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慶應義塾大学医学部の近藤誠という医師は信用しても大丈夫なのですか?

この人は放射線科の医師で、従来のガン治療を否定しているようですが、僕は余り詳しいことは知りません。

この先生は例えば、きっちり健康管理している人よりも毎日好きな食べ物や酒を飲んでいる人の方が長生きするというような事を言ってますけど、これは本当なのですか?

A 回答 (4件)

以前、深夜のドキュメンタリー番組で近藤氏の番組をやっていました。

学会のことだったのですが、ある医師が近藤氏に向かって「もうこれだけ名前も知られるようになったし、本も売れてお金も儲かった。もう充分でしょう。いい加減その間違った話を振り回すのはおやめなさい」といっていて、会場の他の医師がやんやの喝采を送っていました。まさに十字砲火というやつでしたね。

近藤氏の主張は分かりやすくいうと、癌というのは根治することが難しい病気なので、手術などをしても治るものではないし、手術をすれば体に大きな負担となる。根治しないならば、あえて癌と共生することによって体に負担をかけない方法を選ぼう。そのほうが生活の質も向上するし、かえって長生きできる。というものです。

これはこれでごもっともなのですが、この「あえて積極的な治療をしない」というのがネックとなっています。彼を否定するある医師が書いた本にこんなことが書いてありました。
その医師が担当した患者は初期の癌で、手術をすればかなりの高確率で癌を除去することができました。しかしその患者と妻は近藤氏の本を読んで傾倒し、手術を拒んだそうです。彼は発見された癌は初期なので手術をすればすぐ治る可能性が高いと説得しましたが、患者には拒まれたそうです。
それからしばらく後、結局その患者はあまりのつらさに再び医師の元を訪れたのですが、そのときにはもう癌は進行していて、手の施しようがなかったそうです。「あなたのいうとおりにすれば、私は死ななくて済んだかもしれない」といわれたそうです。

結局のところ癌という病気は分からないことだらけなので、近藤氏のいっていることは「ある場面では正しく」「ある場面では間違っている」ということなのだと思います。大雑把にいえば、60代以上は新陳代謝が激しくないので近藤氏の主張する治療法がいいのではないかと思いますし、50代以下であれば早急に治療した方が予後は良いことが多いと思います。ただし、これにはある程度以上の基礎医学の知識があればこそ正常な判断はできるでしょうが、医学のことはまったく分からない一般市民には正常な判断は極めて難しいと思います。
さらにいえば、最近の近藤氏の著作にはいかにも素人ウケするセンセーショナルな見出しが非常に目立つようになっているので、「近藤先生、ちょっと最近はマスコミにちやほやされて暴走してるんじゃないの?」と思うところはあります。
近藤氏の有利なところは、「彼に騙された」といって訴える人はまずいないということです。だって、騙された(とするならば)人たちはみんな死んじゃってるんだもん。

私の祖父は前立腺癌になったのですが、70過ぎての前立腺癌ですから、そんなに進行するわけでもありません。おしっこは大変だったと思いますけど。それで非常に酒が好きな人だったのですが、医者からは当然酒は飲むなといわれるわけですね。だけど、本人が好きなものをやめさせて、寿命だけ伸ばしたって何の意味もないだろというのが一族の共通した見解だったので、前後不覚になるほど飲むわけでもなかったので好きにさせました。結局のところ78(だったかな?)で亡くなったのですが、自宅で家族に看取られ、最後に好きな日本酒で死に水までとられたという絵に描いたような「天寿の全う」となりました。もしもっと薬漬け、治療漬けにすれば寝たきりでもあと数年生きられたかもしれないけど、寝たきりのまま何年も生きるって何の意味があるのかなとも思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。

お礼日時:2013/11/30 18:21

私は、抗がん剤の話は彼の言うことは正しいと思います。

血液のがんでは抗がん剤が効くものが多いが(=効果のある抗がん剤は避けるべきではない)、固形がんでは、抗がん剤が効かないのがほとんどであり、もしくはQOLに問題ありとかです。いわゆる医療の内部告発として、有名な話で、かなりの部分支持されているのではないかと思います。

転移したがんについても、外科手術は適応でない、というのがたぶん医学界の標準です。転移していないがんについては私は分かりません。(彼のいったことを良く覚えていません。)

>きっちり健康管理している人よりも毎日好きな食べ物や酒を飲んでいる人の方が長生きするというような事を言ってますけど、これは本当なのですか?

これは、データが取れないので、判断は難しいと思います。ネズミのように実験するわけにいきませんから。ある程度の限度はあると思います。そのへん、追求されても、ちゃんと弁明できるように書いてあるのではないでしょうか? 少なくとも、カロリーのとり過ぎによる肥満では、短命になると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。なるほど、抗がん剤のお話は参考になりました。

お礼日時:2013/11/30 18:23

> 慶應義塾大学医学部の近藤誠という医師は信用しても大丈夫なのですか?



個人個人が決めることです。

近藤氏は、医学論文などでは無く大衆向けの執筆活動も熱心ですが、その執筆活動の中では、大衆に判り易くするためか、あるいは耳目を集める目的かは判りませんが、特に見出しやタイトルでは、割とセンセーショナルな表現をします。

そこら辺が、批判も受けやすい理由ですが、医師や医学者としては、かなり優秀なキャリアです。
そんな二面性があるので、自分が実際に患者になってみないと、信用出来るかどうかなど、判断は無理でしょう。

> 毎日好きな食べ物や酒を飲んでいる人の方が長生きするというような事を言ってますけど、これは本当なのですか?

そう言う学説もありますよ。
かいつまんで言えば、人間にとって「最大の敵」「万病の原因」は「ストレスである」と言う考え方でしょう。

老化やガンなどの原因の一つに、「活性酸素」が挙げられますが、これがストレスにより増加するのです。
極論すれば、人間はゆっくり錆びたり燃えていると考えて下さい。
ストレスを溜めるとで、この錆びたり燃えたりが早まり、死んだり病気になるワケです。

従い、健康を気遣い過ぎたり心配し過ぎたり、あるいは多くの我慢を強い、ストレスを溜めるよりは、好きなモノを飲み食いし、ストレスを溜めない生活の方が良いと言うのは、ある程度は事実です。

ただ、暴飲暴食とか偏食も身体に悪いですから・・・やはり要は「バランス」ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。

お礼日時:2013/11/30 18:19

あくまでこの人の「私見」であることを承知のうえで。



しかし医者のいう「常識」が実は常識ではない、ということをはっきり言ったことは大いなる勇気だと思います。

本当と思うかどうかはあなた次第。まずは1冊この人の著作を読んでからにしては?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/11/30 18:17

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