天使と悪魔選手権

中小企業向けにローン担保証券というものができる、とのニュースがありましたが、どんなものなのでしょうか。 新聞を読んだのですが頭が悪く意味がわかりませんでした。 これによって、現在めいっぱい借りている企業がもっと借りれるようになるのでしょうか。

A 回答 (1件)

まず、昔の方式ですと、



不動産を担保に銀行など金融機関からお金を借りる

となります。が、これだと貸してくれるのは金融機関に限られてしまいます。
また個人で直接貸し出すというのは、金額が大きい、不動産抵当権設定関係では実務も色々あり結構大変などリスクが高いですからやはりなかなか出来ることではありません。

そこで、登場したのが証券化手法です。

まず、不動産に抵当権を設定した抵当証券を作成します。
次にこの証券を一般の証券市場で売り出します。
なお、単純に一つの借り手に一つの証券ではなく、複数の借り手を集めて、証券化して小口にして販売します。

買い手はさまざまな投資家で、投資家はこれを購入することで、投資家の投資した資金は証券化した会社を通じて、借り手にわたります。そして借りての返済金が今度は投資家に渡ります。
投資家にとっては、定期預金などのほかの金融商品よりも高利回りの投資となりますので、リスクはありますがおいしい投資先となるわけです。

上記のようにすることで、貸し手をこれまでの金融機関のみならず、お金のある投資化全体に広げて借り易くするのが証券化手法です。

大きな会社ですと上記のようなことをしなくても社債の発行という直接的な手段がありますが、中小企業ですと買い手はほとんど無いので、威力を発揮するのです。
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