすくなる」が成り立つからと言って「たくさん食べると太りにくくなる」は成り立ちません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

「ブレーキは無くて、アクセルしか無い」とは、とてもわかりやすい表現ですね。
読んでおっしゃるとおりだと思いました。
また、別々の現象が両方発生する可能性があるのも、たしかにそうだと思いました。
自分で考えつかなかったですが、たしかにそのとおりですね。
大変勉強になりました。
しかし、ソースみたいなものはやはりないのですね…。
結果がないので、これだという結論はそれまででないのかもしれませんが考えを深めることができたように思えます。
2回も回答していただいてありがとうございました。

お礼日時:2011/07/25 23:47

栄養不足であれば栄養を摂取しなければ!という本能?は働くでしょう。


ただ、栄養的に飢餓にある状態で、果たして新しく栄養を貯蔵する細胞を作る余裕があるのか?と思います。
新しく細胞を作るにも、材料とエネルギーが必要です。

栄養不足なのに脂肪細胞を作るというのは、現金がないのに銀行の通帳をたくさん作るような無駄な行動に思えます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

う~ん…
たしかにそうですね。納得です。
銀行の通帳の表現、おもしろくて解りやすくてステキですね。
しかし、実際にその通帳を多く作った人の方が結果的に次に起こるかもしれない飢餓にも耐えることができ、その他が自然淘汰されるとも考えられるような…いや、それはないですかね。
逆に栄養が多い状態で脂肪細胞をたくさん作るようになるのかはわからないですが、これはその通りだろうと思いました。
回答ありがとうございました。

話はかわりますが、No1~5に回答いただいた皆さんに改めて感謝です。この質問をライフの「出産・育児」のカテゴリに質問せず、生物のカテゴリにして本当によかったです。おもしろい回答ばかりで楽しいです(また、お礼が遅くてすみません。)皆さん賢くて頭が下がる思いです。

お礼日時:2011/07/26 21:16

お礼がNo.1だけ、ついているのでそれを読みました。

ハラハラしますよね、質問者さんもご自身の能力を使って回答者に回って下さい。ハラハラしている人がたくさんいるのは現実問題です。

さて「考えられる理屈」としての回答になりますが。
No.1のお礼でご紹介のリンクを読むとこういう文章があります。

>「人類がこの世に生き残ってゆくために授けられた非常に大切な能力だったと思います.現在の日本は,毎日3回の食料を確保できるのは当たり前の 世の中です.原始時代では人類生き残りのためのサバイバル能力であったエネルギー備蓄能力が,今の世では余計な脂肪蓄積の元凶ともなっています.」

組織を形成する段階においては、調節する為に!、細胞数の増減がみられるのでは、ない、という事です。
酸素不足になれば赤血球数が増える現象が起こりますが、それとは区別されるべき話だと思います。
調節は、出来上がった組織によって、「発生」「体作り」とは別に行われる生理でしょう。

栄養不足であればこそ、脂肪細胞を増やしておくべきだろうという説は、一見合理的な理屈ですが、栄養不足で脂肪細胞を増やしておいてもたぶん無駄なのです。なぜなら、飢餓においては溜まるほど脂肪が手に入らず、出る一方なのですから、むしろ要らないのです。必要なの細胞数ではなく、脂肪です。
いうなれば、知れる範囲で知った豊作の日の栄養状態が準備の目安になるということです。つまり飢餓に備えるためには、栄養状態のいい日の収穫量を逃さないように備えておくことになります。
分裂による増加は、可能な限り多くの脂肪を取り込めるようにする単純な結果にすぎないと考えると、脂肪が多ければ、多い分、増える傾向にあるのではないでしょうか。脂肪が手に入らなくなる日のためにも。生物は、先読みをせずに発生して組織をつくり、調節もしますから単純な反応でも仕方がありません。人間よりも過去に学んでいると擬人化できます。

最後にこの議論についてですが、数が多い少ないの本質が、相対論であることを忘れてはならないと思います。脂肪の取りすぎで脂肪細胞細胞が増えて将来太る。この多い少ないは比較の問題です。しいて言えば、現代人は正常値でも太りすぎだと言えそうに思います。
数の決定は適正値があるのではなく、環境にしたがって細胞が分裂した結果である。その環境が個体間でも似ていれば正常値らしきものを設定できるということになります。
身長は遺伝的要因もあることながら、現代人の身長が高いのは、それで特別いいこともなく、栄養状態に反応した姿でしょう。
ヒトは高等動物で知的ですが、その細胞の営みを語る時は植物程度に考えてもいいのではないでしょうか。「性格」など、文化面の議論になれば、ヒトの性質は人間としての後天的な合理性が支配的になりますがね。自然環境は厳しいので、その中で、細胞が増殖する時の理屈は、肥やしをやった植物に実る種(子供)が大きくなるのと同じではないでしょうか。また生まれる前から飢餓の危機にさらされているとも言えます。

