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上記の漢方薬、使用した方おられますか。いましたならその効果について教えて下さい。
当方の知人が再発性の癌で腹水が溜まって、何をしても効果がでません。
ホームページで 「補気健中湯(ほきけんちゅうとう)」なるものを見つけました。
その効果を知りたいと思います。よろしくおねがいします。

A 回答 (1件)

補気健中湯の配合は以下の通りです。


人参 白朮 茯苓 蒼朮 陳皮 厚朴 黄ゴン 澤瀉 麦門冬の以上九味です。

人参で脾の陰を補い、白朮茯苓蒼朮陳皮で痰飲を捌き血脉に注ぎ、厚朴は陽明経に陰氣を補い、黄芩は太陰経に陰氣を補い、澤瀉は膀胱の陰を補い、麦門冬は肺大腸に陰を補う事で、余分な水を捌くのです。

つまり陰虚(津液の不足或いは陰氣の不足)の方剤ですから陽虚(陽気の不足)の人に使うのは禁忌となります。癌が進行すると抗がん治療によって陽虚になる人もいれば陰虚になる人もいます。またどの部位の陰陽が過不及を起しているのかを見極めなければなりません。例えば脾が虚す場合もあれば腎が虚す場合もあります。勿論肝から虚す場合もあります。

抗がん治療を客観的にみていると、腎が虚して(身体の水の配分を統括する働きがダウン)腹水になっている場合が多い様に思いますが、寒熱は人それぞれです。つまり陰虚熱なのか陽虚寒なのかの判断が重要なのです。ただし病態は腎虚でも腎虚の方剤が飲めない場合が多いものです。その場合には「虚者補其母」の原則に従って脾を補う事になります。現代医学でもアルブミンが3を割るなどして浸透圧を是正出来なくなっている場合が多いものです。ようするに栄養が足りないのです。従って脾の陰と陰氣を補う方法をとる訳です。

以上あくまでも陰虚の方剤であり、上記の九つの薬物を欲している身体であれば腹水がひく事も期待出来ますが、陰虚でない身体に投薬してもナンセンスです。決して症状や病名で漢方薬を選んではなりません。
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