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経済の質問です。

2012/2/12の日経新聞朝刊によれば、「今の債券市場には警告ラベルをつけるべきだ」と
米国著名投資家ウォーレンバフェット氏が2012年2月末に公表する毎年恒例の「株主への手紙」の一部が米国経済誌フォーブス(電子版)に公開されたとのこと。
その中で、現在の金利水準は明らかに低すぎると指摘があり、いずれ金利が上昇(価格は低下)する局面では債券投資で損失を抱えることにもなり「(債券など)通貨に関連した資産は最も危険だ」と持論を展開しているらしいです。

このコメントについて、日本の住宅ローン(変動金利)を利用している債務者との関連について、わかりやすく解説していただけませんでしょうか。(特に、現在の金利水準は明らかに低すぎて、いずれ金利が上昇する結果、住宅ローン金利にはどのように波及していくかを含めて解説いただけますでしょうか)

A 回答 (3件)

経済的な金利指標がどのように住宅ローン金利に波及するか?


というご質問かと思いますので、それに対する回答です。
単純に考えて下さい。預ける立場の銀行からすると、
住宅ローンも半年ごとに利率を変えられる変動金利や、35年と言った長期固定で貸し続けるなど
千差万別なのです。その千差万別に対応するため、短いお金の貸借金利である短プラ、長期のであれば
国債の金利が標準的と考え、最終的にはその銀行が組成して金利は決めるのです。
銀行はお金を貸すのが仕事です。何を基準にするか間違えば命取りです。
最も多くの参加者が多くの金額をやり取りしている金利は、正しいだろうと考え自分達の商品、
ここでは住宅ローン金利に適用するのです。どうでしょう?お分かりになっていただけましたでしょうか?
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少し説明不足でした。

国債の代表格10年国債に連動するのは10年以上の固定金利です。変動金利はおっしゃるとおり、10年国債金利より安くなっていますが、これは主に短プラと呼ばれる、銀行が優良企業に短期に貸し出す金利をベースに試算されます。優良企業に短期に貸すならかなりの確率で返ってくるため、10年保有しなければならないことを前提とする10年国債より金利が安いんです。ちなみに、短プラはどうやって決まっているかと言うと、インターバンク間でやり取りされる無担保コール翌日物というレートです。今日借りて明日返すなら金利いくら?っていうやり取りに使われる金利です。銀行間では、今日(今晩)だけ何億円ほしい!絶対明日返すから・・・ってやり取りが頻繁にされているのです。そのときの金利です。

次に、JGB(日本国債)の件ですが、金利が上がればJGBの価値が下がります。当たり前ですよね。わざわざ低い金利のすでに発行されたJGBなんて魅力内ですから。つまり、金利が上がれば既に発行されたいわゆる既発国債の価値(価格)は下がるわけです。現在JGBは142円くらいです。なぜ142円かは説明すると長くなるので、とりあえずこんなものかと思ってください。

で、金利が上がると142円が140円とか135円とかになります。金利6%になると100円になります。
142円のときに売って(もってなくても先物市場なら売れるのです)、100円で買い戻したら42円の儲けです。
実際、最低取引は142円じゃなく、1420万円だから。値幅は420万円の儲けです。
1000万円の借金して6%の金利になった!大変!となっても420万円儲ければ逆にうれしいですよね。これがヘッジの
仕組みです。このヘッジ方法は有名なんですが日本国債と言うすごく地味な市場に個人が参加しないんですよね・・・。

ちなみに、1420万円実際に必要なのではなく、証拠金として一部だけ持って取引は可能なので
10万円程度あればできます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

回答いただきましたが、債券市場の動向(固定金利の上昇)が短プラ(住宅ローンの変動金利)にどのように波及してくるか、未だに理解できてません。

お礼日時:2012/02/14 06:55

銀行は、企業や人にお金を貸すのが仕事です。

しかし、借り手が少なく銀行にどんどんお金がたまってきたら銀行はどうするでしょう?そのまま金庫においとくと普通預金の金利さえ払えませんよね?じゃ、株でもかって一儲けするか!と考え実際少しは買ってます。ただ銀行は元本保証が原則のため、もっと手堅い金融商品を銀行は求めます。これが国債なのです。
国債の金利が1%としましょう。国債は金融学ではリスクフリーの商品ですので、「国債を買わず人にお金を貸すという行為」は間違いなく国債購入よりリスクが高いはずです。だから、お金を貸すときは国債の金利より高い金利で貸すのです。

個人の方がこの金利上昇のリスクヘッジをする方法として、日本国債(JGB)の空売りがあります。
国債価格が下落(金利が上昇)すれば儲けると言うものです。ラージは1億円単位なのでプロ向けです。
ミニの1千万単位が個人向けと言えます。JGBは東証だけでなくやシンガポールでも上場しています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

住宅ローンの変動金利が優遇金利の結果0.745%のところがあるとききました。
国債の金利より低くなっていませんか?
長期金利と短期の金利の違いとかですか?
国債が一般的には個人に貸すよりリスクは低いはずなのは理解できています。
が、上記のような状況から、債券市場で起こると想定されている事象から、住宅ローンの変動金利に影響がどのようにでてくるかがもう少しわかるといいなと思ってます。

また、個人が金利上昇のリスクヘッジをする方法として、JGBの空売りという手段があるとのことですが、もう少しこの点を説明(リスクがヘッジできる論理を)していただけると、もう少し理解できると思います。

お礼日時:2012/02/13 22:01

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