電子書籍の厳選無料作品が豊富!

季節ネタですが!
20日に解禁になったボージョレ・ヌーヴォーの造り方について、ぶどうの重さで自然発酵を行うマセラシオン・カルボニック(MC法)が特徴ですが、早造りをするのなら、そんなやり方より、機械的に搾った方が早いと思うのですが、いかがでしょうか。当然、ぶどうのストレスへの配慮とかフランスならではの伝統醸造に関係するのかもしれませんが、、、。また同様にノベッロや国産新酒の造り方についても簡単で結構です、ご教授くださいませんか。
どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ワインビジネスに従事しています。

ご質問にまじめにお答えしようとするとすごく長くなってしまうので、多少乱暴でも簡潔にまとめますと次のようになります。

>早造りをするのなら、そんなやり方より、機械的に搾った方が早いと思うのですが。
このご指摘はしごくもっともです。確かに「搾る」という一点にだけフォーカスすると、機械にぶちこんでしまった方が短い時間で量は取れます。ですが、MC法を行う一番の利点は、「タンニンが少なく、渋みや苦みも少ないが色は十分に濃い赤ワインができる」ということです。これが機械ではなかなか難しいのです。なぜならプレス器にかけると、色素だけでなく皮についているタンニンまでもしっかりと搾りとる可能性が非常に高くなるからです。

>ノベッロの造り方
MC法を採用しているところが多いですが、ボジョレとは違って品種が多岐にわたるので、人工的にCO2を加えているワイナリーもあります。

>国産新酒の造り方
フランスやイタリアなどの新酒と大きく違うのが、甘口と辛口両方があることです。この甘口に使われるのは食用ぶどうである、デラウエアや巨峰といった品種で、収穫期がワイン用品種よりも早いのと、色素を抽出する必要がないので、先に出来上がります。
そのあと、MC法や人工的にCO2を加えてつくる甲州やマスカット・ベーリー・Aを使った新酒が出てきます。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!