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エボラ出血熱は、接触感染、インフルエンザは、空気感染など、いろいろとありますが、何が感染のしかたを決めるのですか?
また、ウィルスが変異して、感染のしかたが変わることもありますか?

A 回答 (4件)

ウイルスの生殖環境によってでしょう。


乾燥に強く、空気中を漂っても再び水分を得られれば繁殖できる物や、乾燥や温度変化に弱いものなどが有り、それが感染の仕方に大きくかかわります。

しかし、ウイルスの多少の異変が生殖環境まで大きく変化するとは思えません。
当然ですが、宿主が変わる事による感染の仕方が変わる事はあり得るでしょう。
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エボラウイルスは体液全般に、インフルエンザウイルスは呼吸器系排泄物に、ロトウイルスは消化器(吐物や下痢)に多いということでしょう。


デング熱やマラリアは蚊の体内で増殖することにより感染力を高めます。輸血でもしないかぎり直接うつることはないです。
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Q/エボラ出血熱は、接触感染、インフルエンザは、空気感染など、いろいろとありますが、何が感染のしかたを決めるのですか?



A/基本的にはウィルス(RNA)の表面を保護するタンパク質の性質と、ウィルスそのものの性質が飛沫感染、体液感染、食物感染、接触感染などを決めます。これは、人が酸素がないと生きられないのに似ています。魚は水がないと生きられません。
ウィルスは、人のように硬い皮膚があるわけではありません。そのため、生息場所から移動するには、そのウィルスが例えば空気に触れた場合、タンパク質の性質で仮死状態になるようなタイプなら、飛沫感染します。要は、空気中をしばらく漂って、別の宿までたどり着ける可能性が出てくるのです。

それに対して、湿っていないとダメであったり、一定の温度でなければ厳しいものは、そとに出た段階で死にます。例えば、エイズウィルスは、体液交換ですが、体温と体液がなければ、すぐに死ぬのです。だから、空気感染(飛沫感染)はしません。

ウィルスには、湿気が多い方が広がりやすいウィルスもいれば、乾燥に強いウィルスもいます。
それらは、全て特徴としてその状況が最も繁殖や移動に適しているということを意味します。


Q/ウィルスが変異して、感染のしかたが変わることもありますか?

A/感染の仕方そのものが全く別のものになるということは通常はないはずです。そうなると、ウィルスのRNA特性が変わってしまいウィルスの種類も変わるでしょう。ただ、元々その環境ではあまり長く生きられなかったものが、耐性をもち強くなるということはあるでしょう。例えば、空気に触れても10秒程度は持つが、それ以降は感染できるほどの力はなく、次の人に到達する頃には死滅するウィルスは、接触感染はできても、飛沫によって長距離に飛ぶ可能性は低いと言えます。

しかし、それが、1分持てるだけの特性を備えれば、飛沫感染の率が高くなります。
そいう、元々持ち得る力だったが、不十分な要素があった場合は、従来の感染に加えて新たな感染特性を徐々に追加することはあります。

まあ、人の一生に比べて劇的に彼らウィルスの世代交代は早いですから、変化も早いと言えます。
だから、絶対にないとはいえません。
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この回答へのお礼

詳しい回答をありがとうございました。エボラウィルスがノロウィルスのような感染能力をもったら、おそろしいなあと想像していました。

お礼日時:2014/10/11 16:02

ウイルスに話を絞ると



ウイルスは、細胞の中に入らなければ、増殖できません。細胞の中にはいるときに、細胞表面にでているいろんな蛋白に結合します。一言でいうと、この細胞表面のどの蛋白にくっついて細胞にはいるのか?
という事で決まります。

例えば、HIVは白血球上のCD4という蛋白にくっついて細胞内に入っていきます。白血球は皮膚表面や気道表面、消化管粘膜表面にはないので、基本、飛沫感染や飛沫核感染、接触感染はしないのです。

逆に、インフルエンザウイルスは、人ですと気道の細胞表面にでている蛋白にくっつくようにできています。ですから、飛沫感染をおこします。

ノロウイルスですと、消化管粘膜表面の細胞にでている蛋白にくっつくようになっているので経口感染です。

ただ、敵もさるもので、例えばHIVなどは、血液内の白血球にしか感染できないと感染の機会がへるので、皮膚表面の樹状細胞に取り入ったりとか、いろいろ工夫をして感染しています。その辺が話をややこらしくしている要因になります。

基本的には、大きくは変わりませんが、欧州での鳥インフルエンザの人への感染例では、目からの感染が報告されているなど、微妙には変化しています。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。まったく自分には専門外のことなので、詳しいことはわかりませんが、面白そうな分野ですね。

お礼日時:2014/10/12 07:28

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