この文章はVOAの一節です。
学習を目的に、訳してみました。
間違いを指摘して頂きたいと思います。
よろしくお願いします。
www.manythings.org/voa/history/38.html
President Adams quickly created new courts and named new judges. Just as quickly, the Senate approved them. The papers of appointment were signed.
アダムズ大統領は、素早く、新たな裁判所を造り、新たな裁判官を任命した。 同じように素早く、上院はそれらを承認した。任用の書面は署名された。
However, some of the judges did not receive their papers, or commissions, before Thomas Jefferson was sworn-in. The new president refused to give them their commissions.
しかし、裁判官のうち何人かは、トーマス・ジェファーソンが宣誓して就任するまで、その書面または委任状の受け取りを拒否した。
この新大統領はそれ委任状を彼等に渡すのを拒否した。
One of the men was William Marbury. He asked the Supreme Court to decide his case.
その一人はウィリアム・マーベリーであった。 彼は最高裁判所が彼の事案を判決するように請求した。
*ask 裁判を頼む、求める/とは云わない→請求
The Chief Justice was John Marshall, a Federalist. Marshall thought about ordering the Republican administration to give Marbury his commission. On second thought, he decided not to. He knew the administration would refuse his order. And that would weaken the power of the Supreme Court.
裁判長はジョーン・マーシャル、連邦党員であった。マーシャルは民主共和党政権はマーベリーに委任状を渡すように命じることを考えた。
次に考えたのは、彼は判決しないことだった。 (もしかすると)彼はこの政権は彼の命令を拒否するかも知れないと思った。それは、また、最高裁の弱点になると思った。
*he knew 知った→と思った
*would 前の文の帰結のwould
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
> President Adams quickly created new courts and named new judges. Just as quickly, the Senate approved them. The papers of appointment were signed.
> アダムズ大統領は、素早く、新たな裁判所を造り、新たな裁判官を任命した。 同じように素早く、上院はそれらを承認した。任用の書面は署名された。
結構だと思います。Just as quickly の just にはほとんど意味がなく、慣用的に添えられるだけのものです (辞書によっては記載があるかもしれません)。「上院はすぐさまそれを承認した」
文は2つに分けられていますが、本当は 「すぐに上院の承認が得られたので、(大統領は) 信任状にサインした」 というつながりの文だと思います。
> However, some of the judges did not receive their papers, or commissions, before Thomas Jefferson was sworn-in. The new president refused to give them their commissions.
> しかし、裁判官のうち何人かは、トーマス・ジェファーソンが宣誓して就任するまで、その書面または委任状の受け取りを拒否した。 この新大統領はそれ委任状を彼等に渡すのを拒否した。
初めの文は語順が逆転しているような文ですが、きちんと読み取っておられるのが分かります。sworn-in も丁寧に訳されています。
their papers, or commissions の or は前の語を言い換える時に使われるもので、「すなわち」 などと訳されたりもします。「書面、つまり辞令を」
ここも、文は形としては2つにされていますが、意味の上では1つの文のようなものです。「しかしながら、何人かの判事はジェファソンが正式に大統領に就任するまでは辞令を受理しようとしなかったので、新大統領は彼らに辞令を交付しないことにした」 → 要するに、辞令を受け付けなかった者は判事に採用しなかった、ということだと思われます。
> One of the men was William Marbury. He asked the Supreme Court to decide his case.
> その一人はウィリアム・マーベリーであった。 彼は最高裁判所が彼の事案を判決するように請求した。
*ask 裁判を頼む、求める/とは云わない→請求
私はここの ask を 「求める」 としても同じことだと思います。自分の判事としての身分を (最高裁における審議によって) 確定するように最高裁に 「求めた」 と読めます。「(辞令をいったんは拒否したために大統領から判事としての辞令を受けられないことになった) それらの人たちの1人にウィリアム・マーベリという人がいて、彼は最高裁に意義を申し立てた」
> The Chief Justice was John Marshall, a Federalist. Marshall thought about ordering the Republican administration to give Marbury his commission. On second thought, he decided not to. He knew the administration would refuse his order. And that would weaken the power of the Supreme Court.
