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産業革命はなぜイギリスからなのでしょうか・・・。
気になったので先生に聞いてみたら、「答えは5つあります。よく考えて見てください。」といわれました。それから考えてみましたが、分かりません!
どなたか教えてください!!

A 回答 (3件)

普通、高校の教科書に乗っていることをお答えします。



イギリスでは
イ)仏を破って海上権を握り植民地など広大な市場を獲得した。
ロ)資本主義が発達しつつあり、余剰資本があった。
ハ)第二次囲い込みにより、土地から閉め出された農民が多数いて労働者となった。
ニ)石炭・鉄が豊富に採れた。
ホ)自然科学が発達して、産業への応用が行われやすかった。

と5つの要因が書かれているはずです。
ただ、これは実際にイギリスから産業革命が起こったという過程をみての後付けの理屈のように私は思っていますけれど・・
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ドイツの学者、マックス・ウェーバーは、禁欲的プロテスタンティズムの倫理が資本主義のエートスになり、その結果としてイギリスにおいて産業革命が始まったと主張しています。


でもこれだけではよく意味が分からないと思うので、もう少し詳しく説明します。

まずプロテスタンティズムですが、これはキリスト教の宗派のひとつで、イギリスのキリスト教はこの宗派に属します。
キリスト教の宗派には他にカトリックがありますが、このカトリックは貨幣の獲得や蓄財を卑しい行為とみなしました。
これに対して、プロテスタンティズムは、禁欲と蓄財に励み職業労働に能動的に取り組むことを神の呼びかけと解釈して、世俗世界において禁欲的な職業労働に従事することを神が与えた使命であるとしました。
これは「人間はその行いに関係なく、救われる者と救われない者はあらかじめ神によって決められている」というカルヴァンの『予定説』の考え方に基づいており、これによって人々は、救済を求めて信仰に励むよりも、自分が救われる者のリストに入っていることの確信を得ようとして蓄財に励むようになるというわけです。
エートスとは、宗教などの倫理が、個人の心理のうちに内面化され、個人を動かす駆動力となっているもののことです。資本主義のエートスとは、個人を内側から突き動かして、資本蓄積活動に向ける力です。

簡単にまとめると、プロテスタンティズムの教えが、「人々は勤労に励むべきだ」というものだったから、イギリス人はその教えに従い、それが産業革命を起こす原動力になったというわけです。

これが先生の言う5つの答えのひとつに当たるか分かりませんが、参考までに。

あとは、イギリスが世界の海上権をにぎっていたためにあらゆる世界の資源を手に入れることができたこと、国内資源にも恵まれていたこと、島国だからヨーロッパの他の国と比べて戦地になることが少なかったこと、とかですかね。
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