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なぜ、日産は電気自動車なんて売るんでしょうか?
ずばり、ハイブリッドの特許関係で、どうしてもトヨタのマネが出来ないからじゃないんですか?

しかも、おかしいと思うのはCO2排出ゼロとか、エコな宣伝して、実際は原子力じゃない発電方法で、さんざんCO2を出すもののエネルギー源にしてるのにクリーンだと言っているところ。

私は中国に住んでいますが、バイクは随分前から電動だし、バスも電動で走っています。
バッテリーに充電して、モーター回すだけなんだからこんな簡単な理論はないですよ。
こんなもん誰でも作れるでしょう。
今更「新しい時代の乗り物」なんておこがましいにもほどがあると思うんです。

ブレーキの制動エネルギーを電気に変えて貯めて使うとか、ちょっと考えただけでも自給自足で充電するハイブリッドのほうがエコだし、ハイテクですよね。
交差点でブレーキを踏むとエンジンが止まる軽自動車なんかも、エコですよね。
燃費30kmなんて世界中が驚きますよね。
こういうのが、技術の日本だと思うんです。
電気自動車に変えた途端にそういう努力がなくなるっていうか、「ハイブリッドの次は電気」みたいにウソの宣伝してるそんな姿勢がなんか嫌だなと感じてるのですが。

A 回答 (5件)

確かにバッテリーでモーターを回して走るだけ、こう書いてしまえばおもちゃの自動車と同じですが、モーターそのものや制御方法がオモチャや、中途半端な電気自動車とは大きく異なるのですよ。

たとえば、簡単な理論といわれていますが、日本で今使われている電気自動車(大手メーカーのものでコンバージョンタイプは除く)では、ACモータが使われています。バッテリー電源はDCですが、DCモーターを使ったものはありません。なぜだか判りますか?広い回転数の範囲で高い効率を維持して運転出来て、メンテナンスも簡単でブレーキ時に電力の回収を行う際でも、回転数にえいきょうされることが少ないなどの要求を満たすには、かなり高度な制御機構を持ったACモーターを使う必要があるのですよ。三相以上の誘導電動機とそれを制御するインバーター、ブレーキ時に発電に転じる(回生ブレーキ言います)とメカニカルなブレーキの製動力の割り振りをバッテリーの充電状態に応じて行うなど、かなり高度な技術が必要です。

安易な構造の電気自動車と、高度な制御を行った電気自動車では電力の利用率に大きな差が出るでしょう。同じ容量の電池での走行距離が2倍程度違うことは珍しくありません。これは、同じ電力を動力とする電車においても日本製の電車の消費電力がかなり小さいことを見れば判るでしょう。たとえば山の手線の通勤電車のようにほぼ一分間隔で、駅間の距離も短く、短いスパンで加速・減速を繰り返す電車でも同様な制御が行われています。また、自動車においては、まだコスト面で無理があるので実用車には使われていませんが、ホイルインモーター方式というものが有ります。これはタイヤを取り付けるホイール自体がモーターで、ギアなどによる変速機構を全く持ちません。回転数0から最高速度までモーター直結タイヤが回る仕組みですが、これこそメカニズム的には究極の単純化ですが、じつはこれは非常に難しい技術なのです。しかし、摩擦損失の原因になるギアなどを使わずにすむ上に、各ホイールに独立したモーターを持つことで、それぞれのタイヤに最適な駆動力や減速力を分配できるので滑りやすい路面でも極めて安定した走行を実現できます。


また発電で電力に頼ることが問題と言われていますが、実際に全ての自動車が電気自動車となった場合、現在の水準のものでも、自動車が消費する燃料を全て発電に回せば(CO2の発生量は燃やした燃料の量とほぼ等価です)たっぷりおつりがくるでしょう。それほど個別にエンジンを回し走る自動車のエネルギー効率は低いのです。ハイブリッド車でもエンジンで走行しているときは、いかに高効率を目指したエンジンでも総合的なエネルギー効率では電気自動車にはかないません。原子力を使用しないとしても火力発電でコージェネレーションション等による高効率化がとられた発電所での熱効率は50%を優に超えます。燃料を燃やす自動車で単体ではハイブリッドでも最終的に30%も無いでしょう。実際、ハイブリッドも電気自動車へのステップのひとつであり、短時間で充電できるエネルギー密度の高い電池がコスト面で無理なく開発されれば、一気に電気自動車のほうに移行するでしょう。小さな熱機関というものの効率を高くするのは恐ろしく難しいのです。また、小さな熱機関が多数存在する状態では、排出ガスの処理も非効率的になりやすく難しいのですが、発電所のような大規模な熱機関では効率を高める上でも有利ですし、排出ガスの浄化やCO2の回収(現在はまだ実用化はされていませんが研究はされています)をする上でも有利です。

日産のみならず、ハイブリッドの世界ではトップを走るトヨタも電気自動車の研究は決して怠ってはいません。プリウスもプラグインハイブリッドのモデルが出ていますが、これはガソリンエンジンに依存する部分を出来る限り少なくしたほうが、総合的に見てエネルギー効率が高いからです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
大変お詳しいですね。
素人考えで議論するつもりはないのですが、これらの高度な電気モーター制御技術はハイブリッドの車にも当然使われているでしょう。ハイブリッドだって電気モーターなんだから。

