歴史が動く、歴史を動かす、歴史を変える等の文句をよく目に
します。下記定義(広辞苑でもほぼ同じ)では、歴史は動いたり、
変えたり出来るものではない。家康が関ヶ原に勝って一つの
時代の変化はあった事そのものを過去の記録として眺めるのが
歴史でしょう。家康が歴史を動かしたなんて言い方は無いと思うの
ですがいかがでしょう。
コトバンクでの定義です。
れき‐し 【歴史】
1 人間社会が経てきた変遷・発展の経過。また、その記録。
「日本の―」「―上の事件」「―に残る」「―をひもとく」
2 ある事物・物事の現在まで進展・変化してきた過程。
「菓子の―」「―のある店」
3 「歴史学」の略。
A 回答 (10件)
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No.10
- 回答日時:
では本質的な話をします。
>「歴史が動いた」という表現は変だという私の問への答にはなっていません。オリジナルの方の説明を借りれば、「・・・出来事を考究する学問」が動いた、なんておかしな文と思いませんか。「ゴッドハントが考古学上に汚点を残した」なら判りますが、「ゴッドハントが考古学(又は考古学上の歴史学)を変えた」も変ですね。
質問者が拘泥している問題は「動く」との表記をmoveとのみ短絡的に理解している部分にあるといえます。物理学で使用される「運動」は確かにmoveで表面的に説明されますが、物理学では「何が何に対しどのような作用を及ぼした結果」をmoveと表記します。「動く・動いた」はその結果でしかなく、本質は「なぜ動いたのか」の原因を探求する部分にある。そして「動いた」は「エネルギー量と質の変化」と同義になる。これ位はおわかりでしょう。
歴史でこの表現を使用してみましょう。律令に基づく古代的土地所有制(国家的土地所有)は班田制に表れますが、それと対立する形が少なくとも8世紀中頃には登場することもご存知ですね?。私的土地所有制です。中世史の側からみればそれは荘園の形成と説明することが可能です。つまり「当初あった形」から「別の形」へと変化することを意味する。これを日本の歴史もしくは現在に至る過程の中で位置付けるならば原始共産制から奴隷制・農奴制・封建制・資本主義的構造へと変化の過程と説明することができる。
もし歴史自体を変化しないと説明するならば、現代も古代的社会と変わらないとの結論になってしまうことになりませんか?。変化したから今がある。そして「なぜ変化したか」を問うのが科学としての歴史学が持つ特性である。関ヶ原の問題で説明するなら、関ヶ原以前と以後では政治的統治システムに相当の隔たりがある。その変化は中世後期の大名領国制から幕藩体制への移行と説明される。駿河には駿河でしか通用しない今川仮名目録があり越前には越前でしか通用しない朝倉敏景があった構造と徳川の一元的支配では本質的な相違がある。これを変化と理解するならばmoveを適用することに異義はないでしょう。
そして最初にお話しした「二つの歴史」でお話しするならば、質問者は「歴史」を一つの訳語とのみ理解しているにすぎません。ですから「・・・出来事を考究する学問が動いた」や「ゴッドハントが考古学(又は考古学上の歴史学)を変えた」などの珍解釈を行って回答者の揚げ足取りをしているにすぎないといえます。僕も理系の学部で何度か歴史学の講座を担当したことがありますが、少なくとも質問者の様な理解をしている学生には一人も出会った記憶はありません。また質問者は「歴史という“形あるもの”が人間とは別にある」と固定的に考えているのではありませんか?。でしたら「歴史はそれ自体が能動的に“動いた”または受動的に“動かされた”との使い方は変だと思うのです」などと妄想することにも無理はありません。歴史は人間が関与して動かした軌跡と表現できる。どの様に変えてきたかとも言い換えることもできる。ここで敢えて「対象となるもの・領域」を省略しましたがそのことにお気付きでしょうか。そこに入る言葉は政治であり経済活動でありそして文化の枠組みなどにおよぶ、人間が関与する全ての部分であるといえます。このことは言い換えれば、日々生きている私たちの行動と同じです。
言葉や定義付けなどの表面的な次元に囚われていては、言葉の意味すらも理解が覚束なくなる危惧がありますので、もう少し読書することをお薦めします。
>もし歴史自体を変化しないと説明するならば、現代も古代的
>社会と変わらないとの結論になってしまうことになりません
>か?
