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人口問題の専門家である上智大学教授・鬼頭宏氏によると、
「かりに今年出生率が上がって『2』を超え、その状態が続いたとしても、人口減少が止まるのは2080年という試算が出ています。実際にはもっと時間がかかるはずで、2100年になっても減少が止まるかどうかわからないのです」だそうです。
(出典:ISメディア 現代ビジネス http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1690?page=2

ド素人の私は、海外からの移民、海外への帰国など社会的人口増/人口減を無視すれば、今年出生率が上がって2.0を超えれば人口減少は止まると思うのですが、上智大学の教授はそう考えていないとのことです。

日本の人口予測を実施する時のパラメータは何でしょうか?
また、上智大学の鬼頭先生の発言を理解するために知っておかなければならない事実は何でしょうか?
特に、「実際は、、云々」というくだりで、「実際」というのが何を意味しているのかが分かりません。

人口予測にお詳しい方からのご助言をお願いします。

A 回答 (3件)

将来人口推計は結構複雑な数学的な処理をしています。


上智大学の先生の根拠はよく知りませんが、基本は国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口の算出方法に依拠しているのではないでしょうかね。
(普通、この手の統計はすべてこれが基礎です)
ご参考までに。
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/suikei07/ …

>人口予測を実施する時のパラメータ
IPSSによると、
男女年齢別に分類された
(1) 基準人口、ならびに同様に分類された
(2) 将来の出生率(および出生性比)、
(3) 将来の生残率、
(4) 将来の国際人口移動率(数)に関する仮定
とのこと。
これを数学的に処理して算出しています。

今回の出生率(=特殊出生率ですかね?)を非現実的に2.0人にしたところで、
人口増加にならないのはなぜか?とのことですが、
詳しくシュミレーションしてみないと正しいかどうかはわかりません。
おそらく、
・そもそも出産できる女性の人口そのものが減少している
 (人口構成比で若年層の減少)
・高齢者人口の増加にともなう、死亡数の増加
あたりが寄与してきて、2080年ぐらいまでは人口増加に転じないというシュミレーション結果がおありなのではないでしょうか?

そもそも、IPSSの推計によると、2105年になっても減少し続けていますので、2080年に増加というのはかなり改善された結果ですよ。
根本的に特殊出生率が2人では人口は増加しません。
産まない女性もいますし、早世される人もいるわけで、2.5人ぐらいは必要ではないですかね。

この手の計算は様々なパラメータが複雑に関連していますので、そう簡単にはいかないということですよね。
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この回答へのお礼

詳細な情報ありがとうございます。

しかし、人口推計では、エクセルシートを細かく扱う技術よりも、社会学的な分析で、其の社会の構成員のビヘイビアがどう変わるかを予見しないとつまらないですね。

私は、日本の社会がフランスの社会の様に人口増加型社会に変貌できないとは思わないし、その変貌が起きるのに70年も90年もまたなければならないという偉い先生の意見には全然同意できません。

住宅問題と、婦人の雇用問題と、子供の教育問題の三つを解決するだけでも、日本の社会は急激に様変わりすると信じております。

お礼日時:2012/01/10 01:44

>「実際」が何を意味しているのか


かりに今年出生率が上がって『2』を超えた場合が、人口減少が止まるのは2080年ということですね。
所が今年の出生率は、はるかに低い1.37です。実際には出生率は低いので、そうなる訳ありません。

http://www.google.co.jp/publicdata/explore?ds=d5 …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

よくわかりました。シミュレーションの根拠である「出生率=2.0」自体が非現実的だという主張なのですね。

専門知識が不足していたのではなく、国語力の不足でしたね(-_-メ)。

しかし、70年とか90年のスパンで社会を考えるときに、日本がフランスような人口増加国に変身しないと断定するのはどうでしょうかね。
昔は高齢者が少なかったので日本では老人を大切にする文化になりましたが、今後は赤ちゃんが少ないので赤ちゃんを大切にする文化に変貌するはずですよね。その変貌に何年かかるかが疑問ですが、明治維新や終戦後の欧米化など、急激な変化を起こすのが日本人の特徴ですから、老人を相手にしなくなり、急激に赤ん坊や青少年を大切にする文化に変貌する可能性は排除できないとおもっています。個人の意見ですみません。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2012/01/09 14:21

例えば20歳が100万人、80歳が150万人いたとします


出生率2.0で20歳が毎年生む子供数は+100万人(男女比は5:5とする)です
一方、80歳が寿命で全員死ぬと-150万人です

そんなわけで
人口分布割合の少ない層が子供を増やしても、人口分布の多い層の死亡数に追いつかないのです
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この回答へのお礼

早速にご回答ありがとうございます。

出産年齢層の人口と死亡年齢層の人口差が原因なのですね。

この人口減少過程では、人口減少=国力衰退ではなく、人口減少=生産年齢人口比の増加=国家の活力増加の方向に作用すると考えてよいのでしょうか。であれば、「出生率2.0で日本の未来はバラ色に輝く」とも言えるわけですよね。


ところで、「実際にはもっと時間がかかるはず、、、」との発言の「実際」が何を意味しているのかもご存じなら是非ご教授ください。

また現在の人口構成で日本の人口を維持するためには、どのくらいの出生率が必要なのかご存知でしたらご教示下さい。

お礼日時:2012/01/09 13:01

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