お礼日時:2012/01/22 09:32

電気自動車を、モータで動くおもちゃの自動車の感覚で捕らえるとこうなるのかな、と失礼ながら思えてしまいました。



まずCO2ですが、エンジンと発電所とでは効率が大きく違いますから、火力発電所であっても電気自動車の方がCO2は減ります。大きさも重さも制約のある小さな円筒形にちかい燃焼室で間欠的にガソリンを燃やすのでは効率に限界もでますね。
”制動エネルギーを電気に変えて貯めて使う”これは当然電気自動車でもやっていますね。

電気自動車、”バッテリーに充電して、モーター回すだけ”レベルなら確かに簡単です。大学の研究室などでは相当まえに試作していますね。ハイブリッドでも、”回生”をあきらめればもっと安上がりにできるでしょう。バイクやバスに限定すればそう難しいことではないと思います。
プリウスのブレーキ、高速では回生を主につかい、徐々に機械式ブレーキの比重を高めている、と聞いたことがあります。そして、空転すれば即座に機械式ブレーキに切り替えます。そのときの違和感がリコールにつながったことはご存知かと思います。

日本のメーカが自動車を出すなら、信頼性を十分確保した後になるでしょう。日本でも山奥などで故障すれば人命にかかわることがあるわけですから。プリウスは、充電機能を加えたプラグインハイブリッドも出ていますが、相当遅れて出しましたね。素人考えではただバッテリを大きくするだけみたいですが、制御方法なども大きく変わるらしく、簡単には出せないそうです。

もう少し技術面を調べてみると面白いですよ。車の制御、ものすごく深いです。
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言われている心配は、その通りですね。


電気自動車は敷居が低く、他業種の企業が進出してくるのではないかという予測もあります。
日本でも町の整備工場のようなところが電気モーター載せ換えやってたりするようですし、電気自動車の市販では中国が先行しているように思います。
米国のテスラモーターズも、言ってみればそんな感じの新興メーカーですね。

電気自動車の最終目標は、燃料電池自動車なのだと思います。リーフもHVもその手前でしょう。
燃料電池の開発が遅々として進んでいないようですが、それまでガソリン車やディーゼル車だけを売っておけば良いというものでもないでしょうし、かといって充電して走るだけの電気自動車では、言われているように中国メーカーに追いつかれて大変、といったところでしょう。

あと発電に関して、今のような大型発電所でまとめて作って送電するのは、発電効率は良いものの送電でかなりのロスが生じるので、電気を消費する近くで小型の発電機で発電するほうが、トータルとしては効率が良くなります。コンビニの敷地に小型のガスタービン発電機を設置するというのも、この流れのものです。
また将来的には燃料電池自動車がモータープール停車中に発電所のように機能するとも考えられています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
技術立国の日本が世界に復活するためにはやはり自動車産業だと思うんです。
しかも、リニアモーターとか、原子力で走るとか、空を飛べるとか、ステアリングのない車とか、もう絶対に中国に真似のできないような超ハイテク技術のですね。

お礼日時:2012/01/22 09:25

確かにハイブリッドにも使われていますが、ハイブリッドより純粋な電気自動車のほうがエネルギー効率が高いのですよ。

現時点では電気のみではシティーコミューターなどの用途であればいいのですが、長距離を走るとなるとまだ、電池の性能が追いつかないために、ハイブリッド方式の存在価値があるのです。もし、電池の性能が十分にたかくなり、価格的にも問題が無いとなれば、充電スタンドなどのインフラの整備も急速に進むでしょうから、ハイブリッドの存在意義自体がなくなるでしょう。電気だけで走れるのならエンジンやトランスミッションなどの無駄な物を積んでおく必要は全くありませんからね。純粋な電気自動車であれば燃料1リットルで発電できる電力で30Km走る事なんてお手のですよ。ハイブリッドがガソリンエンジンに比べて燃費が良いのは確かですが、たとえば先に説明したホイルインモーターなどから比べるとはるかに効率が悪いんですよ。トータルで見る(原油の輸送や原油からガソリンを精製するあたりから先)と発電し充電し走行するほうが、天然ガスや原油を輸送して精製して発電して充電して走るのほうが、エネルギー効率が高い上に大気汚染の対策においてもはるかに有利であるということなのです。ハイブリッドは電池の性能がまだ不十分なので、現在の電池で出来る範囲で長距離走行などを満足する手法として存在価値があるという話です。