古代から現代へのそういう変遷の記録や伝承されたものが歴史ですから、すでに変遷を含んでいる歴史がなんで更に変化しなくてはならないのでしょう。
>変化したから今がある。
ここで「歴史が変化したから今がある」ではなく、「体制が変化したから今がある」ととらえています。
>珍解釈を行って回答者の揚げ足取りをしているにすぎない
>といえます。
揚げ足取りの気持ちは更々ありません。単なる論理的帰結です。
>「歴史という“形あるもの”が人間とは別にある」と
>固定的に考えているのではありませんか?
「歴史という“形あるもの”が人間とは別にある」と固定的に考えていないからこそ、「歴史はそれ自体が能動的に“動いた”または受動的に“動かされた”との使い方は変だと思うのです」につながるのです。
>歴史は人間が関与して(「対象となるもの・領域」を)動かした軌跡と表現できる。
自然現象部分に触れていないにしろ、やっとまともな文が現れました。軌跡は人間が関与して(「対象となるもの・領域」を)動かした跡ですから、すでに跡である軌跡が動いたり変化したするわけにはいきません。又人間が動かすのは「対象となるもの・領域」であって軌跡ではないのです。
>言葉や定義付けなどの表面的な次元に囚われていては、
>言葉の意味すらも理解が覚束なくなる危惧がありますので・・・
言葉や定義付けなどを素直に受け止めていては、それらの意味すらも理解が覚束なくなる危惧があるならば、その言葉や定義付けの方を直すべきでしょう。歴史なら歴史学者の怠慢となりますよ。
No.9
- 回答日時:
大層なコメントをいただきましたが、なにせ質問者はブリタニカの記述内容を理解していないようで残念です。
『Encyclopaedia of Britannica』の「history」の項をみますと次の叙述に出会います。曰く
the discipline that studies the chronological record of events (as affecting a nation or people), based on a critical examination of source materials and usually presenting an explanation of their causes.
日本版と比較してみますと幾つかの相違点があることもわかります。一例を示すならば、オリジナルに表記されている“based on a critical examination of source materials”は「原史料に対する批判的検証に基づいた」つまりは厳密な史料解釈に基づいたとの意味であり、それがスッポリと抜け落ちているなど不備も観られます。その前にある“the discipline that studies the chronological record of event (as affecting a nation or people)”は「年代的に記録された国家もしくは人間に影響を及ぼすような出来事を考究する学問」との訳語になります。
要するにオリジナルの文意は「ある歴史事象に関して、一般的に厳密な史料解釈に基づきその原因に関する説明を行い、時系列的に記録する学問」となります。これならば、確かに当たり障りはない説明ですが、それが質問者の誤訳とも思われる独自の解釈では様相を変えます。
少なくとも質問者の歴史感覚には「現在史(Contemporary History)」が影を落としています。この現在史とは文字どおり「今現在生きている者にとっての現代史」ですから、それは何時の時代そしてだれであっても成り立ちます。つまりは「同時代史」との意味です。こうした見解は既にB.クローチェによって提起された古典的な見解でもある。源頼朝がいつトイレに行ったか、これも歴史です。けれどもそれは一分後であっても過去は過去であるとの冷厳な事実に支配されてもいる。ではそれをどうやって綴るかとの問題になれば証拠が必要になる。これが史料です。史料には一次史料もあれば二次史料もある。更にはそれら史料か持つ「信憑性」も検証せねばならない。そしてこれら史料に基づく論証を経てようやく一つの事象を記すことが可能にもなる。これは例の「ゴッドハンド」の一件で広く世間が知るところとなった事象が語っている。だから発表された見解が別の研究者によって批判的に検証されねばならないことは他の自然科学とも共通する側面を持つ。こうした歴史学自体の研究過程一つをとってみても、百科事典の字面だけを読んで鵜呑みにする者のレベルが如何に愚かなものであるか。
今ここにいる私たちの世界はどの様にしてできあがってきたのか、それは「今だけを」ジグソーパズルの様に取り出しても意味がないことなど明らかで、それが過去の来歴に規定され未来へとつながる現在をどのようにデザインするかを意識しない限り難解な方程式の解を求めることなどできない、これだけは肝に銘じてほしい。
力説拝見しました。
ブリタニカのオリジナルと日本版の差異は本質的ではなく、私の見方にいささかも影響しません。いろいろ脇道を説明されていますが、「歴史が動いた」という表現は変だという私の問への答にはなっていません。オリジナルの方の説明を借りれば、「・・・出来事を考究する学問」が動いた、なんておかしな文と思いませんか。「ゴッドハントが考古学上に汚点を残した」なら判りますが、「ゴッドハントが考古学(又は考古学上の歴史学)を変えた」も変ですね。
No.8
- 回答日時:
★ 絶えず世の中は動いている
がよろしければ
今、世の中は動いている(とくに自民党圧勝で動いている)
もよろしいですよね。
すると、100年先の人たちが、今の私たちの時代を見て、
あの当時は、世の中が動いていた
という言い方も、よいということになりますよね。
それでは、今の私たちが、
ペリーの来航で、日本は動いていたとか
ペリーの来航で、日本は動いた
というのもいいことになりますね。
それを、私は、ペリーの来航で日本は動いたーー
これは過去のことだから、ペリーの来航は
歴史の一場面だから、
ペリーの来航で、その歴史の場面で、日本は動いた
これを、当時、歴史が動いたーー
と考えたのです。
以上の考えに、問題がありますか???
