家の中でのこだわりスペースはどこですか?

スピーカーユニットの公称インピーダンスで同じ機種でも16オームと8オームを設定しているものがけっこうありますが、音色などの違いは無いということになっています。
実際はボイスコイルの巻線の長さか太さのどちらが違うのでしょうか?
マニアの方は信じられない微妙な素材の差にこだわりを示すようですが、振動系の核となる部分のその辺を気にする人はいるのでしょうか?

A 回答 (5件)

一度投稿したのですが、『回答する』ボタンの反応がなく登録されませんでしたので、再投稿します。



>振動系の核となる部分のその辺を気にする人はいるのでしょうか?
→いますよ。
気にする人は、インピーダンスが高いほうが「ダンピングファクターが高くなる」「スピーカーケーブルロスが少ない」などというようです。確かにスピーカーのインピーダンスが倍になれば同じワット数で電流はルートニ分の一(0.7)倍、スピーカーケーブルの発熱量は半分に減るでしょう。
また、アンプのボリューム位置が同じであれば、スピーカーのインピーダンスが倍の場合、スピーカーに供給されるワット数が半分になるために、音圧も3dB下がります。これをレベルあわせに利用して低音域は8Ωだけれど、中高音域は16Ωのユニットを使ったシステムも過去にありましたね。
スピーカーのインピーダンスによる音の違いを気にする人は〔LC型のネットワークや中高音レベル調整用のアッテネーターを使わなくて済む〕チャンネルデバイダーで帯域分割してスピーカーユニットとアンプが直結されるマルチアンプ構成にしなくては落ち着かないようです。交換によるレベル調整は必要ですが、インピーダンスの違うユニットを簡単に交換して比較できるのは、そのような環境にある人だけの特権です。
フルレンジスピーカーならマルチアンプシステムでなくても比較的簡単にできますけどね。

ところで、同機種スピーカーユニットで8Ωと16Ωを販売しているのは、全数を調べた訳ではありませんが圧倒的にショートボイスコイルのようです。
量産品は圧倒的にロングボイスコイルですが、ダブルウーハーでもシングルウーハーでも製品シリーズ通してシステムインピーダンスを同じに揃える程度しかありません。ロングボイスコイルのインピーダンス違いが単品ユニットで売られてましたっけ?

回答の前提条件として、ボイスコイルの長さについて簡単に触れておきます。
磁気回路のボイスコイルが入る磁気ギャップを構成するプレートの厚みに対しボイスコイルの巻き幅が短い形式をショートボイスコイル、プレートの厚みを超えてボイスコイルが巻かれている形式をロングボイスコイルと称します。
どちらにしても、プレートとボイスコイルの範囲を超えて正確な運動をすることはできません。
ロングボイスコイルは、巻き線が必然的に太く長くなりますのでボイスコイル重量も大きくなります。しかし、プレートの厚みが小さくて済むためマグネットは少なくて済み、能率(ワットあたりの音量)は高くできないが低音は出しやすいし、ボイスコイルが磁気回路外に出ている部分が多いので空冷効果がありローコストで大入力に耐えられます。ロングボイスコイルは最大振幅をボイスコイルの巻き幅が決めることになります。一般用スピーカーのほとんどはこのタイプです。
逆に、ショートボイスコイルは、プレートの厚みが最大振幅を決めるので、厚いプレートに充分な磁束密度を得るために強力なマグナットが必要となります。また、ボイスコイルを巻くボビンに熱伝導率の良い素材を使って放熱を図らないと加熱状態になり許容入力が小さくなってしまいます。磁気回路の重量を支えるためのフレームなども重量級となり当然高価になります。またショートボイスコイルではボイスコイルの質量自体も、振動板やボイスコイルボビンに比べると軽量です。ボイスコイルと端子を繋ぐリード線とどちらが重いでしょうかね。

という訳で、ショートボイスコイルが前提での回答になります。
No.2のiBook-2001さんが回答しているように
『高いインピーダンスは細めの線を長く巻き込んだボイスコイル、低いインピーダンスは太めの線を短く巻き込んだボイスコイル』
で、巻き込んだ後のボイスコイルの巻き幅は同じになります。質量的にも変化はありませんので、インピーダンス以外の諸特性も同じになります。というか、同じになるように製造されます。
違いは個体差(製造ムラ)の範疇に留まり、たまに話題に上る事がありますがスピーカーエッジの接着剤量など方が問題が大きいでしょう。

ロングボイスコイルでも異なるインピーダンスでの製造が不可能ではありませんが、ボイスコイルのサイズや重量が桁違いに大きくなるためショートボイスコイルよりスピーカーの物理特性(重量や巻き幅)を合わせるのが難しくなるでしょうね。
 
