
法人税申告書別表4で質問です。
前任の経理担当者が辞めてしまい、わからずに困っています。
(一昨年)
減算 仮払税金認定損 6,673,140円
(昨年)
加算欄 仮払税金還付額 6,673,140円
減算欄 仮払税金認定損 100,000円
これがいったい何なのか解らなかったのですが、一昨年は中間納付額が多すぎて期末の未払い法人税がマイナス(仕訳は 未収入金/法人税)となっており、その額が6,573,140円でした。
おそらくこの額が上記の金額と関係していると思うのですが、未払い法人税のマイナスはその期になぜ減算しなければならないのでしょうか?
それと100,000円違っていて、その額が翌期に減算されているのはなぜでしょうか?
よろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
なるほど…100,000円の差異は前々年の期首繰越において既に発生していたんですね。
いずれにしましても、過年度の修正のようですので昨年の申告に対応する期間損益をゆがめている様子ですね…それはさておいて。
別表5-1で「仮払税金」の期首繰越が△907,900円(本当は△1,007,900円…多分、前期繰越が間違っていたのでしょうね)になっていますよね?
また、同額の「未収還付法人税等」907,900円(上記に同じく本当は1,007,900円のはずです)の期首繰越があるはずです。
加算の仮払税金還付額が「仮払税金△1,007,900円」の減少に対応します。
減算の法人税等の中間納付額及び過誤納に係る還付金額が「未収還付法人税1,007,900円」の減少に対応します。
どういうことかと云いますと…
別表4は損益計算書の機能があり、別表5-1は貸借対照表の機能をもち、別表5-1のプラス残は資産、マイナス残は負債と読み替えることができます。
そうすると、次のように考えられるのではないかと思います。
マイナス残の「仮払税金」の減少→負債の減少→純資産の増加→利益の増加
プラス残の「未収還付法人税」の減少→資産の減少→純資産の減少→利益の減少
これらを別表4の加算(利益の増加)・減算(利益の減少)に対応させて考えてみるとわかりやすいと思います。
蛇足ですが、業務のなかで理解する必要に迫られたなら…書籍等で詳細に調べることも大事ですが、帳票の関係を大きくとらえて感覚的に理解することが一番の近道なのかもしれませんよ。
No.1
- 回答日時:
中間納付の際は総ての税目について損金経理による納付になっていますね?
そうしますと、一昨年の別表4についてですが、「仮払税金認定損」に対応する次のような加算項目があったはずですが如何でしょうか?
但し、その金額の合計は「仮払税金認定損」よりも多額なはずです。
〇損金に算入した法人税(2)
〇損金に算入した道府県民税及び市町村民税(3)
ちなみに、法人税及び法人住民税は損金経理不可はご存知ですよね?
ここで、未払い法人税のマイナスをなぜ減算するかと云いますと、上記の二つの項目では納付した総額を加算していますが、還付相当額は元帳上において既に費用から減額(未収入金/法人税)していますので、所得計算上その分を減算しませんと、所得が過大となってしまいます。
但し、そうしますと通常は中間納付過払いの金額(6,573,140円)と「仮払税金認定損」の金額(6,673,140円)は一致する形で申告調整が行われるはずなのですが…
多分、差異金額の100,000円を翌期であわせるために、昨年の申告調整において「仮払税金認定損」で減算しているのではないでしょうか?
提示された別表4の記載内容だけで推測しますと、上記のようなものではないかと思います。
いずれにしましても、今回のご質問では前提条件の提示が少ないため、推測を交えたお答えとなっております。
もし、間違っていましたら「ごめんなさい」なのですが…少なくとも別表5-1の対応箇所についても提示していただかないと正確な回答は難しいでしょうから、次回はこの点ご留意された方がよろしいかと思います。
この回答への補足
ありがとうございます。
一昨年は次のようになっていました。
別表4 減算
仮払税金認定損 6,673,140
別表5
期首現在利益積立金額 減 増 差引翌期期首現在利益積立金額
仮払税金 △907,900 △1,007,900 △6,673,140 △6,573,140
この1,007,900は別表4の加算で仮払税金還付額に同額が、また減算で
法人税等の中間納付額及び過誤納に係る還付金額に同額が記載されているのですが、
これはどう理解すればよいのでしょうか?