★とはいうものの、私は「動く」と"move"は区別しているものですから、歴史はmoveしないと思っています。しかし、歴史が「動く」という表現はあると思っています。ここが、貴殿と私の違いですね。でも、この論争?をはじめてから、私も、自信を失いかけています。
個人の意志が歴史を変えるという言い方については、私も懐疑的です。しかし、歴史的事象を含めた個人名(私の例ですと、2本の開国を迫ったという意味でのペリー)なら、言えるのだと思ってきました。今もそのように思ってはいます。
1856年、歴史は動いたーーmovedではないーー
これは、金田一京助編纂「辞海」によれば「移り変わる」という意味でありだと思っています。
私としては、少し問題点が絞り込めたのではないかと思いますが。
何度もお付き合いくださり恐縮です。
次の2行以前の文に違和感はありません。
>これを、当時、歴史が動いたーーと考えたのです。
>以上の考えに、問題がありますか。
現在から当時を見て、「歴史が動いた」が成り立つとすると、
当時の時点では、「歴史が動いている」を認めねばなりません。
歴史は過去に生起した事が対象と思っていますので、moveは
対象外、同じ意味の過去形も成り立たないと思います。同様に
「歴史」を主語にし動詞(現在形は当然、従って同じ意味の過去形も)を付す事は、通常は出来ない気がします。
「歴史」はそれ自体が能動的に「動いた」または受動的に「動かされた」使い方は変だと思うのです。「日本」という固有名詞とは異質のものですから。
No.7
- 回答日時:
この質問には先ず前提が不足しています。
「歴史」に関する概念規定ですが、コトバンクの規定は「史実」としての歴史が持つ側面です。つまりは「5W1H」で短答式に得ることのできるデータの部分です。歴史学ではこの要素としての部分をギリシア語のHistorieと呼び、もう一つの歴史をドイツ語のGeschchiteと区別しています。このGeschchiteは日本語に訳するなら、歴史叙述または歴史評価ほどの意味になります。こうした区別からすると、コトバンクで整理されている「歴史」は時間軸とそれに関わる事象と説明することもできますが、学としての「歴史学」からすれば、それだけでは要件を満たすことにはなりません。歴史学で扱う対象は、その事象「関ヶ原の戦い」を事例にするなら、家康と三成が戦争をしたことだけで説明ができるものではなく、その以前と以後では社会の構造がどの様に変貌したか、たとえば徳川による宗教政策一つをとってみても神社禰宜法度のような機制にはじまり、儒教的価値観に基づく一元支配の完成など様々な要素がみられます。そしてそれら一つずつをとりあげてみても、それが完成するに至る過程を一つ一つ綿密に調べていけば、農村支配の再構成からアプローチせねば理解の困難な問題にも接することになります。
ここまでで明らかになっていることは、質問者が短絡的に「歴史イコール時間軸の変化」とのみ考えているからの結論であり、歴史とは構造の変化と言い換えることもできます。構造ですから、そこに関わる人間は一握りの英雄ではありません。歴史の表舞台には記されないものの、むしろ「その他多勢の名もなき市井の民」が歴史を動かしてきた主体といえましょう。
歴史が動かない、との説明ならば冷戦当時に突如として訪れた米中の国交回復やその後のベルリンの壁が示す意味に始まり、前回の総選挙や今回の揺り戻し現象などを説明することができなくなります。
しかしながら「歴史は変えたりすることができない」これは一面の真理ともいえます。なぜなら「歴史」を「事象に対する評価」とした場合、そこには評価する者の価値観が反映される。そしてその価値観に基づく評価自体が第三者からの評価の対象ともなる。この具体的な形を「論争」と呼びます。日本の高校までの課程で出会う歴史のテクストでは「これが現在の歴史学の成果として共通認識を得ている」と評価されたものが記されていますが、市販の歴史本などをみれば、トンデモ本も数多く見られます。建国神話に基づく記述にはじまり、隣の韓国では原始社会からいきなり王朝の成立に飛んだりするなど、通常の共同体形成や経済圏の拡大に基づく小域支配の形成などを捨象するなど歴史学からすれば自殺行為ともいえる不自然なものまであります。
歴史は5W1Hで括ることが出来るほど単純な構造の学問ではありませんので、その辺りを勉強なさってみては如何ですか。よろしければ、大学の講座で使用しているテクストを何種か紹介しますが。
