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選択則に軌道角運動量の方位量子数lが1変化しなければいけないというものがありますが,感覚的にはどういうことでしょうか.

mについては円偏光をもった光子が入ってきたら全角運動量を保存するためにmが1変化しなければいけないし,直線偏光の光子ならmは変化しないとわかりやすい説明が教科書などにあって納得しました.
lが変化したら軌道角運動量が変化して,保存則がやぶれるような気がするんですけど...

A 回答 (3件)

不必要に計算を複雑にする意味は何もありませんので、普通は磁気量子数が良い量子数になるように量子化軸を選びます(可能であれば)。

どの方向を量子化軸に選ぶとそのようになるのかは実験条件や対称とする系で決まるので、そういう意味では観測条件で決まると言ってもいいでしょうね。
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この回答へのお礼

最後まで質問につきあってくださいありがとうございます.
教科書を読んでいるだけではなかなかわからない部分を丁寧に教えていただき,助かりました.

お礼日時:2014/11/08 18:02

磁気量子数は量子化軸方向の成分です。


磁場がある場合には磁場の方向を量子化軸に選ぶことが多いですが、そうしなければいけないという事はありません。また磁場がない場合もありますから、磁気量子数が磁場方向の成分と考えるのは必ずしも正しいとは言えないでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど.解説ありがとうございます.勉強になります.

量子化軸について少し調べてみました.
量子化軸は観測で決められるものと考えておけばいいでしょうか.

お礼日時:2014/11/04 14:29

方位量子数は軌道角運動量ベクトルの大きさに対応する量だと思って、角運動量保存則を考えれば一般には軌道角運動量ベクトルの大きさ(方位量子数)は変化するという結論になるかと思いますが、方位量子数が変化しないと思った理由は何でしょうか。

この回答への補足

回答ありがとうございます.
いろいろ調べて方位量子数は軌道角運動量ベクトルの大きさを表すことがわかったので,lが変化しなければいけないことに納得しました.

磁気量子数が軌道角運動量ベクトルの大きさを表すと勘違いしていたため,上記のような質問になってしまいました.磁気量子数は軌道角運動量ベクトルの磁場方向成分と理解しておけばいいでしょうか.

補足日時:2014/11/03 14:10
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます.

お礼日時:2014/11/04 14:29

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