> 裁判長はジョーン・マーシャル、連邦党員であった。マーシャルは民主共和党政権はマーベリーに委任状を渡すように命じることを考えた。次に考えたのは、彼は判決しないことだった。 (もしかすると)彼はこの政権は彼の命令を拒否するかも知れないと思った。それは、また、最高裁の弱点になると思った。
*he knew 知った→と思った
*would 前の文の帰結のwould
the administration would refuse his order は、「政府は彼の命令を拒否するだろう」 だと思います。
「裁判長はジョン・マーシャルで、彼は連邦党員だった。マールベリに辞令を交付するようにと共和党政府に命じようと思ったものの、結局はそうしないことにした。(命令を出しても) 政府はそれを拒否するだろうと思ったからであり、(拒否されるようなことがあると) 最高裁の賢威が損なわれてしまう」
この回答への補足
*どうも筋書きが、はっきりしないところがあります。
(1)アダムズは退任間際に、裁判所を造り、裁判官を任命した(経費増になった)
(2)あるものはジャファーソン大統領が誕生するまで、辞令の受け取りを拒否した。
(3)マーべりーがその一人
(4)ジェファーソン大統領は、辞令を渡さなかった。マーベリーは判事に成れない。
(5)マーベリーは最高裁に問題を提起、裁決を求めた。
(6)裁判長マーシャル(連邦党)はジェファーソン(民主共和党)に辞令交付を要請しようと考えた。
彼は辞令交付を拒否されると思った。それで、要求しなかった。
<疑問>
#1 マーベリー は、なぜ、ジェファーソン大統領就任まで待ったのか。
新大統領への忠誠ではなかったのか
#2 ジェファーソン大統領は、なぜ、マーベリーに辞令を渡さなかったか。
アダムズ大統領の司法機関の増強に反対であったからではないでしょうか。
アダムズ大統領からの辞令を受け取った者はそのまま裁判官
ジェファーソン大統領の就任まで辞令を受け取らなかった者は裁判官になれない。
ここに矛盾がある。
#3 ジェファーソンが裁判官の辞令を交付しないのは行政の司法介入で、憲法違反だという。
このような憲法違反の議論があった。ジェファーソンは、結局、押し切ったようです。
#4 ジェファーソン大統領に忠義のものは結局、反対党のマーシャルに泣きついたという
ことになるのでしょうか。ここが分からない。
#5 裁判長マーシャルは、連邦党とはいえ、政党人とは思えない。
ここが難しい。
この一編は、常に対比的に話が展開します。
党派、人脈、政治思想、政策の違いが、対比的に展開します。
*このころ、バーとハミルトンの決闘もあった。
ややこしいですね。
論文を書くわけではないので、この位の理解でよいかと思います。
No.3
- 回答日時:
1.アダムズ大統領は、素早く、新たな裁判所を造り、新たな裁判官を任命した。
同じように素早く、上院はそれらを承認した。<任用の書面は署名された>。*<任用の書面は署名された>について
回答:「任命用書類には署名がなされていた」という方が日本語として適切です。この場合の署名とは、アダムズ大統領のみならず、国務長官の署名も意味します。その両方の署名がなされていたことが交付の条件だったのです。
2.However, some of the judges <did not receive their papers, or commissions>, before Thomas Jefferson was sworn-in. The new president refused to give them their commissions.
しかし、裁判官のうち何人かは、トーマス・ジェファーソンが宣誓して就任するまで、<その書面または委任状の受け取りを拒否した>。<この新大統領はそれ委任状を彼等に渡すのを拒否した。>
*<その書面または委任状の受け取りを拒否した>および<この新大統領はそれ委任状を彼等に渡すのを拒否した>について
回答:拒否ではなく単純に受け取らなかったのです。これには少々説明が必要となりますが、マーベリー対マディソン事件として有名なケースです。上院による裁判官の任命がアダムス大統領の任期満了までずれ込んでしまった為に、何人かの裁判官への辞令交付が間に合わず、新大統領のジェファーソンが就任してしまったのです。アダムスが選んだ裁判官は連邦党よりの人物だったので、新大統領は残った分への交付をしないよう、国務長官のマディソンに命じたというのが顛末です。ですからこの二つの部分は下記のように訳すのが宜しいと考えます。
「書面、つまり辞令を受け取らなかった。新大統領は彼らへの辞令交付を拒否したのだった」
*commission:ここでは委任状ではなく、辞令という意味です。
3. He <asked the Supreme Court to decide his case>. 彼は<最高裁判所が彼の事案を判決するように請求した>。
*<ask~~his case>について
回答:最高裁判所に何かを求めると訳してOKです。ask to decide his case→彼の事案を決定する→大統領が辞令を交付していないので、変わりに最高裁判所に職務執行礼状を出してくれるよう頼んだということです。このあたりはVOAの文章には出ていないので、アメリカの当時の歴史を調べないとわかりづらいかと考えます。ですから訳としては
「彼は最高裁判所に辞令の交付決定を求めた」
4. Marshall thought about ordering the Republican administration to give Marbury his commission. マーシャルは民主共和党政権は<マーベリーに委任状を渡すように>命じることを考えた>。
*<マーベリーに委任状を渡すように>について
回答:前にも述べたようにここでのgive commissionとは「辞令を交付するよう」と訳します。
このあたりの歴史については下記を御参照ください。
http://www2.kobe-u.ac.jp/~emaruyam/law/LS/2010/P …
*正確で丁寧な解釈だと思います。
*大統領戦、二大政党の激突には、政治思想、憲法論議もさることながら、
人脈が編みあげられる。ここがややこしい。
*マーベリー、マディソン、マーシャル
こうした名前を初めて読む。
「マーベリー対マディソン事件」のことを、知らずに読んでいました。
この事件の本質は違憲審査制の確立だったのですが、
この言葉は使ってない。
*事件の名称をきちんと書けば、読者はより理解できたと思います。
書くほどでもない、常識だと考えたのかもしれません。
*wikiを読むには難しい。
今読むと(日本語wiki)、少し分かります。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
1。
いいと思います.2。 しかし、裁判官のうち何人かは、トーマス・ジェファーソンが宣誓して就任するまで、その書面または委任状の<受け取りを拒否した>。
この新大統領はそれ委任状を彼等に渡すのを拒否した。
受け取らなかった、受け取っていなかった、第1文の方は「拒否」ではない。
3。
*ask 裁判を頼む、求める/とは云わない→請求
いいと思います。
4。 裁判長はジョーン・マーシャル、連邦党員であった。マーシャルは民主共和党政権はマーベリーに委任状を渡すように命じることを考えた。
次に考えたのは、彼は判決しないことだった。 <(もしかすると)彼はこの政権は彼の命令を拒否するかも知れないと思った>。それは、また、最高裁の弱点になると思った。
*he knew 知った→と思った (確信度が違います)
彼は「もしかすると、、、」のような危惧からではなくて、、「~と分かっていた」からでしょう。それが know の意味だと思います。
*would 前の文の帰結のwould
おっしゃる通りです。
この部分はよく分かりました。
ありがとうございました。
*両党が、盛んに駆け引きをする
それが憲法判断であったり、政治思想であったりする。
こうした論争を巡って、個人的な対立も生まれる。
これが高じて、決闘に発展するというのが、この章の筋書きのようです。
よろしくお願いします。
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