ご回答有難うございます。
ブリタニカ国際大百科事典によると、歴史とは「人間及び人間が属する自然の諸現象で過去に生起した事実、またそれらの事実に関する調査と記述を言う」とあります。「過去に生起した・・・」ですから、生起した時点の人が現在形で「歴史を動かす」という表現には違和感を感じます。また「調査」も入っていますから、時間軸の中にあなたの言われる・・・一つ一つ綿密に調べる・・・事も含まれていると思われます。歴史学がいくら複雑であろうと「歴史」という言葉の定義は、上記ブリタニカのような数行でエッセンスは伝わると思いますが。
No.6
- 回答日時:
私にもいくつかの疑問点があります。
もしかすると、私の疑問点を答えるなかに、問題の糸口があるかと思いますので、回答者が質問をするという失礼をお許しください1.歴史とは「変化」の結果であって、その結果である歴史が変化する→動く、というのはおかしいーー貴殿はそう言っているのでしょうか?
2.絶えず世の中は動いている
という文を貴殿は受け入れますか?これは正しいですか?
もし、正しければ、「世の中が動いている」ーー現在
「世の中が動いた」ーー過去、つまり時がたてばこう言えますよね?
もし、正しくなければなぜでしょうか。
3.新和英大辞典に
絶えず世の中は動いている
The world is constantly changing.
日本語の「動いている」に対して、英語がchangingであるところに注目したいと思います。movingではありません。これは、日本語の「動く」の意味が「move」(ちなみに私は歴史はmoveすると言ったら、貴殿同様、おかしいと思います)でないのです。ということで、日本語の「動く」の解釈が違うように思います。
ところが、今、外出先で電子辞書の日本国語大辞典しかありませんが、その中に歴史が動くの「動く」に相当する意味をみつけることができず、焦っています。もしかすると、「歴史が動く」というのを自分勝手に解釈して、それで「動く」ということばに、つじつまの合う意味付けをしていたのでは?という疑問も生じております。
この点についてどうお考えになりますか?
再度のご返事有難うございます。
1.、2.共肯定します。3.「絶えず世の中は変化している」.「絶えず世の中は動いている」のいずれの文言にも違和感はありません。
>(ちなみに私は歴史はmoveすると言ったら、貴殿同様、おかしいと思います)
世間では「歴史は動く」の「動く」は単純に「move」と同義に使っているように思えますが。
ブリタニカ国際大百科事典も記載しているように「歴史は書き換えられる」という言葉があるのは至極当然です。それに対し、
「歴史を変えた」は「1600年の戦いで家康は歴史を変えた」と言うような使われ方に通じるので困ります。後世の誰かが「歴史を書き換えた」であれば誤解を招かずに済みます。
No.5
- 回答日時:
歴史っていうのは人間が行動した結果の積み重ねです。
確かに歴史を動かした、という表現はしっくりこないですね。
英語でhistory、his story、彼らの物語ですからね。
ただその時まで当たり前のように続いていた流れを変えることはあります。
例えば家康が戦乱の時代を終わらせた、これはその時の歴史の流れを変えた、とも言えます。
ご回答有難うございます。
「歴史の流れを変えた」という表現に全く違和感はありません。
変わった後の流れを含めての「歴史」ですから、「歴史」は
変わる、変わらないとは別の次元のものでしょう。
No.4
- 回答日時:
基本的に歴史は事実の積み重ねで、結果論でしかないと思っています。
なので、質問者さんの仰りたいことはよく理解できます。ただ、無数の有名無名の過去の人たちが絡み合っているのが歴史で、後から見ると例えば「織田信長が今川に負けていたらどうなったんだろう」とか、「関ヶ原の戦いの前に家康が死んでいたら、豊臣政権が続いたのだろうか」など、ポイントになる人がいるのは事実です。
そういう人を見ると、その人が歴史を動かしたような感覚に捉われるのも事実です。
また、歴史には抗えない流れのようなものがあるので、革命や戦争、政変などがあると「歴史が動いた」という受け止め方になる場合もあります。
個人的には、1989年のベルリンの壁の崩壊は、テレビで見ていて「歴史が動いている瞬間」だという実感が強く残っています。
