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只今、簿記1級の工業簿記をしているのですが、非累加法について、教えてください。

工程が、第1・第2とあるとします。
A材料を加工するに当たって、第1・第2と、工程全体で計算するのが、通常の非累加法と書いてあります。
このときに、実際は分類しませんがわかりにくいので、第1・第2と書きます。

第1の加工費について進捗度を考慮するの始点投入されているものなのでで普通に分かりますが、第2の加工費において仕掛品と、正常仕損、において進捗度を考慮しない理由が「第1工程費が全額投入されたから」だそうです。
かなり良くわからないのですが、これはかなり雑にいえば、第2工程の中にある第1工程費について考える。だから、100%だってことですか?つまり、第1工程費なのに第2工程費を入れるな!ってことですか?

第2工程にある進捗度がどうしても気になって、月末仕掛品は第2工程の加工費の進捗度をつかわないといけないんじゃないかと思うってしまうということは、累加法とごちゃ混ぜになってますね……きっと。非累加法のポイントは、第2工程でも、その中にある第1工程しか取り出してはダメってことでイイですか?

わかりにくいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

非累加法を採用する理由は、計算の迅速化と前工程の効率の良否の影響を排除の2点にあります。



製造工程が1工程だけだと何も問題はありませんが、2工程以上になると累加法を採るか、非累加法を採るか決めないといけなくなります。累加法というのは雪だるま式に原価を計算する方法です。前工程から持ち込まれた仕掛品に加工を加えるという実態に合ってますよね?ただし、欠点が2つあります。
第一に、計算スピードが落ちてしまうことです。前工程で事故があってもたもたしたり、工員がサボったりしたら、次工程はいつまで経っても計算できません(汗)
第二に、前工程が使った無駄な経費まで無条件に原価に含まれます。次工程がいくら真面目に作業しても、前工程次第で原価が増えたり減ったりしてしまいます。当然工員のやる気が失せますよね?

そこで、上記の欠点を解消するために、非累加法という方法が採られることがあります。
要するに、自分の工程費だけを純粋に計算する方法です。そうすることで前工程がもたもたしたり、サボったりするのに関係なく、自工程費を計算できます。さらに、前工程が使った無駄な経費を排除することができます。
そして、非累加法による計算を可能とするために、いくつか条件を設定する必要があるのです。
その一つに、次工程の仕掛品の加工進捗度を100%にする点です。もし、加工進捗度を加味したら自工程費のみを純粋に計算できませんし、何より次工程に振り替えた時点で加工進捗度は必ず100%になってますよね?

以上です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
もしかして、会計の先生か専門家の方ですか?
ものすごくわかりやすくて、お金を払ってでも、回答者様に習いたいくらいです。
その辺にある本よか、よっぽどわかりやすくて鳥肌が立ちました。

お礼日時:2012/01/15 16:17

>これはかなり雑にいえば、第2工程の中にある第1工程費について考える。

だから、100%だってことですか?つまり、第1工程費なのに第2工程費を入れるな!ってことですか?

その通りです。
非累加法は工程ごとに単位を区切らなくて、投入原価材ごとに区切ります。
そのため第1工程加工費と第2工程加工費は名前は同じ加工費ですが、全くの別物として捉えます。

そのため非累加法の場合、累加法と違って材料費と加工費の2つではなく
材料費、第1工程加工費、第2工程加工費
の3つに分けて考えています。
このうちの第1工程加工費について混乱されているのだと思うのですが
累加法の時を思い出せば理屈は分かるはずです。

累加法の場合の第1工程加工費はまだ作業が終わっていないので、最初は進捗度を考慮しますね。
その後、第2工程に行くはずなのですが、その時どうしたかというと前工程費として材料費と混ぜたはずです。
そして第2工程では前工程費(材料費と同じ進捗度100%)として計算します。
非累加法でも同じ事をしてるだけですよ。

材料費…始点投入なので投入後はずっと進捗度100%
第一工程加工費…第1工程終了時に進捗度100%
第二工程加工費…第2工程が終わるまでは作りかけ

といった感じで進捗度が一度100%になればあとはずっと100%ですから、その後は進捗度を考慮する必要がないというだけです。

累加法と非累加法の違いは振替計算をするかしないかです。
どちらも工程別計算なので基本的な考え方は同じですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とてもすっきりしました。
本当にありがとうございます。

お礼日時:2011/09/18 20:53

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