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先日の新聞に
「国債入札 初のマイナス金利」
という見出しの記事がありました。その理由について
「金融機関が競って短期国債を買うのは、日本銀行が高値で買い取ってくれて、より多くのもうけを得られるとの期待があるからだ。」
となっていました。
そして、31日に日銀が追加緩和を決めました。(関係ありますか)
マイナス金利を初めて聞きましたが、これらの動きを教えて下さい。

A 回答 (2件)

なぜマイナス金利となったか? 勿論、景気や需給などにより、イールドカーブ全般が下げているというのもあるでしょうが、金融機関は以下の理由で、マイナス金利の国債を買うことがあります。




1.償還手数料目当て

簡単に書きますが、今はかつてほど、高手数料ではありませんが、金融機関は保有する国債が償還になると、国から手数料をもらえます。つまり、その手数料を考慮すると、利回りがプラスになることがあるということです。でも、今回のケースはどうでしょうか? 最近、債券相場を見ていないので、調べないとちょっとわかりません。

2.担保利用目当て

金融機関は金融機関同士の取引の際に、やたらと担保を求められます。勿論、信用度の高い大手金融機関は、小さな金融機関と比べて、担保を求められる機会は少ないですが、それでも必ず求められる取引があります。具体的には、例えば、日銀決済と為替決済です。

詳しく書きませんけど、上記決済は、いかなる金融機関でも、担保を差し入れなければなりません。その際に差し入れる担保は…  国債となります。「短期国債であれば、価格変動リスクも小さいし、マイナス金利でも、いいか」というふうになります。


>31日に日銀が追加緩和を決めました。(関係ありますか)

量的緩和したから、金利がマイナスになった。それでも、物価や景気に問題があるから、追加緩和をしたというのが、実情ではないかと思います。


>日銀は、売り出し時には、とりあえず得をし、その後買い戻し時には、損をする、という繰り返しになるのですね。

発行体は財務省(国)ですから、マイナス金利を理由に、日銀が売り出し時に得をするということはありません。「決済機関」というのが、国債に関する、主な日銀の役割です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
手数料・担保など逐一説明をして頂き、よくわかりました。

<量的緩和したから、金利がマイナスになった。それでも、物価や景気に問題があるから、追加緩和をした>
ということですね。
ただ、質問の当初から気になっていることがあります。金融機関は(単に予想したのか、あるいは漏れ知っていたのか)「近々追加緩和があろうから、マイナス金利でも買おう」ということがあったのかな、ということです。ただし、この考えに不備があります。それは、その後の株価の急上昇です。(ただし、アメリカの株価上昇に連動したところもありますが) 一般には、近々の追加緩和が予測されていなかったから、急上昇したのでしょうが。

お礼日時:2014/11/05 10:48

その時点では関係はたぶんなかったでしょうけど、これらさらに日銀が買うので、マイナス金利になるケースは多くなるでしょう。


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http://www.sankei.com/economy/news/141024/ecn141 …

 Q 生活への影響は何か考えられるか

 A 預金金利が一段と下がる可能性もある一方で、長期金利が上がりづらくなることも予想される。住宅ローンなどは借りやすい状況がしばらく続くのではないかとの指摘もある。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
引用して頂いた説明によると
<日銀は、金融緩和政策の維持を目的に、マイナス金利でも国債を買う姿勢を変えていない。金融機関は、日銀に高く売れることを見越して、買っているというのが背景にあり、損をするとは言い切れない。>
ですね。
今後も、日銀は、売り出し時には、とりあえず得をし、その後買い戻し時には、損をする、という繰り返しになるのですね。

お礼日時:2014/11/03 12:43

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