
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
慣性系で解いてみます
物体Bの加速度を小文字のaで、斜面の加速度を大文字のAであらわすと、
物体Bに働いているのは重力mgと斜面からの垂直抗力Rだけなので、
幾何学的な関係から運動方程式が
(1) m ax = R sinθ
(2) m ay = R cosθ-mg
斜面は鉛直方向には運動せず、水平方向はRの反作用だけなので
(3) M Ax = - R sinθ
(4) M Ay = 0
物体Bが斜面上を動くという条件から斜面に対する相対加速度の成分比がtanθにならないといけないので、符号に注意すると(4)を使って
[ ay - Ay ] / [ax - Ax ] = ay / [ax - Ax ] = - tanθ
したがって
(5) ay = -(ax - Ax) tanθ
(1)と(3)から
ax - Ax = (1/m+1/M) R sinθ = [ (M+m)/Mm ] R sinθ
となるのでこれを(5)に、その結果をさらに(2)に代入して
m { -[ (M+m)/Mm ] R sinθ tanθ}
= -[ (M+m)/M ] R [sin^2θ/cosθ] = R cosθ-mg
これを整理して
R = [ m M cosθ/(M+m sin^2θ) ] g
以下、代入をくり返せば芋づる式に解けますので、
求めよと言われているaの大きさは
a = |Ax|
で、bの大きさは
b = √[ax^2 + ay^2 ]
でえられます。
No.5
- 回答日時:
書いてからふと気になったんですが、
>b(斜面方向)
というのはどういう意味ですか?
斜面沿っての加速度なら斜面に対する相対加速度ですから、
b = √[(ax-Ax)^2 + ay^2 ] = | ax - Ax|/cosθ= |ay|/sinθ
ですね・・・・・
No.3
- 回答日時:
ANo.2です。
方程式の項を1つ落としていました。以下、訂正です。斜面上の観察者から見た、物体に作用する合力の大きさFは
F=mg・sinθ+ma・cosθ
でした。
ANo.2では、この第2項を落としてました。
彼から見た物体の加速度 γ は斜面に沿って下向きで
γの大きさ=(g・sinθ+a・cosθ)
慣性力の加速度を考慮すると
ベクトルγ=ベクトルb+ベクトルa
ベクトルbを成分(bx,by)で表現すると
γの横成分=(g・sinθ+a・cosθ)・cosθ=bx+a 式(1)
γの縦成分=(g・sinθ+a・cosθ)・sinθ=by 式(2)
横方向の運動量保存より
M・a=m・bx 式(3)
以下は、連立方程式を解く操作になります。
(1),(3)より
a={(m・sinθ・cosθ)/(M+m・(sinθ)^2)}g
bx={(M・sinθ・cosθ)/(M+m・(sinθ)^2)}g
(2)に代入して
by={{(M+m)・(sinθ)^2}/{M+m・(sinθ)^2}}・g・(sinθ)^2
|b|=√(bx^2+by^2)
={g・sinθ/(M+m・(sinθ)^2)}・√(M^2+(2M+m)・m(sinθ)^2)
No.2
- 回答日時:
台(斜面)も動くので、静止した観測者から見た運動は、表現が複雑になります。
このような場合は、斜面上にいる観察者を登場させて、彼に報告させるのが得策です。さて、斜面は加速度aで左に移動中ですから、彼にとっては(台は静止したままですが)、物体には、慣性力(maの大きさ)が右向きに働くように見えます。
物体には、この他に、下向きに重力mg,斜面に垂直な方向に直抗力Nが働きます。
この結果、物体は斜面に沿って滑り降りるように見えるわけですから、
慣性力、垂直抗力、重力の合力が斜面に沿った方向になっています(静止していた物体が動き出す方向が、合力の方向です)。
図形的にみると、合力の大きさFは
F=mgsinθ
つまり、彼から見た物体の加速度γは、斜面に沿って下向きに g・sinθ となります。
ただし、これは、慣性力に起因する加速度を加えた加速度ですから、b とは異なります。
ベクトルγ=ベクトルb+ベクトルα
が成り立っているわけです。
成分で表現すると
g・sinθ・cosθ=bx+a (1)
g・sinθ・sinθ=by (2)
(2)からただちに、 by=g・(sinθ)^2 が導かれます。
次に、外部の観察者から見てみます。床面が滑らかなので、系全体には横方向の外力が働いていませんから、横方向の運動量は保存します。
動き始めてt後の速度は、 台が a・tで左向き、物体が bx・tで右向きです。
運動量保存則から
0=M・(at)-m・(bx・t)
∴M・a=m・bx (3)
(1),(3)を連立方程式として解くと
bx=g・(Msinθ・cosθ/(M+m))
(3)に代入して
a=g・(m・sinθ・cosθ/(M+m))
bの大きさは√(bx^2+by^2)ですから
|b|=g・sinθ・√(M^2+(2M+m)m・(sinθ)^2)
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 物理学 物理基礎で、力学的エネルギーと動摩擦力のことを習ったのですが、 あらい斜面の下から物体を滑り上がらせ 2 2022/09/11 10:12
- 物理学 物理の電磁気で質問なんですけど、写真のような磁場中の斜面上にある導体棒の問題についてです。まず条件と 2 2023/07/25 09:47
- 物理学 なめらかな水平面の床の上に、質量 200 g の物体がある。床の面を xy 面とし、鉛直方向に z 1 2022/07/23 11:28
- 物理学 写真のような時、2つ質問したいことがあります。 ①電車内の観測者からは、糸を切られた物体は、左斜 め 8 2022/08/23 10:31
- 物理学 物理の問題(車関係)で質問があります。 東方向に15.5m/sで走行中の車(1250kg)が角度不明 6 2022/12/09 13:17
- 物理学 高校物理 水平な床面上の点Aから、水平と角θをなす向きに速さv0、質量mの小球aを高さhの点Bで静止 1 2022/06/06 17:53
- 物理学 水平な円板のあらい面上で, 中心から距離の位置に質量m の小物体を置いた。0を中心に円板を角速度で回 3 2022/08/07 21:24
- 物理学 物理基礎です。 質量0.90kgの物体Aを傾きの角θの滑らかな斜面上に置く。物体Aに軽くて伸びないひ 2 2022/07/05 05:38
- 物理学 水平でなめらかな床の上に長さLの板が静止している。板の左の端に人が静止して、ゆっくりと板の上を歩き、 2 2022/12/26 12:06
- 物理学 高校 物理 なめらかな床の上に物体Bがありその上に物体Aがあります。 AとBの間はあらく水平です。 2 2023/01/03 23:34
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
なぜ、θが微小なとき、tanθ≒θと...
-
電磁気の問題です
-
質問です。傾角θの斜面上を、こ...
-
機械設計のねじ
-
高校物理の質問です。 【問題】...
-
矩形波duty比を変えた場合のフ...
-
-cosθがsin(θ-π/2)になる理由が...
-
√3sinX−cosX≦√3 (0≦θ≦2π) のと...
-
有限長ソレノイドコイルの中心...
-
トグル機構 Wikipedia
-
格子定数の求め方,近似について
-
速度の合成
-
毛細管現象と表面張力について
-
空間平均について
-
くさび状態の2物体間のすべりの...
-
なぜsinθはθに近似できるのです...
-
変位と速度
-
フーリエ級数展開をExcelのFFT...
-
外挿法について
-
sp2混成軌道
おすすめ情報