No.3ベストアンサー
- 回答日時:
七転び八起きは新字体の当て字で、中国の故事は、本来「七顛八起」と書きます。
「顛」は、ころぶのではなく、ゴロゴロころがる。「話の顛末」なんかに使われますね。
「七顛八起」はころんで起き上がって、でなく、将棋のように裏表交互にひっくりかえること。
「七転八起」と「七転八倒」とペアで、「顛」が教科書に載らなくなって、いつの間にか意味が微妙に変わってしまったのです。
そもそも「七転八倒」も正しくは「七顛八倒」であり、慣用自体もゴロゴロもんどり打っている様子ですし、
「転」って漢字自体、「自転車」「回転」みたいな円運動を繰り返す動きであり、本来、たおれたり、けつまづいたり、ころぶって意味を持ちません。
本来意味が違った漢字が、当て字によって「ころがる」と「ころぶ」が一緒になってしまっているのです。
七とか八は縁起のいい数字でしかないのですが、表から七回ひっくり返った八回目は表を向くという意味。
この回答への補足
中国では七と八が縁起がいいんですか。顛は、裏表にひっくり返るっていう事ですね。
>>「七転八起」と「七転八倒」とペアで、「顛」が教科書に載らなくなって、いつの間にか意味が微妙に変わってしまったのです。
元は意味が違うんですね。
勉強になります。ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
心理学かな、脳科学かな、「マジカルナンバー7」という言葉があるそうです。
人間というのは、7つまでは割と苦も無く覚えられるのに、8つとなるとなぜか突然覚えられなくなるそうです。これは世界中の追実験でも明らかになっています。例えば「品川300、か4567」というと覚えられると思うのですが、「品川5001、み9876」となると不思議とチトややこしく感じます。
だから「世界七不思議」なんていいますよね。一週間も7日、音楽も1オクターブは7音階。なんと中国の音楽も7音階なんだそうですよ。
その一方、日本では八が神聖な数字であるといわれてきました。末広がりとして縁起がいい数字としていただけではなく、八咫鏡や幸運を運ぶといわれて日本サッカー協会のイメージキャラクターに使われている三本足のカラスも三本足なのになぜかヤタガラスと呼ばれます。本当は七股なのにヤマタノオロチといいます。八咫鏡やヤタガラスやヤマタノオロチは中国から漢字が伝わる前からいわれていたと思うので、これは多分なんですが、八を末広がりというほうが後付けなんじゃないかなと思います。そういえば、富士山の形もなんだか八っぽい。
方位は東西南北の四方向にその中間の四方向の計八方向が収まりがいいですよね。日本では八が「完全な数字」あるいは「沢山の象徴」だったそうです。
もしかしたら、マジカルナンバー7の影響で「7までは覚えられるけど8は覚えられないから7を越える数字である8以上は(もう覚えきれないから)沢山だ」かもしれないですね。
「覚えられる限度の数字である7と、もう覚えられない8との組み合わせ」だからある種の神聖な組み合わせとされたのではないでしょうか。5と6の組み合わせも、9と10の組み合わせもないわけですよね。
「覚えきれる程度の最大数に転び、どんなに転んでも覚えられないほど立ち直ることをイメージした前向きな言葉なのだ」というのは、今私が思いつきでいっただけです。
思いつき:一神教の神様が、モーセを通じて人間に与えたのが「十戒」です。マジカルナンバー7を越えてるからどうしても人間は覚えきれない。一方、人間を堕落させる罪は「七つの大罪」。罪は覚えられちゃうからやっちゃうけど、戒めは覚えきれないのでどうしても実行できないのだ。なんてね。
この回答への補足
>>日本では八が「完全な数字」あるいは「沢山の象徴」だったそうです。
八方塞りや、数学の∞(無限大)も8に似てますよね。
「沢山」の象徴はそこから来てる気がします。
八方塞りで数えるのには限界があるのか、もしくは、無限大の数で数えられなくなるのか、
7と8は、不思議な数字ですね。
>>例えば「品川300、か4567」というと覚えられると思うのですが、「品川5001、み9876」となると不思議とチトややこしく感じます。
私は、いつも、その数の計算問題でつまづいてます。
No.2
- 回答日時:
人間は、生まれた時にはまだ立っていません。
そのため、まず立つところから始めると考えると起き上がりは、プラス1回です。
「七転び八起き」となります。
http://www.sukiwa.net/otsu/otsubbs/news/2009/030 …
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