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先日、ネットである2つの海外の大学の学生同士がどっちの大学が上かを言い争っているのを読みました。海外のサイトです。

その中で、「お前の大学の図書館蔵書数はうちの大学の半分以下だからとても同レベルだとは言えない」という発言がありました。


そこで疑問に感じたのですが、なぜ大学が名門かどうかの指標に図書館蔵書数が関係するのでしょうか?
本当にそこまで重要な指標なのですか?

蔵書数で日本の大学同士の上か下かを決める話はあまり聞いた事がありませんでしたので不思議な価値観に感じました。研究の調べものなら大学の図書館より国会図書館行けばいいと思います。


分かる方は教えてください。

A 回答 (8件)

 単に蔵書数だけを比較しているならば大きな(と言っては語弊があるかもしれませんが)違いはないとも考えられます。


 UniversityとCollegeとでは性質も異なり、例えば日本文学に実績のある大学ならば、その方面に関する複数の原本蒐集をはじめとするコレクションも充実しています。これは単科大学に端を発する大学が総合大学として編成替えした裏返しともいえます。天理大学や國學院大學はそうした部分で特色を持たせてもいます。
 一方、当初から総合大学としてスタートした東大などはあらゆる分野に手を広げていますので、そこに学ぶ学生や教員にとっても必要のある資料を全て揃えたいとの現実的な課題にも直面し、それに答えざるを得ないとの問題もあります。そのために大学の規模と研究実績及びレベルを知るための指標とすることはあります。
 僕が今でも羨ましいと感じているのはオランダにあるライデン大学のコレクションで、これは本当に素晴らしい。
 調べ物ならば国会図書館に行けばよい、これはなるほどと思える部分もありますが、実際に国会図書館にはない資料も多々あり、その典型は憲政資料館や外交資料館です。例えば「日本国憲法の原文」のある場所が何処かといえば、それは憲政資料館であることもご存知のはずです。「全て、国会図書館はオールマイティだ」などとお考えならば、それは少し見識が浅いかとも存じます。
 「東寺百合文書」の原本の保存および整理と蔵書先が国会図書館や東大史料編纂所ではなく京都府の京都総合資料館であることも付記させていただきます。
 僕がまだ学部そして修士課程にいた頃は現在の様に検索システムもデジタル化されず、カードボックスの中から目的とする資料を探し出すために毎日日参したことも懐かしい記憶です。
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まずどんな研究をするに当っても過去の先行研究を調べることから始まります。


もう30年以上前になりますが、他大学から大学院に入って、教授からテーマを与えられ、まずいわれたことは、このテーマを過去に研究した人はいないと思うけど、もしかしたらいるかもしれないから、とにかく論文の抄録誌(Chemical abstracts, Beilsteins Handbuch der Organischen Chemie など)を全て当って、その研究がないことを確認しなさいということで、1ヶ月以上、図書館にこもって抄録を調べました。その結果、全くかぶるものはないということを確認した上で、修士課程の研究を始めたわけです。

今では、オンライン検索ができるようにはなりましたが、雑誌も含めて蔵書数が多いに越したことはありません。
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理系では(学説史や科学史をやらないかぎり)古い文献は必要としませんが,おおくの文系では必要となります。

「本居宣長がこう述べた」あたりから説き起こすこともある世界です。また,文献には,外国の文献,一般には出回らなかった研究書,明治何年創刊号からの学術雑誌なども,かなり含まれます。こういう文献をしこしこと集めてきたのは,やはり戦前から存在してきた大学となります。これは,世人はあまり聞いたことがなくても,プロには常識です。あなたがいう「研究の調べもの」は,プロから見れば「レポート」のことでしょうね。

大学図書館は大学の核と認識されますので,教授から選任される図書館長は,学部長と並ぶくらいの重職です。ふつうは文学部などの文系学部から選任されます。これも世人は知りません。

大学設置基準では,蔵書数の規定もあります。いいかげんに新設した大学では,古本屋を呼んできて,「これだけの書棚を埋めるだけの冊数を,適当にみつくろってくれないか」で基準を満たすこともあります。こういう認識の大学に行ったら,どうなることやら。これも世人は知りません。

なお,いまはネットで蔵書検索して,図書館どうしで相互貸借・複写してもらえる制度(有料)があります。電子書籍としてネットで読める文献もあります。だから,必ずしも自大学にため込んでなくてもいい場合があります。
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テレビ番組の視聴率と同じなのでは。


なにかしらの数値に置き換えられるもので、比べるしかない…と。
大きい大学=大きい図書館=蔵書数多い。
まぁあくまで目安の一つ、だと思うのですが。
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そうですねえ、ケンカってそういうことありません?


俺の家のトイレの方が少し広い! みたいなよくわからない比較。
感情的になると人間こんなもんだと思います。

ただ所蔵が多いというのはやはり大学の意気込みを見る1つの指標にはなるでしょう。
まったくの無駄話ではないと思います。
たくさん所蔵しているなら幅広い知識を学生のやる気次第で吸収できますからね。
学問を修める施設としてどうでもいいものではないかなと。

けど日本の大学って相当低レベルですよ。
アメリカの私立大学にもランキングで負けてます。
というより受験のやり方がお粗末なんですけどね。
紙きれのテストだけで決めるような、人間性を無視してるというのは世界でも笑いものらしいです。
海外ではペーパーテストの結果より人間性を重視することも多いですから。
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この回答へのお礼

なるほど、ケンカするとなんだかよく分からない理屈で戦う事が多いですね。

他の方もおっしゃっていたように勉強環境として優れている一つの指標と言えそうです。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/01/05 05:08

海外の大学では図書館が24時間開放されてるところも多いので


レポートや研究などでは、多い方が有利なのでしょうね。
実際東大の所蔵数の2倍もハーバード大学が持ってますからね。
日本の大学は入りにくいが出やすい、海外の大学は
入りやすいが出にくい(アメリカ)ことが関係しているのかも
しれませんね。
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この回答へのお礼

なるほど、蔵書量が多いのは勉強環境として優れているといえそうですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2014/01/05 05:06

元大学生側からの意見として、真剣に大学で学業をするのであればレポートの為に資料をこれでもかというくらい集める事になります。


必然的に蔵書数の差が保管されている知識の差というわけですね。

大学同士の格の上下は違うとは思いますが、得られる知識の差が出る事に違いはないですね。
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この回答へのお礼

資料集めがしやすいという観点では多いに越した事はありませんね。
勉強環境としてより優れていると言う事は言えるかも知れません。

ただご指摘されてるように格の上下とはちょっと違う話だなと自分も思いました。

お礼日時:2014/01/05 05:05

海外だとキャンパス内の図書館に籠って勉強する習慣があったりするからかもしれません。


わたしも海外の大学ですが、学校で授業に出てる時間より図書館にいる時間の方が長かったくらいです。
決め手にはならなそうですね。すいません。
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この回答へのお礼

なるほど、図書館にこもって勉強するなら本が身近にあるほうが便利ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/01/05 05:02

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