プロが教えるわが家の防犯対策術!

どなたかお願いします。
英語学習は大学受験で終了した、ビジネス英語を勉強中の者です。

ビジネス英語の参考書に次の例文がありました。
There seems to be a few errors in the graph.
(グラフにいくつかの間違いがあるようです。)

日本語訳の文章でも「いくつかの」とあり、英文でもerrorsと複数形なのですが、seemは単数形になっています。

辞書でfewを引き例文を見てみましたが、主語が複数の場合は、動詞なども複数形になっているようです。

とすると、上記に挙げた例文は、いったい何でしょうか?
よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

 難しい問題です。

ある辞書では次のような解説をしています。

http://ejje.weblio.jp/content/There
>In formal English, the verb agrees with the semantic subject: “there is a tree”, “there are some trees”, “there seems to be a mistake”, “there seem to be some mistakes”, and so on. This is because the "there [form of be]" construction originally used, and could still be said to use, "there" as simply an adverb modifying "to be". However, the syntax is archaic enough that "there" is rarely recognized as an adverb. In colloquial usage, therefore, the verb is often found in the third-person singular form, even when the semantic subject is plural — “there’s some trees”, “there seems to be some mistakes” — but this is often considered incorrect.

「フォーマルな英語では、動詞は意味上の主語に従う。"there is a tree", "there some trees", "there seems to be a mistake", "there seems to be some mistakes"などである。こうなる理由は、there is構文のthereがもともとは"to be"から派生した単なる副詞で、今もそうだと考え得るからである。しかしながら、この構文でthereを副詞とみるのは、もう古臭いものである。そのため口語用法では、意味上の主語が複数であっても、三単現で用いる例がしばしば見られる。"there's some trees", "there seems to be some mistakes"などあるが、こうした用法はしばしば誤りとみなされる。」

 こういうのは、There seems to be [名詞複数]を誤りとする論でよく見られます。一方、解説抜きですが、こんな辞書の記述もあります。

http://kotobank.jp/ejword/seem?dic=pej4&oid=SPEJ …
>5 [there seems (to be) ...](存在するように)思われる, 見える
>There seems (to be) no objection to this proposal. [=It seems that there is no objection to this proposal. ]
>この提案には異議がなさそうだ
>There doesn't seem (to be) any doubt about it.
それには疑問の余地はないようだ.

 用例には単数の例しか記載されていませんが(おそらく議論が多いせい)、there seemを見出しとせずに、三単現でthere seemsとしています。この立場はseemという動詞の特殊性を考慮したものと思われます(be動詞と直接には交換できない、などだと思われる)。

 さらに、ちょっと記載例が示せないのですが、to不定詞であるために単数だという論も聞いています。to不定詞を名詞句して使う場合は単数です。上記、特に最初のものは、seem(s) to be≒beとしています(例文の示し方がそうなっている)。そうではなく、seem(s) [名詞句]とみるなら、to不定詞では単数で、三単現になるというものです。

 議論しだすと、どれも決定打を欠く面があり、泥沼になりがちです。自分でどうするか選ぶしかないわけですが、一番文句が出なさそうなのは、seem(s) to beでもbe動詞と同じく、意味上の主語の単数・複数に動詞を対応させる、といったことになるかと思います(それでも文句を言う人は言うでしょうけれど)。逆に他人が言った場合は、三単現か否かはあまり気にしないという配慮も必要になってくるように思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
詳細に解説くださり、とても勉強になりました。

>この立場はseemという動詞の特殊性を考慮したものと思われます(be動詞と直接には交換できない、などだと思われる)。

このように考える視点があることを知り、意味上の主語が複数形でもseems(三単現)が使われるということが、なんとなくわかるような気も致しました。

挙げていただいたページの例も、とても参考になりました。
(no objectionとany doubtは、単数なのでseemsで問題ない例という理解でよろしいのでしょうか)
ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/25 21:55

 #2です。



>(no objectionとany doubtは、単数なのでseemsで問題ない例という理解でよろしいのでしょうか)

 推測ですが、辞書編纂者が意図的に複数を避けたと思われます。there seem(s)などでなく、there seemsという項目にして考えや意図(「複数でもseems to beでいいじゃないか」といったもの)を示してはいますが、単数・複数に関する議論が複雑であることもよく知っていて、強く「複数もこれでいい」と言い切ることができなかったのでしょう。

 最初の辞書の説明でも、フォーマルでは→口語では→誤りと『みなされる』と、二転三転した上で、しかも歯切れの悪い説明です。

 専門家でも歯切れの悪い答しか返さないような問題だ、と理解しておくのがいいのではないでしょうか。その上で、「意味上の主語の単数・複数に合わせて使おう」と各個人が決めることになるかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。

>There seems (to be) no objection to this proposal. [=It seems that there is no objection to this proposal. ]
>There doesn't seem (to be) any doubt about it

辞書の文例はいずれも単数の場合であるが、それは、(複数の場合はseemかseemsか議論が分かれているところなので)複数の場合を例に挙げることを辞書編纂者があえて避けたためであろう、ということですね。

私の文章読解力がなくすみません。
理解できました。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/26 00:06

下記が正しい文法解釈のようです。



>There [is / was / seems to be / appears to be / has to be / should be / could be / must be] a restaurant on this street.

>There [are / were / seem to be / appear to be / have to be / should be / could be / must be] hundreds of restaurants on this street.

https://www.englishforums.com/English/ThereSeems …

http://www.english-test.net/forum/ftopic23511.html

http://english.stackexchange.com/questions/13275 …

http://forum.wordreference.com/showthread.php?t= …

http://www.englishpage.net/showthread.php?14067- …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ネイティブ同士でも、意見が分かれるところなのですね。

とても勉強になりました。

お礼日時:2014/09/25 21:58

(1)


There is の構文と違うところは、この後に to be と不定詞が続くことです。名詞であれば単数、複数に応じて is, are の使い分けをしますが、その理論をそのまま適用せずに単数扱いし seems を使うことがあります。 There は主語ではありませんが、仮主語の It is ... to ... の構文のように、主語と動詞を文頭で揃えてしまうような口調になり、歯切れの良さを重視したものと思われます。

(2)
ただ、to be の後に意味上の主語である名詞が続くので、それに合わせて seem(s) の使い分けをすることもあります。

参考書は(1)の考えによって書かれているようで、どちらも正解のうちの一つだと考えていいようです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答後ありがとうございます。

>その理論をそのまま適用せずに単数扱いし seems を使うことがあります。

とても勉強になりました。

お礼日時:2014/09/25 21:56

貴兄の指摘通りです。



There is an error in the graph.
There are a few errors in the graph.

と同じ考え方で

There seems to be a few errors in the graph. 間違い
There seems to be an error in the graph. は正しい。
There seem to be a few errors in the graph. が正しい。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

夜更けにも関わらず早速のご回答ありがとうございます。
とても勉強になりました。

テキストの間違いに気づけるなんて、感激です。
つい先日、こちらで関連の質問をさせて頂いたのですが、その際、皆様から頂いたご回答のおかげです!

お礼日時:2014/09/25 02:37

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!