アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

泥沼化したベトナム戦争ですが、
圧倒的な軍事力を誇った米軍がまたたく間に北ベトナムを
制圧できたとしても不思議ではなかったと思います。
実際、朝鮮戦争では一時的にせよ北朝鮮軍を圧倒しました。
アメリカの敗因として、どういうことが考えられますか?
ジャングルの中のゲリラ戦ではどの軍隊でも勝てないということでしょうか。
それともソ連、中国などの大国から武器援助を受けているので(代理戦争)
いつまで経っても戦争は続くということでしょうか。
また戦略的にこうすれば勝つ方法があったということがありますか?

よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

> それともソ連、中国などの大国から武器援助を受けているので(代理戦争)いつまで経っても戦争は続くということでしょうか。


細かなことを挙げると色々ありますが、軍事面について大雑把に言えばそういうことです。
これに加えて、
・マスコミが自由に戦場に入り込み、前線の悲惨な実態を生々しく報道したため国民に衝撃を与えた
・アポロ計画に代表される宇宙開発にも多額の予算をつぎ込んでいたため、福祉政策がおろそかになっていた
ことによって、国内で反戦運動が高まったという要因も見逃せません。

ジャングルのゲリラ戦については確かにやっかいではありましたが、爆撃や枯葉剤の散布で対処できたので敗因に挙げるには弱いです。
    • good
    • 1

 アメリカの支援していた南ベトナムは民衆に圧政を加えていた上に,内紛を繰り返しており,なかなか民衆の支持を得ることができませんでした。

民衆の支持を得られない政権を支援しようと思えば,結局は軍隊による民衆の大量虐殺をするしかなくなり,戦争の泥沼化と国際的非難の高まりは避けられません。
 アメリカ軍による空爆は一定の戦果を挙げましたが,当時の空爆は精度も低く,それだけで敵を撃滅するには不足であった上に,誤爆によって何の関係もない民間人に被害を与えることも多く,民衆の反感を買い逆効果となった面も否めませんでした。枯葉剤作戦についてもほぼ同様のことがいえます。
 北ベトナムを完全に制圧するには,大規模な地上軍を派遣するしかありませんでしたが,アメリカが中国と隣接する北ベトナムに大量の地上軍を送り込めば,中国の本格的な参戦を招くおそれがあり,実際にはアメリカの地上軍は南ベトナムに進駐しただけでした。
 アメリカの敗因は,別に戦場がジャングルだったからというわけではなく,国際関係上一気に決着を付けられる見通しがなかったのに,中途半端な武力介入をやってしまったというのが最大の敗因でしょう。
    • good
    • 3

北ベトナムに直接侵攻はできなかったことが大きいでしょうね。

北ベトナムへの攻撃はいわゆる北爆がギリギリでした。しかも、攻撃目標には制限が加えられ、例えば飛行場で駐機中の戦闘機に攻撃ができないとかがありました。
いざとなればベトコンや北ベトナム軍は北ベトナムかラオスなどの国境の向こうへ逃げればよかったですからね。

北ベトナムへの直接攻撃ができなかったのは、もし直接攻撃をすれば中国が介入すると毛沢東は明言していたからです。朝鮮戦争の悪夢(もうちょっとで勝てそうだったのに中国軍に介入されて38度線まで押し戻されたこと)がありましたからね。

あとは肝心の南ベトナム政権が不安定なうえに汚職などがひどくて国民の支持を得られなかったというのも大きかったでしょうね。

ベトナム戦争とアフガン侵攻は、米ソともにそっちいっちゃらめえであったでしょうね。
    • good
    • 2

「普通に戦争」しなかったからです。


「普通に戦争」してたら楽勝でしたよ。

ボクシングの世界チャンピョンの両足と利き腕を縛って片腕一本でアマチュア選手と試合したら、勝てると思いますか?
それと同じ事ですよ。

大体、敵を爆撃したり砲撃するのに、遠く離れたアメリカ本国のホワイトハウスの許可が無ければ出来ないなんて、とんでもないおバカな事を平気でやってたからですよ。
敵の拠点を攻撃するにも、ここは良いがここは駄目、っと、アメリカ本国から指示を出していたのです。
敵の重要拠点の攻撃は許可せず、許可したのはどうでも良い所ばかり。

ベトナム戦争でアメリカは第二次世界大戦の3倍もの量の爆弾を投下しました。
ところが、爆撃したのは「なるべく人のいないところ」(笑)でした。


こういうアホな事をやった原因は、敵が正規の軍隊ではなく「民兵」だったからです。
「民兵」というのは文字通り、一般市民や農民なんですよ。
彼らの基地というのは普通の村、集落なんです。
赤ん坊や子供や年寄りが普通に暮らす村=敵の軍事基地、補給基地なのです。
ホワイトハウスはそこを、軍事拠点では無く普通の集落と判断して攻撃を許可しませんでした。

そして、なんといっても、報道の自由、報道の権利の名の元に、マスコミを好き勝手に戦場に入らせた事。
どこの国でもマスコミなんてものは、事実なんかよりセンセーショナルなものを取り上げます。
敵の軍事拠点=普通の村ですから、そこを攻撃すれば子供や赤ん坊も犠牲になります。
米国マスコミは、そっちの方を面白おかしく取り上げ、あたかもアメリカがベトナムで一般市民を虐殺しているような報道を繰り返しました。
それで、ますます敵を攻撃するのに躊躇するようになり、控えるようになりました。

アメリカは「なるべく敵を殺さない戦争」をしようとしたのです。
その結果、敵はやられませんから勝てなかったわけで...

そんな遠慮なんかしないで、東京大空襲のように「普通に女子供も殺せばよかった」のですよ。
そしたら「普通に勝てた」戦争なんですよ。
    • good
    • 9

 戦争をパワーゲームの産物か何かと勘違いしている感がある。


ベトナム戦争でアメリカが敗北した最大の理由は「アメリカ国内の政治問題」にある。この戦争に従軍した兵士の多くが黒人の貧困層だったことを理解してないのだろうか。それとも全く知らないのだろうか。
 アメリカで黒人の公民権が認められたのは1960年代も後半であり、既にこの当時アメリカはベトナム戦争に深く介入し続け泥沼から抜け出せない状況にあった。
 そして何よりもこの戦争の素顔をさらけ出させたのはハルバースタムなどジャーナリズムによるペンの砲列だった。最前線から送られてくる戦争の実態はそれまでの米国政府による発表とは全く正反対の内実を雄弁に物語っていた。
 お金のためとはいえ故郷から遠く離れた東南アジアでいつ生命を落とすとも判らずそして出口の見えない泥沼に脚を奪われ、愛する家族の許に返ってきた時は無言の帰還であり、生きて返ってきたとしても戦争症と呼ばれる精神疾患に蝕まれ廃人同様となるか自ら命を絶つかの何れかに苦しむ日々を送っていた市民が米国政府の欺瞞を暴き出し戦争を終結へと導く原動力となった。
 こうした悪夢は現在でも繰り返されている。9.11の首謀者であるアルカイダを殲滅するために始めたアフガン・イラク戦争も結局は大量破壊兵器も発見できず、戦争の舞台を変えただけにすぎなかった。ベトナムでアメリカは負けるべくして負けたのであり、未だそれに気が付いていないことは最大の不幸でもある。
    • good
    • 1

 「我々は敗北するべくして敗北した」。

こうした検証は既に『マクナマラ回想録』『果てしなき論争』共にR.マクナマラおよび『キッシンジャー回顧録』に記されている。これらを参考にしてほしい。
    • good
    • 5

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!