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(1)『吉林に於ける二時間の見物に比すれば、其の倍を過ぎたるも、先づ短時間相應に、要領を得たるに庶幾し。』


(2)『要するに旅順の今日は、軍港としても、要塞としても、苟も我が勢力の満州に
存せん限りは、殆ど大なる必要を認めざる可し。今日に於て尚ほ幾許の典型を留むるは、
恐らくは告朔の餼羊の類ならんのみ』

(3)『併し若し備らんことを求めば、種々の註文ある可し』

上記意味がよく分からないので、ご説明をお願いします。
ちょっと長いですが、すみません。

A 回答 (2件)

(1)吉林での二時間の見物(見学)に比べれば、(旅順では)その倍も


時間をかけたが、短時間で要領よく見るのと余り変わらなかった。
(余り収穫がなかったとのこと)

(2)要するに今の旅順は、(我が国が満州国を建国し)満州全土が我が
支配下にある限り、最早軍港としても、要塞としても(価値が無く)大きな
必要性は殆どなくなったと認めざるを得ない。
今日でも尚いくらかの原型を残しているのは、恐らく天子の祭りに供える
生け贄の羊のようなものだろう。
(日露戦争の記念碑=飾りにすぎないとの意味だろう)

(3)それでも若し旅順の軍備を整備しようというのなら、種々の注文が
出るだろう。
(私もひとこと言いたいという意味か)

  庶機=似ている     告朔=ある朔日に行う天子のある祭り
  餼羊=生け贄の羊

徳富蘇峰は海外における日本の軍備にも関心があったのだろうか。
(日中戦争の戦前の話か?)
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この回答へのお礼

とても詳しいです。ありがとうございます。

お礼日時:2013/01/04 16:59

東郷平八郎ですね…



旅順口の攻防の時 旅順攻略に反対した軍部と東郷のやり取りです
1  2時間も黙って何もしてなければ 相手は日本軍の倍の戦力を整える 
   まずは奇襲をかけて戦況を整えるべきだ

2  旅順は軍港としても要塞としても満州が拠点としてある以上その重要性は誰もが知るところだ
   だから落としておかねばならない   

3  もし旅順を攻略したのち 守備をおろそかにしたのなら 本国より色々言われるだろう



こうして東郷は苦心の末 旅順を攻略
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。でも、ちょっと合っていないと思いますが。
これは徳富蘇峰の『支那漫遊記』からの文章で、特に(1)は観光を中心とした
内容で、戦争とはあまり関係がありませんが。
でも、旅順のことを教えてくれて感謝いたします。

お礼日時:2013/01/03 18:35

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