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桐箪笥の購入を考えていて、先日見に行ったのですが、お店の方が「これは木工1級技能士が作った箪笥なのでお勧めです。」と言うのです。

初めて聞く資格だったのでそんなに凄いのかと聞いた所、「伝統工芸士と木工1級技能士の作品では大きな差です。」と言うのです。

どの桐箪笥のお店のホームページを見ても、伝統工芸士が作った事を売りにしているので、いったいどちらの方が技術的に上なのか分かりません。

また、つい先日見にいった展示会では「『伝統工芸品』というシールが付くだけでお値段が上がってしまうのでうちは付けていません。それでも本物の桐だし、きちんとした製品ですよ。」と言われました。

あまりこういう資格や認定シールに惑わされない方がいいのでしょうか。

ご存知の方がいましたら教えて下さい。

A 回答 (2件)

結局は作り手の心次第というところもありますし、そもそもどちらの技能が上かという問題ではないです。


「伝統と品格」を最重視するのが伝統工芸、その他は資本主義の常として「手ごろな価格で安定した品質の物」を重視しているという見方が近いかな。
伝統工芸士がその仕事の枠組みの中で一級技能士の資格を取る事は難しいでしょうし、逆に一級技能士がその資格に要求される技能の枠の中で伝統工芸士の称号を得るのもまた不可能でしょう。

「昔ながらの作り方」の延長で作る事を売りにするのが伝統工芸士。
1級技能士ってのは、上級技能者が通常有すべき技能が備わっていることを示す称号です。技能士の実技試験は制限時間がありますから手早く加工する事も必要なわけでして、機械加工など新しい手法を使いこなす事もその要求事項の一部となっています。

伝統工芸は基本的に1工程1工程が手仕上げですから、作業工数が人件費として原価に反映されているはずです。「伝統工芸」をうたっていない限りは最近の加工方法もどんどん取り入れ、加工時間の短縮が図られているはずで、原価に占める人件費の割合は「伝統工芸」にくらべて高くはないはずです。


「本物の桐で、キチンとした製品」というのも、説明が弱いですね。
もちろん名称は同じでも産地や伐採時期、加工方法によって質の違いがあるですから、南洋桐などではなく和桐だから「良い物」とは限らないわけで。
キチンとした製品なのは当たり前で、どのように「キチンと」しているのかという内容の方が重要ですね。原木の成長管理から伐採・乾燥等の原木加工、原板から木取り、切断切削、接合、装飾、・・・etc.。全てどのように「キチンと」管理されているのやら。
「表に出ない見えないところの仕上げ加工は1~2工程省いて、加工賃を抑えて作ってます」っていうのがあるかもしれません。それを「これはどの製品でも普通のことです」よって言われたとして、あなたは納得されますか?
実際に確かに多くの産品はそんなものですし、「裏板には合板を使ってコストを下げています」っていう「普通」もあったりします。それら「業界としては普通」の「キチンとした」製品でも、それが「消費者にとって良いモノ」かどうかは保証の限りではないのです。
【『伝統工芸品』というシールが付くだけでお値段が上がってしまう】理由も問うてみたいですね。、あのシール1枚の単価が1万円なんて事はでないのですから。組合保障がどうのと事情があるだろうと推測はできますけど、ぶっちゃけられない業界の話をどのように説明してくれますかねー(^^;

とりあえず、値段が高いものが即ち良いものって事はないですが、良いものは必然的に値段が高くなるって面はあるもの。一番高価な「伝統工芸」を良く観察して、それとの比較によってどこでコストが下げられているのか、どこが使い勝手良くなっているのかを判断し、疑問を感じたら直接尋ねてみて、この値段でこの品質があれば・・・と納得して折り合いがついたものを購入されれば良いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

伝統工芸士と木工一級技能士についてスパッと解決したわけではないのですが(すみません理解力が乏しくて)どちらが上とかではないのですね。
箪笥店の社長さんが木工一級技能士の方が上みたいな言い方をされていたので、そんなに凄いものなのかと思いました。

そもそも桐箪笥の相場もどれが妥当なのか一般人にはわかりにくいですし、会津の桐、新潟の桐を使っていますといわれても実際どこの桐を使っているのかわからないですよね。

伝統工芸品のシール1枚が1万円なんて事はないというのは、おっしゃる通りだと思います。

納得のいくまで自分で色々見て、信用できそうなお店から買うことにします。

お礼日時:2013/02/20 21:54

昔から培われてきた技術を使って作るのが伝統工芸


新しい技術を取り入れて作るのが一級技能士
と考えれば良いと思います

技術も知識も日進月歩
人が成長する度に新しい技術は産まれるものです
コンピュータを使った設計やら
最新の技術を用いた道具を使用すれば
長年かけて培うべき技術を
早年で会得出来ると思います

昔の技術だから悪いか?と言えばそんなことは無いです
今の世でも通用する技術だからこそ
伝統として受け継がれているのです
悪い物ならば、とっくに無くなっている物なのです
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

桐たんすに限らず、江戸切子とかその他伝統工芸展などで目にする物。
昔から受け継がれている技術が生かされているのが伝統工芸でしょうか。
伝統工芸はなんとなく理解できるのですが、一級技能士がどれ程のものなのかがまだわかりません。

私の理解力が乏しいのかもしれませんね。

お礼日時:2013/02/20 21:37

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