とっておきの「まかない飯」を教えて下さい!

オーディオ用真空管ヒーター電圧の誤差規格を教えていただけますか。たとえばEL34なら6.3Vですが±何Vまで許容されているのでしょうか?初歩的な質問で申し訳ありません。

A 回答 (6件)

#2です。


リンクを貼り付けるだけでは少々無責任のような気が
しましたので ^^;
トランスのヒーター用巻線は6.3Vなどと記されて
いますが、仮に3A容量のところに0.3Aの球1本
などという余裕のありすぎた使い方をすると、
電圧はかなり上回ると思います。また最大3A近く
まで流せば電圧降下はたぶん10%ではすまされない
でしょうね。
要するにヒーター電圧(ヒーターに流れる電流)と
いう数値はそれだけ幅をもたせたものと解釈して
差し支え無いと思います。

もし真空管を大切にするという意味でのご質問なら
ヒーターにかかる電圧の超過、不足を心配するより
もっと重要なことがあります。一番良くないのは
使わないことですね。5年以上まったく通電しないと
あきらかにエミッションが悪くなってプレート電流
が流れにくくなります。
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この回答へのお礼

何度もにわたる御回答有難うございました。参考になりました。やはり低目がいいですね。お話によりますと古い球はエミ減になってると思って宜しいのですね?

お礼日時:2012/09/04 22:09

ふたたび#5です。


>古い球はエミ減になってると思って宜しいのですね?

断定はできませんがその傾向はあります。でもおもしろい
もので、使っているうちにまたある程度回復することも
あるんですよ。

その昔のお話ですが、私方真空管式のアマチュア無線用
送信機を持っていました。長いブランクの後、灯を入れた
ところ、プレートのアイドル電流が大幅に下がっています。
そこでバイアスを調整して、規定値にして再び数ヶ月間
使っていたら、今度は少しずつ上昇してもう一度バイアスを
調整しなおした思い出があります。

真空管ていうのはまるで生き物みたいですね。いまだに
愛好者が多いのは、こんなところにも理由があるのかも
しれません。

本来のご質問からだいぶ話がそれました。謹んでお詫び
申し上げます。
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この回答へのお礼

色々とためになるお話、ありがとうございました。参考にさせて頂きます。

お礼日時:2012/09/05 23:11

既に丁寧なご回答がございますが、私は歴史的な背景からの客観論でご報告申し上げます、



過去の電気製品のラジオ、テレビ等に関係する音響製品が全て真空管で作られていた、昭和30年~40年代の頃には、電灯線の配電環境も整備されていないのと配電能力も劣っていたので、夕方の食事の支度で皆の家庭が電気炊飯器を使い出すと平気で90V程度も電圧が落ちるのが普通で、そんなに電圧が下がるとテレビの画面が一回り小さくなるため「テレビコンバータ」と名前のついた、オートトランスが売られていました、

当然、そんな電圧変動があることが普通であるのと、元々電圧供給にばらつきがあるのが当たり前で、テレビ、ラジオは90v~110vの三段階の切り換えをするヒューズの切り換えが必ずついていました、
と言うと、テレビやラジオが真空管を使わないとできなかった時代では、真空管に加わる電圧が平気で±10vは変動していたのが日常茶飯事で、そのような劣悪電気環境で真空管が働いていたと言う検証となります、

昭和45年頃には、電気環境も改善されて、その頃には真空管を使った機器の新製品は無くなりましたが、現役で昭和30年頃の真空管応用機器は使っていました、

ですからセット(昔は完成品をこう読んだ)を組み立てる、設計するときに、最悪の場合でも±20v程度の変動でもビクともしないように設計され、採用する真空管もそれに耐える物を作っていた事になります、

電灯線の電気の質は音質に影響をおよぼすのは解明されていますが
A電圧の定格値をオーバーや足りない事でのヒーター寿命には大きな因果関係はなく、
その反面当時から、注意する事に、冷却時からの点火時に真空管にショックを与えるな!、 スイッチを頻繁に入り切りするな!、
とこれらがヒーターを長持ちさせるコツのように伝授されました。
とりあえずはご報告まで。
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この回答へのお礼

御回答有難うございました。懐かしいお話有難うございます。私も子供の頃うっすらと記憶にあるような無いようなですw

お礼日時:2012/09/04 22:07

自作真空管アンプでオーディオを楽しんでいるオヤジです



質問者様が例にだしているEL34は一般的に受信管といわれるもので、ヒーター電圧の許容範囲は±10%を許容しています。ですので、6,3Vが定格電圧なら5,67~6,93Vということになります。電圧増幅管(12AX7/ECC83、6FQ7など)だとこれで問題が起こることはほとんどありませんが、大電力を扱う出力管はもう少し厳しく考慮しなければなりません。
出力管はヒーター電圧が5%上昇するごとに寿命が半減することはよく知られていることで、ヒーター電圧定格時の寿命を“100”とすると5%上昇時の6,615Vでは寿命は“50”、10%上昇の6,93Vでは寿命は“25”になるということです。
一方、低いときですが、ヒーター電圧が低下すると過熱電力が不足してカソードから取り出せる電子が不足して電流が流れにくくなり、この状態が長時間続くとヒーター電圧を定格に戻しても電流が流れにくい真空管になってしまい、これも具合がよくありません。

真空管(特に出力管)をよい状態で使うにはヒーター電圧は定格~-5%の範囲で使うのがいいようです。
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この回答へのお礼

御回答有難うございました。参考になりました。低い目で使用がBESTなんですね。よく理解できました。

お礼日時:2012/09/04 22:05
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この回答へのお礼

早速の御回答有難うございました。参考になりました。
実に参考になりました。

お礼日時:2012/09/02 04:46

ディジタルICなどと違い低い方は規定されていないと思いました。

特製曲線はヒーター電圧何ボルトにて測定というような表現だったと思います。低すぎるからと言ってデジタルICのように誤動作するわけでは無いですから。エミッションが減るので当然性能は落ちますが。高い方は6.3ボルトが最高値という意味と思います。ヒーターやカソードの温度が高くなりすぎると変形して他の電極とショートしたり、焼け切れたりしますので。
エミ減のCRTを6.3Vから9.5Vに昇圧して使ってたら1か月ほどでコントロールグリッドとショートしてダメになった事があります。
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この回答へのお礼

早速の御回答有難うございました。参考になりました。

お礼日時:2012/09/02 04:45

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