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 法人税 地方税の納付に関しての法人税別表4,5の書き方について 2 2023/04/01 19:03
- 財務・会計・経理 仕訳の仕方を教えていただけませんでしょうか 2 2023/01/22 16:17
- 高校 日商簿記3級の勉強中なのですが 精算表が完成せず困っています。 こちらの問題の回答を教えていただきた 2 2023/03/02 09:07
- 財務・会計・経理 パソコンの減価償却の質問になります (2022年1月31日決算) 2022年11月30日にパソコンを 2 2023/04/05 19:57
- 財務・会計・経理 決算時の未払消費税の計上について(法人です) 4 2022/09/10 12:14
- その他(税金) ふるさと納税について教えてください。 3 2022/08/31 23:47
- 財務・会計・経理 過年度の課税漏れ給与に対する対応方法 2 2022/05/17 10:14
- 住民税 今日主人あてに 都民税通知が来ました。 主人は67歳 年金と 多少働いています 会社では 今年から介 1 2023/06/16 18:05
- 減税・節税 過去の所得税を修正(追加)して納付したら住宅ローン減税も見直しされるのでしょうか? 5 2023/01/20 12:50
- 所得税 会社のミスによる過年度分の確定申告の修正 4 2022/05/16 13:46
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
関連するカテゴリからQ&Aを探す
今、見られている記事はコレ!
-
弁護士が解説!あなたの声を行政に届ける「パブリックコメント」制度のすべて
社会に対する意見や不満、疑問。それを発信する場所は、SNSやブログ、そしてニュースサイトのコメント欄など多岐にわたる。教えて!gooでも「ヤフコメ民について」というタイトルのトピックがあり、この投稿の通り、...
-
弁護士が語る「合法と違法を分けるオンラインカジノのシンプルな線引き」
「お金を賭けたら違法です」ーーこう答えたのは富士見坂法律事務所の井上義之弁護士。オンラインカジノが違法となるかどうかの基準は、このように非常にシンプルである。しかし2025年にはいって、違法賭博事件が相次...
-
釣りと密漁の違いは?知らなかったでは済まされない?事前にできることは?
知らなかったでは済まされないのが法律の世界であるが、全てを知ってから何かをするには少々手間がかかるし、最悪始めることすらできずに終わってしまうこともあり得る。教えてgooでも「釣りと密漁の境目はどこです...
-
カスハラとクレームの違いは?カスハラの法的責任は?企業がとるべき対応は?
東京都が、客からの迷惑行為などを称した「カスタマーハラスメント」、いわゆる「カスハラ」の防止を目的とした条例を、全国で初めて成立させた。条例に罰則はなく、2025年4月1日から施行される。 この動きは自治体...
-
なぜ批判コメントをするの?その心理と向き合い方をカウンセラーにきいた!
今や生活に必要不可欠となったインターネット。手軽に情報を得られるだけでなく、ネットを介したコミュニケーションも一般的となった。それと同時に顕在化しているのが、他者に対する辛らつな意見だ。ネットニュース...
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
法人税修正申告での納税額の仕...
-
法人税別表4について
-
法人税の修正申告をした次年度...
-
人件費の内訳書の代表者及びそ...
-
決算書の見方で赤字や黒字を見...
-
別表5(2)の書き方
-
税効果注記における欠損金の扱い
-
外形標準事業税の別表調整について
-
受取利息1円の場合
-
今更ですが第四表(損失申告用...
-
急いでます!除却損の場合の別...
-
法人税別表5(1)「資本金等...
-
繰越欠損金
-
未収還付法人税等勘定を使って...
-
所得-控除でマイナスになった場合
-
法人税 別表2
-
事業税の別表5(二)記載と未...
-
法人税の申告書の別表2に、「...
-
法人税等調整額
-
受取利息の源泉税の処理方法で...
おすすめ情報