ご回答有難うございます。
感覚的に抵抗感無く「歴史が動いた」と使われ易いのはよく理解出来ます。それで一向に不都合は無いでしょうが、厳密には違うんじゃないのと言いたいのです。
No.3
- 回答日時:
歴史には、激動期もあれば、平穏な時代もあります。
最近、地球の気候と歴史の関係が着目されてきましたが、ヨーロッパ史で、375年にゲルマン民族が大移動しました。民族が動いただけでなく、歴史も大きく変化した→歴史が動いた、というわけです。
歴史は、生物のように動くわけではありません。
しかし、大転換があれば、それを「動く」と表現するのだと思います。
ぺーリーが浦賀にやって来て、日本は開国をしました。すると、国内に大きな変化がありました。貿易も始まりました。政治が変りました。文化的にも変化していきました。日本の歴史は動いたのです。人が歴史を動かすというのはないかもしれませんが、歴史そのものが動くーーというのはありますね。歴史を動かす、歴史を変えるというのは、人というより、地球の気候変動であったり、周辺民族の圧迫であったり、ペリーのような外圧であったりします。(そういう意味ではペリーが日本の歴史を変えたというのは言えそうです)。
これは、「動かす」ということばの問題かなと思います。
以上、ご参考になればと思います。
ご回答有難うございます。
>ぺーリーが浦賀にやって来て、日本は開国をしました。する
>と、国内に大きな変化がありました。貿易も始まりました。
>政治が変りました。文化的にも変化していきました。
その変化の伝承なり記録なりが(史実か否かは関係なく)歴史であって、「日本の歴史は動いたのです」はおかしな表現の気がするのです。
No.2
- 回答日時:
>1 人間社会が経てきた変遷・発展の経過。
また、その記録。「その記録」は自由に動かせますね。
歴史と事実は違います。
過去の事実(+虚偽)を編纂者(為政者)に都合良く纏めたものが歴史です。
>家康が関ヶ原に勝って一つの時代の変化はあった事そのものを
関ヶ原と江戸幕府の成立は直接リンクしませんし以前から武士の世の中が続いているのですから「一つの時代の変化」ととらえるのは有ったことそのものではありません。
>コトバンクでの定義です。
ではなくて、その中の「デジタル大辞泉の解説」の一部ですね。
このようなものでも簡単にあなたの都合の良い部分を抽出することが出来ます。
まして見たことのない時代のことなど銅にでもなります。
ご回答有難うございます。
史実か否かは問いません。人為にしろ、自然現象にしろ過去に生じた事象の経過や記録が歴史ゆえ、我々は現在から過去の経過や記録を(疑念の有無も当然)眺めるのみと言いたいのです。
「歴史」についての説明は広辞苑でもほぼ同じと書きました。
No.1
- 回答日時:
素人考えですが
関ヶ原で家康が勝利したからこそ豊臣政権から徳川政権へと移行した(変化したとも言える)訳です。
日本の未来(コレから綴られる記録)を決定付ける瞬間であるのは確かですから、「歴史を動かした」と表現するのも一つの表現だと思われます。
質問者様は「記録を史実から捻じ曲げて記録を変える」事こそ「歴史を動かした」と言う事ではないのか?と言う事を仰りたいのでしょうか?
そう言う事でしたら大なり小なりどの時代の人間もやってますョ
近年では民主党政権が「福島原発事故は収束した」なんて言ってましたが現に避難解除はされていないのですから「何処が収束なんだ?」と言う感覚が残ります。
しかし、日本の政府が発表した事ですから歴史的には「収束した」とされるでしょう。
過去の記録なんて当時の人間の都合で如何様にも変えられる。と言う良い例と思います。
ご回答有難うございます。
>質問者様は「記録を史実から捻じ曲げて記録を変える」事こそ>「歴史を動かした」と言う事ではないのか?と言う事を仰りた>いのでしょうか?
全く違います。史実か否かは問いません。人為にしろ、自然現象
にしろ過去に生じた事象の経過や記録が歴史ゆえ、我々は現在から過去の経過や記録を(疑念の有無も当然)眺めるのみと言いたいのです。
>「歴史を動かした」と表現するのも一つの表現だと思われます。
広辞苑での「歴史」の説明を見ても、「歴史を動かした」は妥当な表現とは思えないのです。
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