チョコミントアイス

塩素系漂白剤に酸性洗剤を混ぜると、塩素ガスが発生して危険…というのは分かるのですが、塩素系漂白剤単体では塩素ガスは発生しませんか?塩素系漂白剤単体を揮発させて匂いをかぐと喉が痛くなりますが、これって塩素ガスの仕業ですか?ちなみに塩素ガスを発生させてみたくて塩素系漂白剤に酢をかけてみたことがありますが、猛毒の黄緑の気体は出ませんでした。調べてみたら、水酸化?ナントカ?を混ぜて発生しないようにしてるとか。じゃあ「混ぜるな危険」表示は必要ないんじゃ?以上3つの質問です。化学に詳しい方よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

皆様色々ご意見や、引用、数値を挙げられていますが、これだけは覚えて頂きたい事が有ります。


それは「化学平衡」
この場合のように「水溶液で」(本当は溶媒は何でも良い)「ガスが発生する」(逆に吸収される)
様な場合、つまり非常に溶けにくい沈殿が出来たり、ガスの発生も二度と水溶液には戻らない。
の場合には、「なんでもあり」になってしまう。
つまり幾らアルカリ性を上げても(pHが大きくても)塩素ガスを抑えることは出来ない。
もちろん逆に酸性を極端に強くしても(pHを小さくしても)液中から塩素は除けない。
それが化学平衡。
「化学平衡」になる「系」では「絶対」は「有り得ない」。
だから他のお答にある様にアルカリ性を上げて「安全」ぽくしても、所詮は「無駄」になる。
もちろん「全く無駄」では無く、ある程度あるいはかなりの程度は塩素の「表面濃度」
を下げることは出来るが「程度問題」に過ぎない。
だから化学屋にとって「絶対」は「禁句」になる。
こういう「系」で「絶対安全」と叫ぶ奴が居たら「詐欺」か「無知」のいずれかだ。
なお塩素ガスの毒性は大した事は無い、私は元公務員だから家は借り物、出るときは
「磨かねばならない」風呂場のカビなんか生命力が強いから、絶対死なない(この場合実際に
死なないので、絶対でも良い)塩素系漂白剤で表面だけ白くするが、所詮は無駄、だが一応
白くした、隣家のご主人は国立病院の院長先生だった、徹底的に白くしたら奥様は
「こんなにきれいになるものか!」と驚かれたが、こちらも塩素ガスで鼻も目ものどもメチャメチャ
だが、こちらは化学屋だから塩素ガスなんか(もちろん吸いたくは無いが)実験で莫大に使うから
まあここまでやりゃあ良いか、の世界。
なお塩素に「黄緑色」の色が付いたら三十六計逃げる。それは「純塩素」だ。かなり濃くならないと
塩素の色など見えないし、空気に比べてかなり重いから、換気して床面に逃がす、密閉は絶対
(ここの絶対はあやふやだ、)に避けねばならない。
もう二十年以上前になると思うが、東大工学部で塩素ボンベの栓を学生が壊してしまった。
教授は慌てず騒がず、巨大な塩素ボンベを抱き、廊下のはずれの貨物搬入口まで運んだ。
偉いとみんな思ったが、殉職された。教授の給料の中には全ての危険を背負う分も含まれている。
なお、隣の研究室で起きたら、とっとと逃げて構わない、そんなもの責任取れない。

この回答への補足

詳しい回答ありがとうございます。
化学に精通しておられる方とお見受けして、再度質問させて頂きます。

私がなぜあんな質問をしたのかといいますと、お恥ずかしい話なのですが、塩素系漂白剤の匂いが中毒的に好きだからです。
スプレーボトルに入れてお風呂の壁一面にスプレーしてから入浴したり、手に付けて体温で揮発させて匂いをかいだりします。
前者は特に喉に傷みはなく、でも目にしみるので目は閉じてます。
後者は喉にビリッときます。
でも痛いのは一瞬だけですぐ治まります。
最近はこの喉の痛みを感じないと満足できないまでになってしまってます。

体にいいはずないと分かってはいるのですが、どこかで「危ないと言われてるのは酸性と混ぜた場合で、漂白剤単体だったら吸引しても大丈夫」と思ってしまってるのかもしれません。
例えば「ガンになりやすいよ」とか言われたらやめられるかもしれませんが、回答では「塩素ガスは大したことない、実験で莫大に使う」とありましたので、やはり健康に影響はないのでしょうか?

もう3年以上続けてるので、肺とか気管支とかが心配なのですが、今のところ何もありません。
ですが、低濃度・短時間の曝露でもさらに長期間続けたらどうなるのか、それがとても心配です。

早死にするよ、とでも言われなければやめられそうにありませんが、逆に、それくらいなら大丈夫、と言われたらやめたくありません。
塩素の匂いは私の癒しなので…

補足日時:2014/11/09 22:31
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございました。塩素大好き人間よりv

お礼日時:2014/12/07 09:18

・塩素系漂白剤じたいからもややニオイがしますよね。


ごく僅かですが発生しています。

・もちろん塩素のせいです。

・水酸化ナトリウムを加えて「ちょっとやそっとでは」塩素ガスCl2(Clではない)が発生しないようにしています。
ただし「ちょっとやそっとでは」発生しないだけであって、
一切発生しないのではありません。よって「混ぜるな危険」表示は必要だと考えます。

酢(の主成分である酢酸)は強酸ではなく弱酸ですが、これは4~5%程度の水溶液で、
おおざっぱに言えば100gの塩素系漂白剤(10%水酸化ナトリウムを含む)には
300~375gほど酢を入れてようやく酢酸と水酸化ナトリウムが等量となり、
塩素ガスの発生が本格化するのはここからです。

実際には混ぜムラのあるときに局所的に酸性がつい部分が生じて、
もっと少ない量から塩素発生が見られるようになってくるでしょうが。
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この回答へのお礼

的確なお答えありがとうございました!勉強になりました!

お礼日時:2014/11/09 17:39

洗剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウム NaClO はアルカリ性でプールや水道水にも含まれています。

つまり水溶させて使います。次亜塩素酸ナトリウムに若干含まれる次亜塩素酸 HClO がいろいろな化学物質を酸化分解させ、除菌・消臭が行われます。
http://www.sakkin.jp/sterilization.html

pHをpH5~6.5くらいで次亜塩素酸の濃度を高め、その働きで除菌・消臭が効率的に行われます。

ただし pH < 5 (酸性域) では塩素ガス Cl (毒ガス) が発生してきますので、強酸と混ぜるのは危険です。強酸の酢と混ぜると塩素が発生する筈です。

混ぜ方の具体例は下記にあります。
http://www7.plala.or.jp/organicrose/bleach.htm
次亜塩素酸は食酢中に含まれるアミノ酸と反応して、分解してしまい、濃度が低下してしまうとの記載があります。
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この回答へのお礼

勉強になりました、ありがとうございました!

お礼日時:2014/11/09 17:34

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