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中古のディーゼルエンジン式のトラクターを買いました。
ある時気がついたのですが、イグニッションキーをオン
にすると、コツコツコツとオンにしている間ずっとしています。
勿論、エンジンが始動してもしていると思います。
おそらく、燃料ポンプの作動音だと思いますが、初めから
終わりまで作動させておく訳は何ですか?

A 回答 (1件)

そうですね、燃料ポンプの作動音に間違いありません。



運転中も作動しているわけを知りたいんですよね?

このご質問をされるということは
一回燃料切れなどで燃料ホースやストレーナーにエアが入ると
エンジンがかからなくなる、つまり燃料を供給しなくなる
ということをご存知の上でのご質問かと存じます。

本来エアさえ入っていなければ燃料ポンプなど必要ありません。
そんなディーゼルエンジン搭載の機械はたくさんあります。

(1)
昔は一回燃料が切れるとエアー抜き
といって
セルを回しながら噴射ポンプの燃料給油菅のところの
ボルトを緩め泡が出なくなるまで回していました。

(2)
時代は流れ
セルを回さなくても良いように手動のフィードポンプが装着されました。
原理は石油などをストーブに入れるときに使うシュポシュポするやつと
同じもので
セルを回さなくとも、やはり給油菅のボルトを開けていて
チュッコチュッコして泡が出なくなるまでこれをして
ボルトを締めてエあを抜いていました。

(3)
そしていよいよ自動化です。
燃料ポンプが電気的に作動し燃料を強制的に噴射ポンプに
送るようになりました。
この段階ではまだ精度が悪くエンジンがかっても作動はし続けていました。
エンジンがかかってしまえば必要ないのですがまだ初期段階のポンプなので
作動し続けました。
あまった燃料は戻るようになっています。

(4)
一番新しいポンプはエンジンがかかるとポンプの動きが非常にゆっくりになったり
止まったりするものがついています。
エアがなく一旦流れ出してしまえば必要ありませんから
ポンプもそれに応じて減速・停止するようになっています。

あなたのトラクターのポンプは(3)のものです。
中古とおっしゃってましたね。
一つ前のポンプです。

止まらない理由として何かあるわけではなく
自動的に止まったりゆっくりになったりさせることをしなかっただけのことです。
当時もその技術はあったと思いますが開発費や制作費などの関係もあり
そこまでこだわらなかったのでしょう。
あまったら戻せばいいんだ、くらいの調子で作ったと思われます。

(3)も(4)も
意図的に、たとえば燃料ストレーナ(透明な深いおわんのような形の燃料こし器)を
掃除などして一回燃料を抜いた後、キーをひねるとものすごく速くコッコッコッコとなり
たまってきて満タンになると(3)は少しゆっくりになりますが作動し続けます。
(4)は止まるか、非常にゆっくり(30秒位してコツっと)動くくらいになります。

というわけで
作動し続ける「わけ」としては
その当時のポンプがそういう作りだっただけの話です。
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この回答へのお礼

大変解りやすく、丁寧な回答いただきありがとう
ございました。

お礼日時:2014/02/04 12:08

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