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この回答へのお礼

とても分かりやすいご説明何度も読み返して理解できてきました
アンプの性能アップと相まってロングボイスコイルが主流になってから国産ユニットもインピーダンスバリエーションは無くなったのかもしれませんね
最近は適当にセッティングしたシステムを聴いてもものすごくいい音に聞こえてしまう自分の耳の性能をありがたく思ってしまうものの、妙なことが気になってしまうことがあります、またひとつ気がかりが無くなりました
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/04/18 20:56

スピーカーのインピーダンスは、そのときの主流であるアンプの回路と密接に関係があるように思います。



昔の真空管の時代は16オームは結構ありましたが、4オームと言うのはなかったですね。これは真空管アンプは比較的高いインピーダンスの方が適していたからです。
特にOTL(出力トランスレス)方式の真空管アンプは最低でも16オームで、100オームを超えるそれようの専用ユニットが出たこともあります。

今は半導体アンプが中心ですから比較的低インピーダンスが多く、特に電源電圧の低いカーステレオ用は、4オームなどの低インピーダンスのスピーカーが多いですね。

インピーダンスを高くすると電流は小さくなるので、ボイスコイルは巻き数は多くても線は細くできます。従って振動体の重量自体はそれほど変わらないでしょう。
と言うことは、音質にはあまり影響はなさそうと言うことです。

確かにわずかなケーブルの抵抗や容量の差を騒ぐ人が多い割には、ユニットのインピーダンスの差を言う人はいないですね。これはいささか不可解ですが。
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この回答へのお礼

JBL社のユニットは現在でも8Ω/16Ωのバリエーションが揃っているのはPA用途による複数使用が考慮されているんでしょうか
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/04/18 20:29

はじめまして♪



スピーカー工作が子供の頃から好きで、今も趣味の一つとしています。

昔は同じユニットにもインピーダンス違いが多かったのですが、最近は少ないですねぇ。

さて、過去の体験ではインピーダンス違いで音の感じ方が違うというユニットも有りました。
ただ、インピーダンスが違うので同じボリューム位置で切り替えたら音量が違うからだと思います。

とうぜん、高いインピーダンスは細めの線を長く巻き込んだボイスコイル、低いインピーダンスは太めの線を短く巻き込んだボイスコイル。必ず微妙に違いは有ると考えて良いでしょう。

しかし、その微妙さよりも個体ごとの差の方が大きければ、音質差は無いと感じられて当然です。
基本的な個性は変わりませんし、そう言うモノなんでしょうね。

我が家には古いユニットでVCインピーダンスが400Ωと言うモノがあります。
真空管時代のテレビに付いていたユニットとの事です。
鳴らした事無いけど(爆笑)
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この回答へのお礼

一度気になってしまうと気になってしょうがないかさぶたみたいに考えてしまうこともありますね
経年変化のようなもっと根本的なポイントを押えることが大切だと思いました
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/04/18 20:25

基本的に音質面での差はありません。



ボイスコイルの巻き数で変えるのですが
ボイスコイル重量を変えるわけにはいかないので
8オームよりも若干細い導線を若干長めに巻いて16オームにしています。
昨今のユニットのバリエーションはこのパターンが多いです。
と言いいましても単売ユニットは8オームが基本です。
インピーダンスバリエーションを用意しているユニットは少数派といえます。
~けっこうある~と言うのはどののメーカーなのかな?米国製のあそこ?

過去にはその辺りのさじ加減なし
巻き数だけを変えて16オーム(4オーム)としているユニットもあったようです。
そうなるとボイスコイル重量が変わるので音質にも影響が出ます。
その辺を加味して音が違うと言っていたマニアもいましたし。

真空管アンプではインピーダンスの違いで繋ぐ端子が違いますが
半導体アンプではその辺りはブロードに考えてよいです。
ダンピングファクターも現在の半導体アンプは十二分にあるので気にする必要もないほどです。
取り説にもアンプ裏面の端子付近にも6~16オームとの記載があるはずで
気にしなくても大丈夫です。
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この回答へのお礼

お察しの通り米国製のあのメーカーのことでした(J/Hで識別しているあれです)
ネットワークの相性以外は特に注意点もないみたいですね
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/04/18 20:20

スピーカそのものの特性には、特に変わりは無いでしょう。



ただ単にインピーダンスが違うだけであり、使用するアンプで選択します。
つまり、アンプの出力インピーダンスに合わせるわけですね。
私は、ダンピングファクターを上げるために、わざと8Ωのところに16Ωを使ったことはありますが、逆をすると過負荷になるのでアンプが発熱して故障の原因になります。
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この回答へのお礼

真空管アンプで鳴らすことがなければどちらでもいいみたいですね
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/04/18 20:15

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