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救急救命士の資格と運用についていつかわかないことがありますので、教えてください。

1,救急救命士の資格を取得するにはいくつかのコースがあるようですが、たとえば専門学校は2年、大学(救急救命士取得コース)は4年のようです。この違いは何かあるのでしょうか?
 また、卒業後に国家試験があるようですが、在学中には試験は受けられないのでしょうか?

2,資格取得後のことですが、基本的には消防署の救命士、しかも特定の車の中でしか業務を行えないようになっているようですが、例えば、資格を持った人が山小屋とか介護施設で働いていて、あるいは山岳警備隊員が資格を持っていたとして、そこで事故が起きたとき、医師の指示も元で資格を生かすことはできないのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

#1です。

補足します。

救急救命士の仕事として一般救護処置と救急医療の橋渡しであることは承知されていると考えて説明しますね。
一般救護処置(止血、骨折などの応急処置)は原場でレスキュー隊員が行いますが、この場には救命士は必要ありません。理由は要救助者の収容が第一目的だからです。(この場合、生死は問いません)救助後救急搬送中の容態の急変に対処するのが救命士の仕事です。

現場が山岳地帯であったり、洋上(船上)であれば航空隊との共同作戦となり、パイロット2名、航空機関士1名、レスキュー隊員2名の5人で救助作業を行います。この時のヘリの定員は機種にもよりますが5名から7名です。7名定員のヘリでも実質では6名が限度(レスキュー隊員の装備で1名分の重量を搭載しているため)です。
海保や県警の航空隊のヘリでは5名定員がほとんどなので、要救助者の人数や天候によってはロープ降下したレスキュー隊員を現場に残すこともあります。

私は海保で特殊救難隊員として従事していた経験上、救助の現場では救急救命士の出番はありませんし、同行させることもありません。ご存知かとは思いますが、海保では艦船も出動しますので一刻を争うような救助作業には艦艇内に医師が待機しています。手術も出来る人員と装備ですので、この場合は救命士は必要ありません。
場合によってはそのまま病院へ搬送(空輸)することもあります。

確かに救命士も乗艦していますが、役割としては看護士ですね。
救急救命士としての資格と働きに拘っている質問者さんには「えっ?」っと思えるかもしれませんが、消防の救命士もほとんどその資格を生かしていないのが現実です。

これは山岳救助隊でも同じです。経験を積んで数少ない救命処置を希望するなら、消防か病院勤務でしょう。最近では命の危険を伴う救助作業の現場にはドクターヘリやドクターカーを要請するようですので救命士の活動の場は少なくなっていることも知っておいてください。

私が過去に救助現場に出動した時(洋上)も、けが人は直近の護衛艦に託しましたし、名目は遭難者捜索でしたが実際は遺体捜索、収容でした。私も少しでも水難者を減らしたいとか、助けたいと思って目指した世界でしたが、現実は過酷で残酷で失望の連続でした。
思想は高く評価しますが、現実では失望に変わる恐れもあるのでその辺を理解した上で進路の決定をされるよう願っています。
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この回答へのお礼

色々細かなことまで答えていただきましてありがとうございました。
実は子供の進路の事で考えていて、子供は山岳警備隊の道を選んでいるのですが、
それ自体は、各県警の地方官の集合隊であることは理解しています。
もし、警察試験に受かったと仮定したときに、仕事上で(初動対応など)で役に立つのでは
ないかと、考えた次第です。最近の警察もいろんな分野の頭脳集団を集めていますから、
(例えば、PCネットワークに長けた人とか)そういう選択肢もあるのかな、と思った次第
です。
考える選択肢が増えました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/24 19:09

救急救命士の受験資格には実務経験が不可欠です。

そのため、在学中では実務経験がないので受験は出来ません。

それと救急救命士の仕事場としては消防の救急隊以外に病院等もありますが、数は多くありません。

山岳救助隊などは警察の機関です。山岳部で資格を生かすことはまず無理です。まずは足場が悪い事や、要救助者を2次災害、感染症などから守る意味で平地への搬送を優先するからです。発想としてはすでに取り入れられていて、医師の資格を持った方も見えますし、その前に警察官になることが必要です。その関係もあり(2)は非現実的でしょう。

救命士の資格だけでは役立たずですよ。あくまで事故現場などでの救命処置ですので消防や警察の機関に属して資格を生かすしかありません。たとえ大きな事故であってもそのような現場にはドクターヘリ、ドクターカーが出動しますので、救命士は出番なしです。
レスキュー隊は各機関(消防、警察、保安庁、自衛隊)で個別に養成されていますが、彼らが行動(出動)する場合は医師も手配される場合がほとんどです。なので、実質的に資格を生かすには消防の救急隊しかありません。が、消防は地方自治体の機関ですので、自治体の消防に採用されることが必修になります。

救急救命士を目指すなら専門学校でもいいのですが、先に消防官になることです。何故かといいますと、消防官になるには、消防学校卒業が前提です。そして救急隊に所属して経験を積まなければ受験資格すらないことになります。ストレートに受験できれば良いですが、あまり遠回りすると消防学校の受験年齢に引っかかる恐れがあります。

http://www.shokugyou.net/shoku-iryou/kyuukyuu.html

私もレスキュー出身です。その経験から参考程度に発言させていただきました。

この回答への補足

詳しく回答ありがとうございます。救急救命士という資格を前面に他業種で就職するという想定ではなく、例えば警察官とか介護士を本業として就職したときに、その資格があれば、自分が現場に一番先に駆けつけたとき、手をさしのべることはできないのかと考えた次第です。

消防官からの場合は実務経験が必要みたいですが、大学などの場合は4年間のキリキラムの中で受験資格があると書いてありましたが。

職業としては救急救命士以外の職業の選択肢は無いわけですが、他の職業に就いたときにその資格があっても要救助者には救急救命士以外は触ることもできないのでしょうか?(法律上の解釈です)
と、いうのは就職口が海保や警察官や病院があったりしたからです。

補足日時:2011/07/24 09:26
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