この質問に関する研究やニュースなどがあれば私も知りたいですね。もちろん反対意見も。めちゃくちゃでは困りますが、質問者さんは合理的な自説があるならば妥協することはありませんよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

組織を形成する段階においては、調節する為に細胞数の増減がみられるのではない
酸素不足になれば赤血球数が増える現象が起こりますが、それとは区別されるべき話だと思います

のところに、まずおもしろいと思いました。
「調節」と「体づくり」では違うと。だから赤血球数のように脂肪細胞が増えたりしないだろうという理屈ですね。
私は比較的素人なのでそういった例が思いつかないですが、他にも人の体の中でみられる現象なのでしょう。(thegenus様の回答を読むと本当にくわしい方なのだろうと思うのでそう信じます)

たしかに「脂肪細胞の数は減らない」訳ですから赤血球と同じように考えるのは間違っていたのだなと思いました。

そのあとの話も大変納得です。
栄養不足で脂肪細胞を増やしても無駄ですね。

最後の相対論もたしかにそうかもしれませんね。
しかし、「現代人が身長が高い」のは栄養状態もさることながらその他の要因のほうが大きいような気もしますが…違うでしょうか。栄養状態だけなら横に増えるのもあるでしょうし、キリンが背が高いことやゾウがでかい理由も違う理由でしょうし…
う~ん、気が向いたらその質問もまたしてみたいと思います。

また、質問者さんは合理的な自説があるならば妥協することはありませんよ、とのことですが、thegenus様をはじめ、みなさんの回答を読んで考えがかわりました。
本当に参りました。そしてありがとうございます。

自分の考えが違っているのを認めるのは若干悔しい気持ちもありますが、ひとつ賢くなれてよかったです。

ただ、まだ結論がでた訳ではないですし、他にない質問だと思うので、もう少し他の回答がこないか質問を閉め切らずに気長に待とうと思います。

お礼日時:2011/07/30 11:58

No.4について訂正します。


「脂肪を取れば」→「脂肪細胞が増える」と何度か書いていますが、
「栄養が多ければ」「栄養量にしたがって」にして下さい。すいません。


それと、

この問題の正当化にはやはりデータがいりますね。というのも派生した話の全部を論理的な説明で済ませられないほど、拡張利用されています。馬鹿マスコミが騒いでるだけならともかく、リンク先の産科医のように臨床上、用いられている論理なのですから学問的な議論では済まされませんね。

実際問題としてはですね。
個人的には、食生活よりも遺伝的要因(先天的体質)が大きいと思います。遺伝の方が支配的ということです。
太りやすい体質の人が赤ちゃんの頃、いくら栄養を少なめにしても太るでしょうし、
太りにくい体質の人が赤ちゃんの頃、いくら栄養を過剰摂取しても太りにくいだろうと私は考えます。

同一個体で比較が出来ませんから、治療効果の欺瞞と同じです。統計的データでは、個人において果たしてどっちなのかが証明し切れません。

ですから、データが欲しいですね。いい加減である、飛躍している、その可能性が高いですね。

No.1お礼のリンク先では、
>「 出生2~3カ月前の肥満の妊婦では,その胎児も栄養過剰となり脂肪細胞の数が多くなり,生まれた後の肥満が運命づけられてしまいます.妊婦さんはくれぐれも肥満には気をつけましょう!」

とありますが、産科医は言いすぎですね。
臨床上、妊婦の太りすぎが良くない理由が別にあるのならば、これを理由にすべきではありませんね。運命なんて脅し文句を安易を使うべきではありません。本来、医療は霊感商法じゃないんだから。

第一、肥満の妊婦には太りやすい遺伝子の問題もあるでしょう(笑)
客観的な科学的議論になっていない恐れがありますね。


なお、論理的にも、果たしてどっちが正解かは分かりませんね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>この問題の正当化にはやはりデータがいりますね