高度で複雑なメカニズムゆえにハイテクであると思われているようですが、現在のハイテクはたとえば電池の材料や、モーターに使う銅線(成分や断面形状)・強力で熱の影響を受けない磁石の材料など、可能な限り熱の発生を抑える半導体素子や回路設計などの目に見えない部分で争われているんですよ。したがって日産がハイブリッドに見切りをつけて電気自動車の開発を進めても何の不思議もありませんね。世界的に見ても、電気乗車の開発に力を入れているメーカーのほうが多いでしょう。電池の問題さえ解決できればハイブリッドなどより電気自動車のほうがはるかに良い面が多いからなんですよ。各社各様ようで千分の一、万分の一の世界でしのぎを削るハイテク戦が行われているんですよ。これは、メカニズムの開発から見ると、とっても地味ですがはるかに手間も費用も努力も必要な材料工学面でのミクロ世界のハイテク戦争なんです。

あと、交差点でエンジンが止まる装置は、新しいものではなく10年以上前にトラックやバスですでに採用されていましたよ。ただ、実際にはそれほどの効果が無い(ディーゼル車では始動時の黒煙発生などもある)上にメンテナンスに手間がかかることもあり廃れていましたが、始動方法の改善などで再び出てきたものです。ただし、これも夏場のエアコン動作時などは動作しませんけどね。エンジン止めたらエアコン効きませんから、実際の走行でどれだけ効果があるかはちょっと疑問ですね。
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 面白そうな御質問ですので、私の考えを書いてみます



 日産が電気自動車を売る(リーフ程話題になりませんが、三菱のiMiEVも売ってますね)理由としては電気自動車でシェアをとりたいからではないかと思ってます。
 10年前にトヨタが売れば売るほど赤字と言われながらもプリウスを販売し続けた事で現在ハイブリッドのシェアを独占してます(まぁ、他にホンダしかハイブリッドを販売してないためでもありますが。最近日産も独自のハイブリッド開発しましたが…)
 シェアの差がありすぎるため、日産はハイブリッドで勝負になりません。上述しましたが、トヨタ(ホンダ)の特許を回避して独自のフーガハイブリッドを作りましたが、トヨタの独壇場を崩せるとは日産も思ってないでしょう。
 トヨタのまねではないですが、電気自動車を売る事で莫大なデータ取り(問題点・改善点)をしてシェアを取ろうとしていると思ってると推測します。

 余談ですが、プリウス発売後にトヨタも電気自動車を販売しています(Rav4EV)
 その時のデータからまだ販売時期としては難しいと判断したのではないかと思ってます。(まずはハイブリッドとか)


 >しかも、おかしいと思うのはCO2排出ゼロとか、エコな宣伝して、実際は原子力じゃない発電方法で、さんざんCO2を出すもののエネルギー源にしてるのにクリーンだと言っているところ。
 これに関してはエコと言った方が売れるからです。実際発電方法等でCO2排出してたりして本当に得とは言えない状況だと思います。そもそものプリウス等でもコストメリットで損だと言う意見もありますしね(ハイブリッドをつけることの値上げ>節約できるガソリン代)


 >私は中国に住んでいますが、バイクは随分前から電動だし、バスも電動で走っています。バッテリーに充電して、モーター回すだけなんだからこんな簡単な理論はないですよ。こんなもん誰でも作れるでしょう。今更「新しい時代の乗り物」なんておこがましいにもほどがあると思うんです。
 私は質問者様やANo3様とは逆の考えで、日本では誰でも作れるとは思ってないです。そりゃ、がわ作ってタイヤつけてモーターつけてバッテリーつけてOKってやつなら町工場でも簡単に作れちゃいます。
 それ以外のノウハウ、衝突安全ボディ、ABSや横すべり防止装置やエアバッグ等の制御方法、家電と違い絶えず激しい振動にさらされる中での耐久性・信頼性確保等自動車業界が蓄積してきたモノを他業種がクリアするのは非常に難しいためです。
 それと、自動車が日本中に普及しきってしまったために爆発的に売れるって事が考えにくいのも理由ですね。


 安全性能等がどこまであるかが不明ですが、私は中国の電気自動車メーカーが脅威だと思ってます。中国のバスは停留所に停まった際に屋根の架線等から充電するしくみになっている所もあると過去工業誌で見た事があります。そういうノウハウを積み重ねていく&日本企業が中国に進出しているので部品作りのノウハウ等もどうしても学ばれてしまいます。そして、一気に成長する恐れもあります。(中国の同業他社の成長が凄く、私の会社も非常に脅威を感じてます。単純部品ならそろそろ負ける可能性が出てきた位です。以下に製品に付加価値をつけるか、他社が追従できない独自技術を一つでも多く確立するかが最大のテーマになってます)


 簡単に書いてきましたが何か参考になりますでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とても参考になりました。
単純に電気自動車よりもダブル駆動でシンクロさせてるハイブリッドのほうが複雑でハイテクと思っていたので。
中国の電動バイクは3万円以下で買えるんです。(バイクはガゾリン式でも車道を走れないから自転車とおなじ自転車道を走るんです)
もちろん燃費向上の研究はしてないはずはないですね。
中国に来てわかったことですが、日本の電動アシスト自転車って「電動自転車」にできるはずなのにわざとハイテク技術で「アシスト」にしてるんですよね。
法律上自転車にするために。・・・・余談でした。

お礼日時:2012/01/24 23:17

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