本当にそれがあればなによりだと思います。そもそもこの質問をしようと思ったのも、馬鹿マスコミやダイエット商品を売ろうとしているサイトだけでなく、知り合いの知り合いの産科医までもがそのようなことを話していたということがキッカケでした(リンクに出した産婦人科医もそうでしたが。)

もちろんそれが正しいのかもしれませんが、はっきりしないものははっきりしてないというべきで、おっしゃるとおり、言い過ぎや脅しはよくないと思いました。

ちなみにですが、どんな方かはわからないですが逆の意見を講演される方もいるようですね。
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa5454634.html
まぁ「太らせると」ではなく「太っている赤ちゃんは~」とあるので、今回の質問とは若干違いますが。

2度も回答、ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/30 19:05

回答を自制したために書きたかった事を忘れてしまいました。

senzyu さんのような質問者ばかりならいいのですが、そうではない釣り目的の質問者がかなりいるので回答数が減ります。そうした警戒心から初顔のsenzyu さんへの回答までも遠慮しておりましたところ、かつて私が一番書きたかった事を忘れてしまったように思います。


以下は脂肪細胞ではありませんが、いわば比較して研究が進んでいるので定説が用意されています。参考になると思います。

「造血幹細胞」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A0%E8%A1%80% …

この内容は全部面白く無駄な一文さえないと思うのですが、泣く泣く抜粋しますと、

>「幹細胞が絶える事なく生体内の状況に応じて分化、自己複製を調整し必要な細胞を供給している事になる。」

>「その他の長管骨の骨髄では出生後しばらくは造血機能を持つが、青年期以降は造血機能を失い、加齢とともに徐々に辺縁部位が脂肪組織に置き換わって行く。最長の大腿骨でも25歳前後で造血機能を失う。」

造血幹細胞にさえ時期があるのですね。

上記抜粋の中に脂肪細胞に置き換わってしまうという部分があります。これから想像できる事は、一説には容積にして最大400倍にもなるという脂肪細胞を、無計画な庭園作りの庭木のように置いておくことは、その脂肪細胞が死なない限りは、デカくなり敷地を狭くする恐れがあるということです。なお、脂肪細胞が減らないという説は決定的な説ではありません。減るとも考えられています。


ご指摘の身長に関しては、骨の伸び方の話になると思います。横に増えていないだろうと言われても、大人も子供も、昔比べれば確実に肥満状態にあると思います。昔の妊婦や児童の栄養状態は今に比べると何も食っていないと言うくらい少なかったはずです。
分かりませんが、それこそ内臓脂肪というのもありますよね。骨の成長の方は、隠せません。隠れた脂肪はあっても、隠れた身長はないのですね。そして細胞ごとに、胎児のころから成長期に至るくらいまでの間、分化したり増殖したり時期が分散して見られるのだと思います。早熟な細胞もいれば、ということです。顔のバランスが一番良かった時期があるように、最終的にいつの時期に調和が上手くいくかという問題は、その個体が遺伝子を半分だけですが与えた子孫をどれだけ増やせたかという原理の進化が”最終的に”決めることになっています。しかしそれは最終的なのです。増え具合を直接決めているのはいわゆる進化ではありません。
キリンの首でも同じ事で、栄養状態によって比較されるのが今回の話ですよね。


最後に、体を動かすのは筋肉です。脂肪組織ではありません。日を浴びているだけでは飢え死にします。筋肉の成長を後回しにしてまで、脂肪細胞を増やす用意周到なだけの、いわば守りの体では、摂食行動が取れません。食べ物を取ったり、逃げたりする時に必要なのは脂肪組織ではありません。脂肪細胞の数が多くても、肝心の脂肪を蓄えておらず、飢え死にします。
胎児がずっと胎児でいられるのならば脂肪組織が多くてもいいかも知れませんが、生まれた後の事を考えれば、筋肉や脳が足りなくても、脂肪組織の充実が飢えを防ぐとは言えないと思います。栄養など資源に限りがあるのに、両方増やすという訳にもいきませんし、可能ならばそれは生体の巨大化を意味する事になり、また一長一短でしょう。ヒトの胎児の頭部は大きいなどと言いますが、それ以上大きいとまた大変ですね。結果的に上手く行ったかどうかで、それぞれの子孫に今の形があり、これもまたブレ続けている形なのです。形とは量ですね。
思うに、脂肪細胞は、適当な数が、後々膨らんでもいい場所に収まっているということです。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!